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私にとっての「サスティナブル」の意味

こんにちは。小林佳奈です。

今日は、私が「サスティナブル」を意識するようになったきっかけを振返りながら、私にとってのサスティナブルとは?をお伝えしていければと思います。

ー「サスティナブル」とは?

サスティナブルは、直訳すると「持続できる(weblio英和辞典)」という意味を持っています。

近年、「サスティナブル」という言葉をよく耳にするようになりましたが、そこでは、「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」を意味して使われていることが多いです。

1980年代頃から国連を中心に、持続可能な発展(Sustainable development)が課題として取り上げられるようになり、世界単位での持続可能な社会への取り組みに関する報告書や行動計画が次々と発表されました。

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ー「サスティナブル」を意識するようになったきっかけ

1980年、90年代から持続可能な開発に向けて、様々な環境問題等にも注目が集まるようになりました。

時代の流れ的にも、地球環境問題をテーマにした情報番組も増え、私の耳にも自然と入ってくるようになり、自然と興味を持つようになったことを今でも覚えています。
私の地元は工業地帯であり、子供のころから土壌汚染等の環境問題について学ぶ機会が多かったことに加え、海や山の自然あふれる場所に家族で行くことが多かったため、興味がわきやすい環境にいたことも影響しているかもしれません。

ただ、当時の環境問題に対するイメージは、自然を守るために「汚染しない」「ごみを拾う」「ボランティア」といった、『自然を汚すものを取り除く』『慈善活動』というあまり前向きではないイメージの方が私の中で先行していました。

そんな私のイメージを、ガラリと変えたのが、2005年に開催された万博「愛・地球博」で見た長久手日本館のパビリオンだったのです。

ー「サスティナブル」の意味を肌で体感した『愛・地球博』

長久手日本館を見たときの印象は、「おしゃれ」「心地いい」。
竹をメインにしたデザインはとてもスタイリッシュで、かつ、その場にいて心地よさを感じる空間だったのです。
それに加えて、地球環境にもいいってとってもいいじゃん!と思ったのを今でも覚えています。

画像2引用)http://home.owari.ne.jp/~katsu92/expo2005/expo-pavilion0.htm 

◎長久手日本館パビリオンについて
いま、建築の分野では、環境を考えたさまざまな研究や開発が進められています。長久手日本館はそんな新しい環境技術がぎっしりつまっています。館内の電力は100%新エネルギーを使用。熱負荷を低減する竹ケージやコクマザサによる壁面緑化、「打ち水」のように冷却効果を生み出す光触媒鋼板屋根、竹繊維の吸音・断熱材そして自然に還る素材のバイオマスプラスチックなどを活用して、館内の空調負荷を低減、省エネルギーをはかります。また間伐材の有効利用をめざすとともに、自然に還る素材を積極的に使用しています。(引用:http://www.expo2005.or.jp/jp/C0/C3/C3.6/C3.6.2/index.html)

これまで人類が成長させてきた技術開発により地球環境は汚染され問題になっているものの、この技術開発をさらに進めることによってさらに「おしゃれに」「人にとっても地球にとっても心地いい」社会を創っていけるんだ、という未来への可能性を感じました。

環境問題に取り組むことは、マイナスをゼロにする活動はなく、マイナスからプラスに繋げていける活動であると認識したのです。

その時から、「サスティナブルとは、人間が進化させてきた技術や文化を否定することではなく、人にとっても地球にとっても心地よく、持続可能な環境を創ることである」と自分の中で考えるようになりました。

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母に誘われてたまたま行った愛・地球博での出会いが、こんな風に自分の人生の価値観を形成するきっかけになるとは思ってもいませんでした。

人生いつどこでどんな出会いが待っているか分からないものですね。

つづく。





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