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「好き」が秘密の花園になってしまうことについて自問自答

 インスタの宣伝で出てきたMax&Coというブランドのバッグに、パッと目を奪われた。花畑みたいな総柄に、絶妙なピンクの持ち手がなんともなんとも可愛い……!

これです!!
持ち手のピンクが好きな色すぎます😍

 しかし、今はわりかしきれいめお姉さん風のフェミニンスタイルで安定しているので、ここまでカラフル&個性派バッグちゃんは絶対出番がない。お迎えしたい衝動を理性でグッと抑える。
 はぁ、しかし本当に素敵なバッグ……。

 実はこの手の激しい一目惚れ、これが初めてではない。数年前、被る勇気もないのにとりあえずお迎えしてしまったBarairo no Boshiのチューリップハットのことを思い出した。

これ。
ね、気が狂うほど可愛いでしょ?見つけたらデザインに敬意を表して買っちゃうでしょ…!?!?😭🙏🏻💓✨
🎀🗽

なんか、このバッグと帽子、持ってる雰囲気が似てないか…?!

 というわけで、めっちゃ今更だけど、改めて「好き」を言語化してみることにした。

概念「陽光と生命を感じるお花畑」

 深い緑、暖かい濃いピンク、オレンジ。
 暖かみが重要、そして比較的濃い色が良い。
 黄色、紫、黄緑も好きだけど、メインカラーというより、マルチカラーの中にぽつぽついてほしい。

 生命力が満ちていて、たくさんのお花が元気に育つような感じ。ポカポカしたお日様、栄養たっぷりの柔らかい湿った土…蝶々もてんとう虫も、なんならイモムシもモグラもいるような。🦋🐞🐛

 計算し尽くされて生けられた切花や、リボンで装飾された花束も素敵なんだけど、美しさのためだけに人為的に摘まれてしまったところが、なんとなく窮屈で…。やっぱり、お花畑の方がホッとする。好き。

 絵画も、マティスみたいに暖かい色をたくさん使った絵が好き。🖼️

キーワードでいうと、無垢、自然体、無加工、爛漫。

具体的に好きなブランド

1.CHILD WOMAN

2. bulle de savon

どちらのAMBIDEX内のブランド。全てのものが可愛すぎて、オンラインサイト見てると胸が苦しくなる……。


 しかし、このバッグと帽子といい、大好きブランドのお洋服といい…
 可愛すぎて買っちゃうんだけど、実際に身に纏って出かけるのは、すごくすごく、すごぉぉぉーーーーく、抵抗感があるのです。。

“好き”なのにすごい抵抗感があるの、なぁぜなぁぜ?

うーん、なんでだろう。
めちゃくちゃ好きだけど、お洒落だと思えないというか…いや!私はめちゃくちゃおしゃれだと思っている。こんな帽子被ってこんなバッグ持ってる人、街で見かけたら目が釘付けになっちゃうよ!!「何あの可愛い人、、!!何してる人なんだろう!?!?」って。

でも、他の人からは、この可愛さは理解ってもらえなさそう、って思ってる。

「もういい大人なのに、そのテの格好はヤバい」
「あっ、チョット変わった人なんだな……
😅(察し)」

って思われそう……。

で、それ言ってくる人って誰よ?

…。
世の、全ての男性たち…………。

(ハーイ突然顔を見せた男性不信ちゃん)🫢

 例え勇気を出してこれらのアイテムを装着したとて、運悪く洗練コンサバ美女が横に並んでこようものなら…。
 勝手に比較しちゃって、居た堪れなくなって、泣きながらその場を走り去ると思う。
 そう、好きを突き詰めた格好では、私は自信を持って外を出歩くことができない…。

わーこれめっっっちゃ他人軸だ…!ヤバいよヤバいよ〜〜(心の出川さん登場)

 改めて、二大好きブランドのコンセプトを読んでみた。

いつもあるものを 今っぽく
当たり前を 味わう服
都市生活の中での 自然体
心の中にある 永遠の少女性

チャイルド ウーマン
大人らしさと子供らしさの両面性

CHILD WOMAN 公式HP

女性、誰もが
ふっと子供の頃を思い出し
少女のような気持ちに戻れる服。

bulle de savon = シャボン玉の事
石鹸の泡とか、
においなど、
懐かしい感じ。

bulle de savon公式HP

いずれのブランドにも「少女」「子供」というキーワードが登場している。大人の女性が、自分の原点・ピュアな少女時代を忘れないための、普遍的な自分を見失わないための、洋服なんだ…。最初に紹介したカバンと帽子から想起される「陽光と生命を感じるお花畑」も、正に幼い少女が登場するのにぴったりの場所だもんね。(なんならマティスも、ピカソに「こんな子供の落書きみたいな絵が描けるなんて!!」って絶賛された(笑)画家だもんね。えーめっちゃ伏線回収感!、)

 つまり私の“好き”は、そもそも「もういい歳の大人なら、大人らしくあるべき」という思想とは相入れないんだわ。
 ああ〜〜。こう思うと、男性から不評そうだなーという理由も納得っす。💡男性って結局、自分を包み許してくれる“お母さん”が好きだから、“少女”は求めてないのよ。この話はまたどっかでしたい。😆笑

 さて、これらを踏まえてですね。

私、子供・少女時代のことを、折に触れて思い出したり、大切に心の中に温めておきたいと思ってるのカナ⁉️⁉️😅💦

いや、全く。
むしろ思い出したくない……。

だって私の子供時代って、“いい娘”“いい孫”“いい生徒”のハリボテだもん。中身の生身の私は、ずっとずっと苦しかったもの。
大人になって、やっとハリボテを剥ぎ捨てて、今ようやく幸せになりつつあるんだもの。大人サイコーーーー!!よ、本当💎🙏🏻

 では、何故少女性の強いものが好きなのか?

自分にはなかった“懐かしむべき”“無垢で幸せな”少女時代への憧れもあるのかなぁ。それか、両親や親戚とのしがらみも完全に克服・解消したわけではないから、まだ心の奥底では「パパやママに喜ばれるいい娘でいたい」と思っている部分があるのかもしれない。思い出すもなにも、今なお精神的に子供説。爆


ゼェハァ。
「好き」の因数分解、軽い気持ちで始めたけど思ったより複雑だった。でもなんか私の中で答えが出た気がする。とにかく、私の「好き」は「なりたい」とは真逆を向いてるから、マイクローゼットに「好き」100%のものを仲間入りさせるのは違うんだなって分かった!

つづく🫶

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