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リスタートを切る音楽

ひと息吸い込んだ空気が冷んやりしていて、どこか頭の奥の方がスッキリする、そんな季節になりましたね。4月から始まった何かも、折り返し地点を過ぎ、ようやく慣れてきたり、また一旦の区切りを付ける方もいるのではないでしょうか。

終わりはまた、何かの始まりでもあって… 。今は華やかではなくても、また静かに次の芽を育む。そんなリスタートを切る人の背中を優しく後押ししてくれる楽曲をご紹介したいと思います。



Maggie Rogers  “Burning”

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まずは僕の2019年ベストアルバム最有力候補、マギー・ロジャースのこの曲から。静けさからモヤが立ち昇って、原始の記憶を呼び起こすようなビートが鳴り始める。頭は冴え、心は落ち着いているのに、少しずつこの身を揺らしたくなってくる。

民族的なテイストを入れながらも、決して土臭くなり過ぎない。それでいて広大な包容力で、エモーショナルに語りかけてくる彼女の歌声は本当に素晴らしいと思います。疲れを癒しながら、それと同時に次へと進みたくなるパワーをチャージしてくれる素敵な楽曲です。




New Order  “Ceremony”

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僕が世界で一番好きなバンド、ニュー・オーダーの名曲。映画『マリー・アントワネット』で使われたことでも有名ですね。シンプルでありながら、甘美と力強さを備えたロマンティックな曲調に、いつ聴いても胸躍らされてしまいます。

「スタート」と「孤独」はいつも背中合わせで、心細い中を恐る恐る、でも無我夢中で進む。そんな勇気を祝福してくれるような、もし転んでしまっても、またここに戻って来ればいい、と微笑んでくれるようなこの曲が大好きです。



Buffalo Daughter  “Daisy”

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最後はバッファロー・ドーターで。人生で事あるごとに、なぜか聴き返したくなり、中々プレイリストから外せないこの曲。少しの気怠さと満たされた幸せが込み上げてきます。

「割と常にみんなでワイワイしていたい」というより、「1日の終わりには1人きりになって、物思いにふけりたい」という人にオススメしたい曲です。素顔になって自分自身を見つめ直すとき、ほのかな安らぎを感じることはないですか。残響する音に身を委ね、心地良く1日を終えることができたなら、他に何もいらない、なんて僕は思ってしまいます。



いかがでしたでしょうか?リスタートの前には当然終わりがあった訳で、決して良いことばかりではなかったかもしれません。でもそこから、また一歩踏み出そうとする人間の姿は、本当に美しいなと思ったりするわけです。誰が見ていなくても、僕は応援していますよ。ボチボチがんばっていきましょう✨☺️👍🏻

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