ロシアのバンド"Little Big"が有名になってほしくて。

突然だが、皆さんは"Little Big"というロシアのバンドをご存じだろうか。恐らく知っている方はほとんどいないだろう。

日本語版wikipediaも一応あるが、説明が二行しかない。歌詞の和訳も全然出てこない。つまり日本においてはマイナーなバンドなんだろう。多分。

とりあえず、彼らを知らない貴方に見てほしい動画がある。私が初めて見た彼らのMVである。

…いやマジか、サムネの時点でやな予感はしていたけれども。不謹慎を煮詰めて蒸留したかのようなMV。そしてやたら良い曲。

そう、やたらいい曲…。

私、英語もロシア語もよくわかんないけれども、あっという間にこのMVに心を奪われてしまった。

そして彼らのチャンネルを漁ってみて気づく。

こいつら、変な曲ばっかり作ってんな(誉め言葉)

具体的にどんな曲か。

・ひたすら「俺の×××はデカい」って言うだけの曲

・「いや、俺酔ってないし、マジで」っていうだけの曲

・オバマとプーチンが殴り合う曲

・壮大なCM

その他もろもろ。確かにこんなの、日本の音楽番組では流せない。そりゃ知らないよね。

けれども私が感動したのは、

アメリカとかイギリスとか、その辺の国の洋楽ならまだしも、最近流行ってるロシアの曲なんて、この不謹慎蒸留酒アルコール分90%みたいなMVが無ければ聴いてみようなんて思わなかった。

これはロシアの曲がマイナーだとか言っているわけじゃなくて、きっと日本国内で流行っている邦楽も海外では全く知られていないってのはザラにある訳で。

言葉も文化も違う国の人にどうやって音楽のアプローチをかけるか、どうやって知ってもらうのか。その壁を見事にぶち破ってきたこのLittle Bigというバンドが私は滅茶苦茶好きなのだ。

だから、この記事を読んで少しでも気になったらぜひ彼らのチャンネルを観てみてほしい。よろしく頼むぜ。

(以下、英語版wikiのなんちゃって和訳)

Little Big とは、2013年サンクトペテルブルグで結成されたロシアのレイブバンドである。イリヤ・プルーシキン、セルゲイ・ゴック・マカロヴ、ソーニャ・タユルスカヤ、アントン・ブー・リソフにより構成され、元メンバーにオリンピア・イヴレヴァがいる。
※レイブとは、ダンス音楽を一晩中流す大規模音楽イベントのこと。要するに大きめのクラブみたいなもの。

2013年4月1日にデビューし、1stMVとなる「Every day I’m drinking(毎日飲んでるぜ)」をリリースした。2013年6月2日、クラブA2にて、ラップグループ「Die Antwoord.」のオープニングとして初めて一般公開された。

ヨーロッパ、ロシア、北米のツアーを行った。「この音楽はとても需要があるんだね。俺たちは1ペニーの投資もしていない。ビデオを撮っただけなのにヨーロッパで知られるようになったよ」イリヤ・プルーシキンはUTVインタビューで語った。

2015年12月19日、バンドはセカンドアルバム「Funeral Rave.(葬式レイブ)」をリリース。これはロシアのiTunesチャートで2015年52週8位にランクインした。

2016年5月21日、「Give Me Your Money(金くれ)」と「Big Dick(デカ××)」のPVがベルリンMVアワード2016を受賞。Big DickはMost Trashy(まじでくだらんで賞)、そしてGive me your moneyはベストパフォーマー賞3位に選ばれた。5000万回以上再生されたBig DickのMVは、全部下ネタ暗喩のオンパレードで表現されている。

「俺たちは、みんなに自分のありのままの人生を見せたいだけ。国も政府も彼らが考えているほど重要じゃない。自分が望むものは自分で何とかなる」
イリヤ・プルーシキンはNoiseyのインタビューにて、バンドの目的についてこう語った。


2018年4月、オリンピアがバンドを抜けることを決める。

リトルビッグは2018年10月6日にリリースした「Skibidi(スキビディ)」にて、ビジュアル的成功を収める。このMVはスキビディチャレンジ(MVの特徴的なダンスを踊る)として人気になった。



(英語版wikiより)


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