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切なくて特別なクリスマスにする音楽

はや12月に突入。何事もギリギリに間に合わせたものはどこか身の丈に合っておらず、ちょっとぎこちなかったりするので、余裕を持ってご用意を!と、いうわけで今回は少し早めのクリスマスソングのご提案をしたいと思います。



Tracey Thorn  “Joy”

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僕が世界で一番好きな女性シンガー、トレイシー・ソーンのクリスマス・アルバムからこの曲を。友だち→仲間→恋人→パートナー→子供→家族と、「大切な人」という存在は、年齢を重ねる毎に確実に移り変わっていくなぁ、と実感するこの頃。クリスマスって、その時一番一緒にいたい誰かが分かる日でもありますよね。

最愛の人が誰であろうと、自分以外の誰かを大切に思える日ってそんなにないわけで、やっぱりそんな時こそ素直になりたいなと思うのです。何か知らないうちに自分を覆っていた衣が、ポロポロと剥がれ落ちていくような気持ちにさせてくれる優しい楽曲です。



Kanye West  “Heard Em Say”

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続いてカニエ・ウエストです。マルーン5アダムとの掛け合いが最高に美しいこの曲は、特にクリスマスソングというわけではないのですが、控えめながらキラキラしたサウンドと切ないメロディ・ラインがいかにもって感じで、胸がキュンキュン締め付けられます。

神様は信じないけど、サンタクロースは信じてる。そんな子供だった僕は、父や母からサンタさんの正体をバラされても、しばらくはその言葉を信じませんでした。いや、もしかしたらどこかにいるんじゃ… なんて今でも実はちょっと思ってたり。そんなときめきをフラッシュバックさせてくれる、最高にロマンティックな楽曲です。



The Zombies  “The Way I Feel Inside”

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続いてゾンビーズのこの曲を。クリスマスって楽しい記憶ばかりじゃなくって、切なくて悲しいこともたくさんありました。そもそも一緒に過ごしたい人と一緒に居られること自体が難しかったりしますしね。

この曲は「あの人と一緒になれたら、絶対一緒に聴くんだ」とか「もう一度あの頃に戻れたら… 」みたいなセンチメンタルな思い出が詰まった一曲です。ハッピーなだけじゃない、どこか紆余曲折して、がんばって、それでも思うように行かなかった、そんな日々を思い起こさせてくれます。



Fairground Attraction  “Perfect ”

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最後は「まぁ、それもこれも含めてさ、これでいいのかもよ」と、前向きにさせてくれるフェアグラウンド・アトラクションの名曲で。この曲はシンプルで音数も少ないのに、いつ聴いてもどこか華があるように感じます。

繊細でありながら力強さも感じさせるエディ・リーダーの声は、いつも弱気になりそうな僕を励ましてくれます。「こんなんでいいのかな… 」と心細く思うことも、全部さらけ出しちゃえば意外と温かいリアクションが返ってきたりして。寒い季節にジンワリ温かみを与えてくれる、本当に素敵な楽曲です。



いかがでしたでしょうか。「ザッツ・パーリー・ナーイ♪」な音楽はちょっと自分的に無理があるので、かなり大人しめのセレクトになっています。ただ胸にキュンとくるポイントはある楽曲だと思うので、うまく楽しい楽曲の合間に差し込んで頂けるといいかなと思います。


ではでは、よい夜を✨👋🏻

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