福山桃歌

ひろしまうまれひろしまそだちのおおさかぐらし 短歌と都々逸を詠んでいます ポルノグラフ…

福山桃歌

ひろしまうまれひろしまそだちのおおさかぐらし 短歌と都々逸を詠んでいます ポルノグラフィティが好きすぎてつらい 家族は夫と娘(8)と息子(6)(とてもかわいい)

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  • #一日一短歌

    Twitterで毎日一首ずつ詠んでる短歌をまとめて日記を添えています 時々連作を詠んだりする

  • わたしのこころをうたにして

    いろんなところで詠んだ短歌の連作をまとめています テーマはその時どきでばらっばら

  • ポルノグラフィティとわたし

    銀河一一生だいすきなポルノグラフィティのことについて書いた記事です だいぶこじらせている

  • 短歌読もうぜ

    好きな歌集や短歌を挙げて、なんで好きなのかって理由をつらつらと述べていきます 評というほど高尚じゃないけど、感想よりも一歩前へいきたい

最近の記事

#一日一短歌 2023年2月

2/2 僕からは遠い紛争地の子どもたちの視線で重い資料集  公民科って科目は、どうしても世界の諸問題に向き合わなくちゃいけないから、そういう単元を扱うときは気が重いし、なんなら教材もなんもかんも全部重い。 2/3 終わらないものなどないのまっさらな砂噛むここが最後の浜辺  終わらないのに最後なの?って即詠だから一首の中で矛盾してることも時々ある。 2/3 遠くには行けないと知りつつ眠る郊外行きの通勤特急  「通勤特急」という区分の電車には乗ってなかったけどね。 2/6 

    • #一日一短歌 2023年1月分

       厄年のスタート!しんどいことばっかりあったひと月だった。厄年のせいにしたくないけど、厄年のせいにしないとやってられなかったな。 1/7 素揚げしたエビの頭はあの夏の水族館の味がしたんだ  2023年初短歌がおそらくこれ。水族館味すぎてびっくりした。 1/7 おもむろに切り開かれて三枚に下ろされつくしたアジの面持ち  地元に帰るといろんな魚に出会うから、つい魚を詠んじゃう。 1/7 おかあさん 泣かないでおかあさん まだ子どものわたしが泣いているから  実家に帰ると何ら

      • #一日一短歌 2022年12月分

         クリスマスが好きだ。プレゼントを選んだり、家を飾ったり、ごちそうの準備をしたりするのは、幸せの象徴みたいで楽しい。クリスマスに向けてなんとなくふわふわしていく街の景色も好きだ。  そんなクリスマスへのカウントダウンができるアドベントカレンダーも大好きだ。これまではポケモンセンターで販売されていたお菓子のアドベントカレンダーを買っていたけど、昨年はSAVONのアドベントカレンダーが欲しかった。ただ、普通にいいお値段する。   ↑参考に今年の。今年のも素敵だわ。  これは

        • 高橋優の #推し短歌 を詠む

           「お前が2023年に出会ったアーティストでいちばん衝撃を受けたのは誰だ?!」と背中に銃を突きつけられたら、両手を高く挙げて「高橋優です!!!!」と叫ぶ。ライヴってすごい、これまでほとんど聴いてこなかったアーティストの曲がこんなにぶっ刺さっちゃうんだから。  今年3月に両国国技館で開催されたTOKYO GUITAR JAMBOREEの1日目、大好きなポルノグラフィティの岡野昭仁さんがひとりで出演するってんでひとり日帰りで行ってきた。いろんなアーティストが舞台に立つタイプのラ

        #一日一短歌 2023年2月

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        • #一日一短歌
          15本
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        記事

          SPY×FAMILYの #推し短歌 を詠む

           「今いちばん続きが楽しみな漫画は何だ!?」と背中に銃を突きつけられたら、両手を高く挙げて「SPY×FAMILYです!!」と叫ぶほどには毎週更新を楽しみにしている。残念ながら現在は月1連載になってしまっているが、この10月からアニメの新シーズンが始まったので、そのさびしさも少し解消されているところだ。  もはやわたしが説明せずとも多くの人がご存じと思うが、主人公は凄腕敏腕スパイ<黄昏>、彼が精神科医ロイド=フォージャーとして任務のためかりそめの家族を演じることで物語は進んで

          SPY×FAMILYの #推し短歌 を詠む

          ポルノグラフィティの #推し短歌 を詠む

           「お前の推しは何だ?!」と背中に拳銃を突きつけられて問われたら、両手を高く挙げながら「ポルノグラフィティです!!」と叫ぶような、そういう人生をもう24年ほど送っている。塾帰りの深夜にぼんやり眺めたバラエティ番組のエンディングで彼らのデビュー曲『アポロ』を聴いたときから、ずっとポルノグラフィティの音楽が好きだ。  ずっと同じ熱量で好きだったか(推していたか)と問われれば、胸を張ってイエスとは言えない。高校生の頃は別のアーティストが好きだったし、ヒットチャートのど真ん中にいる

          ポルノグラフィティの #推し短歌 を詠む

          #一日一短歌 2022年11月分

          11/2 迷わずにいられるようにその声を抱いて歩いた乗り換えの駅  通勤中はずっと音楽を聴いている。周りの音が聴こえないので、逆に迷ったり間違えたりしてしまう。 11/3 すごくありふれた種にも仕掛けにも気づかずいてよ恋に落ちてよ  「すごく」要らなかったな。即詠なのでそういうこともある。 11/3 帰りたい場所になりたい きみにしか見えないまるい月になりたい  夜道も煌々ときみだけを照らしていたい。 11/4 小説のページをめくるように恋 落ちれば風が吹きつけてくる

          #一日一短歌 2022年11月分

          #一日一短歌 2022年10月分

          10/4 少し遅れたんだけど、長女が8歳になったことについて短歌を詠んだ。 10/7 軽やかに飛び立てそうなハルカスの古いつばさがいとおしくあり  あべのハルカスの片方はウイング館って名前なんだけど、建物のつくりがいかにも昔の百貨店てかんじで懐かしさを感じる。段差が多くて歩きにくいんだこれが。 10/9 すごい雨 きみが笑えば曇天も澄みわたる青だったはずだよ  すごい雨だった日の歌です。 10/9 横顔がブレーキランプに照らされる 変身前の一瞬の赤  前の車のブレーキラ

          #一日一短歌 2022年10月分

          【お風呂で短歌読もうぜ #1】「イマジナシオン」(toron*)、「オールアラウンドユー」(木下龍也)、「渡辺のわたし」(斉藤斎藤)

           ふと思い立って、お風呂で歌集を読んでみた。  ぬるめのお湯に半身を浸しながら、ぼんやりした湯気と読む短歌は、いつも以上にひとつひとつの歌が沁みてくる。ぶっちゃけ、歌集ってどこでどんな心持ちで読めばいいのかいまいちわからないままだったから、自分にとっての最適解を見つけた気がする。  ページをめくる音、ふせんを剥がす音、好きな歌のそばに貼りつける音、静かな浴室に響いて、ASMRみたいだと思う。あまりの心地よさにうっかり眠ってしまったこともあった(当然、歌集はタオルに包んで死

          【お風呂で短歌読もうぜ #1】「イマジナシオン」(toron*)、「オールアラウンドユー」(木下龍也)、「渡辺のわたし」(斉藤斎藤)

          #一日一短歌 2022年9月分

          9/1 小さめの石をいくつか積む きみが死なない今日であってほしくて  一年で一番子どもの自殺が多い日だという。きれいごとかもしれないけど、悲しい気持ちになることから少しでも遠ざかってほしいと思った。 9/2 生ぬるい世界の風に満たされて止まらぬ汗を拭えもせずに  9月の大阪はまだ真夏なんよ…… 9/3 ぬばたまの闇を歌って 狂気すらあなたに頭を垂れる眷属  ポルノグラフィティの闇曲(メビウスとかFade awayとか鉄槌とか)大好きなのでもっと歌ってください、という短歌

          #一日一短歌 2022年9月分

          【短歌】4人でいちごつみ

           もっともっと短歌が詠みてえ~!!というわたしのツイッターでの何気ないつぶやきに、千原こはぎさんが「いちごつみをしてみない?」と声をかけてくださり、こはぎさんの呼びかけによって六浦筆の助さん・御糸さちさんの4人でいちごつみをすることになったのが昨年の11月のこと。  4人で100首、のんびりといちごつみをした4か月間。どんな言葉を摘むか、どんな言葉が摘まれるか、わくわくしながら過ごしたとても楽しい日々でした。自分以外の3人の最新作がコンスタントに読めるのも嬉しかったですね…

          【短歌】4人でいちごつみ

          #一日一短歌 2022年8月分

          8/1 暴きたいきみの裏側この夜をひっくり返せば来ない朝焼け  オセロみたいに簡単に何もかもひっくり返ればいいのにね。 8/2 夏を剥く 甘酸っぱさがはじけ飛ぶ きみの素肌に触れる甘さだ  夏の恋のイメージ、みかんとかはっさくの剥いたときの匂いなんだけど、それらの旬って冬だよな。 8/3 恋を抱く夜のわたしに触れないでこの熱が今だけのものでも  好きだなあ、って気持ちが増幅されるのはやっぱり昼より夜なんだよね、不思議なことに。 8/4 感情が溶け出す音を聴いているきみが

          #一日一短歌 2022年8月分

          #一日一短歌 2022年7月分

          7/1 誤魔化せるくらいの恋だきみのことすきじゃないって夏、熱が出る  夏は恋の季節だねえ…… 7/4 またひとつ生きる理由を与えられ延長戦にぬるぬる進む  たぶん推しに何か動きがあった日とかだったのでは。推しに生かされている。 7/4 胸を張る 夢も希望も薄らいだ世界できみをすきになったから  夫と出会ってなかったらたぶん結婚も子育てもしてなかったと思う。夫を好きになったことは、わたしの人生の最大の幸運だった。その幸運を掴んだ自分を誇りに思う。 7/4 死は救済だから

          #一日一短歌 2022年7月分

          #一日一短歌 2022年6月分

          6/1 晴れ渡らないまま揺れる感情を恋と名づける 夏がはじまる  じわじわじめじめ忍び寄ってくる夏に、せめてもの区切りを設けたい。 6/2 シャンパンの泡は真珠で途切れないものなどないと思い知らされる  しゅわしゅわしてるのを見るの好き。 6/3 世界ならきっと変わるよ肉体は脆く飛び散り要らなくなって  早く授業もアバターで受けられるようになるといいよね、とよく生徒と話す。肉体が要らなくなる日はもう近いんだろう。 6/7 くたびれたわたしを映すマルーンの丁寧に磨かれた側

          #一日一短歌 2022年6月分

          #一日一短歌 2022年5月分

          5/1 美しく咲けない花も花 曲がりくねった茎のたくましきこと  地元の農園に初夏の花を見に行った。自然の中の花々は多様性にあふれていて、この年になってもその美しさに驚く。 5/3 滲まないインクの青はゆるぎなく 神はわたしの中だけにいる  親戚が宗教の勧誘をしてくる。こんな頑強な意志を持つ人間ではなく、もっと人生や世の中に不安を抱く人にその崇高な教えを伝えてあげてくださいってかんじ。 5/5 ふるさとはベトナム料理屋が増えてわたしは異国に取り残される  でもそんなベトナ

          #一日一短歌 2022年5月分

          #一日一短歌 2022年4月分

           新年度の忙しさにかまけていたら数日分の辻褄合わせができなかったので、1首足りなかった……無念 4/2 ちょうどいい嘘を探してまだきみに求めてもらいたかっただけなの  エイプリルフールだったので、嘘をテーマに。 4/2 全身をくまなく撫でていくようにきみへの愛をことばにするね  比喩の使い方とても難しい。直情的な人間なので。 4/4 太陽を宿したように咲くきみの桜に会いにここまで来たよ  因島には「岡野昭仁が植樹した桜」があるんだけど、この春に初めて見に行った。この日は

          #一日一短歌 2022年4月分