牛乳によるアナフィラキシーの再発率、重篤なアナフィラキシーの発生率は?|2024年2月18日
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世界的に増加中、牛乳アレルギーによるリスク
■ 牛乳アレルギーは、日本だけでなく、海外でも増えており、とくに重症のアナフィラキシーの原因としてナッツよりも増えているのではという報告もあります。
■ 先進国における1歳児の牛乳アレルギーの有病率、つまりこの年齢でアレルギーを持っている子どもの割合は0.5%から3%と報告されています。
Flom JD, Sicherer SH. Epidemiology of Cow's Milk allergy. Nutrients. 2019; 11(5):1051.
■ 日本でも、食物アレルギーの頻度としては第2位です。
■ 牛乳が原因で起こる小児の致死的アナフィラキシー、つまり命に関わるアレルギー反応の発生率は、100人の子どもを1年間追跡したときに0.0016回から0.15回発生すると推定されています。
■ また、小児でアナフィラキシーが再発する割合は、100人・年当たり6.6回から90回とされ、食べる乳製品の量やアレルギーの一般的な発生率などによって異なるとされます。
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noteでは、ブログでは書いていない「まとめ記事」が中心でしたが、最近は出典に基づかない気晴らしの文も書き散らかしています(^^; この記事よかった! ちょっとサポートしてやろう! という反応があると小躍りします😊