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ブランド喧嘩問題 その3(完)


その1、その2を読んで細かいことにガタガタ五月蠅いな、という方は今回もっと細かくなるので、続きは自己判断でどうぞ。

日本ランニング協会認定ランニングインストラクターの資格をもち、フルマラソンPB 2:49:01というガチ中のガチのランナーでもあるBEAMSの牧野英明さん。ランニングメディアでも紹介されることが多い昨今のランニングブームのキーパーソンでもあります。いろんなギアを丁寧に紹介されているので、ブログやインスタも参考にさせてもらっています。

これは完全に自分の考えなのですが、シューズとソックスのブランドがちぐはぐになるのがとても気になります、特に大手スポーツブランド同士はタブーとさえ思ってて。
なので最近はもっぱらソックス専業ブランドのものを履いています。
STANCE、injinji、drymax、sockwellなど、ブランドいろいろいまも履いているのですが、なんだかんだで個人的に一番よく履いているのがFeetures @feetures.jp 。

その牧野さんが、シューズとソックスについてちょっと前にインスタにポストしていました。僕も最近はふくらはぎの下くらいまでくるクルーソックスばかり履いていて、ロゴがシューズと喧嘩するのが気になっていたので参考になりました。しかしシューズの数凄い。

FEETURESももちろんよいですが、自分が気に入っているシューズと喧嘩しないソックスはTABIOのランニング用のメリノソックスです。

グッと締め付ける履き心地もよいしメリノウールの消臭効果があるのもうれしいです。ランニング用のソックス安くはないですが、耐久性がとても高く数年がんがん走ってもヘタレないので、元は取れるかと思います。

話し変わって。

シューズとソックスやウェアもそうですが、ブランド同士の相性もあります。例えばPATAGONIAとNORTH FACE、アウトドアの定番ブランドで僕もどちらも所有していますが、わざわざ一緒に着なくてもよいかなと思っていました。同じ考えの方も多いのではないでしょうか。

そしてアウトドア業界に詳しい人ならザ・ノース・フェイスの創業者ダグ・トンプキンスの命日であることを知っているでしょう。若き日の彼とパタゴニアの創業者イヴォン・シュイナード、友人のリック・リッジウェイは、南米大陸のパタゴニアへと遠征。この遠征は後年映画にもなりましたが、大自然の魅力に取り憑かれ、ダグはザ・ノース・フェイスを、イヴォンはパタゴニアを創業し、ともにアウトドア業界をリードする存在となりますが、友人としての交流も続いたこともあって、アメリカのアウトドアマンたちは、この二つのブランドを一緒にコーディネートすることに躊躇がない。

その2でも紹介したRunners Pulse編集長南井正弘さんがブログで、アメリカのアウトドアショップでPATAGONIAのショーツにNORTH FACEの半袖シャツを勧められたエピーソードを書かれていました。スタッフからパタゴニア遠征のストーリーを説明されて、それ以来2つのブランドをコーディネートするようになったそうです。

こういうバックボーン大好物でいつか誰かに、「PATAGONIAとNORTH FACE喧嘩してるだろ?」と突っ込まれた時にこの話しができるように、ちょこちょこ2つのブランドを喧嘩させて着るようにしています。もちろんまだその機会は一度も訪れていませんが。

パタゴニアとザ・ノース・フェイスの創業者であるイヴォン・シュイナードとダグラス・トンプキンスが若き日に体験した人生最高の旅を、冒険家ジェフ・ジョンソンが追体験した映画はこちら。


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