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COMMON / A BEAUTIFUL REVOLUTION (Pt 1)

ヒップホップアーティストとしてはもちろん俳優としても超一流のCOMMONもずっと好きなアーティスト。THE LIGHTの収録されたLIKE WATER FOR CHOCOLATEやGO!の収録されたBEなんかはいまでもよく聴きます。

現在デジタル配信されている新作A BEAUTIFUL REVOLUTIONはロバート・グラスパー(key)やカリーム・リギンス(Ds)など今を時めくジャズ~ヒップホップ系のアーティストによるバンドとのコラボレーション。

いつもスチャダラパーのことばかりで恐縮ですが、コストパフォーマンスという生バンドを率いてライブをしていてそれがいつも最高だし、このCOMMONの新作にも参加しているブラック・ソートも参加しているTHE ROOTSなどヒップホップ・バンドも好きなのでこの路線は大歓迎。ジャズはもちろんですが、ワールドミュージックというか無国籍な雰囲気もありQUANTICの近作が好きな人にもおすすめです。

COMMONはこのアルバムを「人種的不公平やその他の社会的不公平に解決しようとしているリスナーを高揚させ、癒し、鼓舞する」ことを意図した音楽だと話し、アメリカ大統領選挙直前に急遽リリースしました。そのためLPなどのフィジカルリリースは来年2月とちょっぴり先になります。予約をしている他のショップより1000円ほど安かったので早速ゾンアマで注文しておきました。ジャケも素晴らしいので楽しみです。

バンドメンバーはもちろんスティーヴィー・ワンダーやレニー・クラヴィッツなどコラボ相手も豪華なのですが、中でも耳に残ったのはほぼ全編でデュエットをしている女性シンガーPJの可憐な歌声でした。恥ずかしながらこのPJのこと知らなかったのですが、2016年にRAREというアルバムを、ほかにもEPを多数リリースしていました。こういうフィジカルリリースのない配信のみのアーティストはスルーしがちで、ちょっと反省しています。

同じ16年にリリースされたNONAMEのTELEFONEにも通じるような歌心溢れるヒップホップですが、クールなNONAMEのラップに対してこちらはもっとチャーミングな歌声で、ちょっぴりインディーポップさもありとても気に入りました。COMMONのアルバムと合わせて繰り返し聞いているところです。

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