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2023年7月10日 抗IL13抗体レブリキズマブは、アトピー性皮膚炎に有効か?

■ ブログで公開した内容の深掘りです。

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アトピー性皮膚炎に対する生物学的製剤が増えていくことが予想されている。

■ 急速にアトピー性皮膚炎の病態が解明され、それぞれの経路を抑える薬剤が次々と開発されてきています。


Facheris P, Jeffery J, Del Duca E, Guttman-Yassky E. The translational revolution in atopic dermatitis: the paradigm shift from pathogenesis to treatment. Cellular & Molecular Immunology 2023; 20:448-74.

■ その中でも、IL-4Rα抗体であるデュピルマブは、IL-4とIL13を同時に阻害することから、アトピー性皮膚炎に有用な全身治療薬として2018年からひろく使用されるようになりました。

■ しかし、 アレルギー性の炎症を司るTh2経路だけでもさまざまなルートが有り舞う。
■ 同じIL-4Rα抗体だけでなく、IL-4抗体、IL-13抗体、IL-5抗体、TSLP抗体、OX40L抗体、OX40抗体などが開発中、もしくは検討されています。

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