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東京農大×Peach 香りを届けるプロジェクト Vol.2_220519_MMB Day1

PEACH SHOP ONLINE店長です。

複数回リモートでのワークショップを経て、遂に現地へ向かうことに。
今回から女満別編です。

東京農業大学オホーツクキャンパスの学生さん達と再会する前日に
女満別・網走に入り、今回の商品のコンセプトや現地の空気を感じ取るために先生から事前に伺った場所を色々めぐることに。


・夜になると星がきれいだという能取岬
・学生たちが生活しているエリア
・学生たちがよくBBQをする海岸
・ハマナスが咲く原生花園(今はシーズンではないが)
・オホーツク流氷館

 
などなど。オホーツクの流氷と網走監獄しか知らない私にはどれも新鮮。

女満別空港を出た頃は、すでに夕暮れムード。
天気が曇りだったのもあって、すでにうっすら陰りが出ている。
車を走らせると(走らせてもらった、が正解だが)
両脇に細長い針葉樹が生い茂り、ところどころに広大な農地や湖。
曇りなのに緑がまぶしかった。

この林道の後ろには網走湖が広がる


言葉にするのが難しいけど、
曇った空、夕日の美しさ + 湿気のない乾いた空気に包まれて、
なんともいえない切ない雰囲気。

ふとよぎったのは過去に出張で行ったポーランドの小さな田舎町。
あの町もずっと曇っていて針葉樹林と作物が刈り取られたあとの裸地が続いていた。
人気のない感じ、ずっと続く一本道もなんだか近いものを感じた。
英語も片言しか通じないし、ポーランド語も読めなくて、自分がどこに連れていかれるかわからない不安な気持ちが強く印象的に残っている。
 
そんなことを思いながら到着した能取岬。
(途中で野生のシカに出くわす。レンタカーの注意書きにあったけど本当にいた。)
 

能取岬


日が陰り始めた岬はただただ広く、人もほとんどいない。
ひんやりとかわいた空気に広がるただただ広い草原。
そして草原の先に広がるネイビーのオホーツクの海、水平線。
灯台がぽつんと1つ。広がるうすいブルーグレーの空。
雲のすきまから差す優しい太陽の光。
なんだか映画のラストシーンにありそうな雰囲気。

冬になると一面流氷で覆われるオホーツクの海

なんだかどれもすごく印象的で目に映るものをひたすらiPhoneで撮った。
学生さんたちの言う「寂しさ」の空気をなんとなく感じた気がした。

無言で思い思いに写真を撮るメンバー

次に向かったのは原生花園駅。
網走駅からひたすら車をまっすぐ走らせて向かう。 

この湿原エリアは3月のプレゼンで聞いた「ハマナス」が咲く場所。
残念ながらオフシーズンで咲いていなかったが、代わりに無数のたんぽぽが生えていた。

にしても網走に来てこんなにたんぽぽを見るとは思わなかった。
さっきの岬にも 宿泊先前の道路脇にも無数のたんぽぽ、更には大きなつくしまで生えていた


日が大分沈み、
さっきよりも低いブルーグレーの空からオレンジの光がさす。
光に包まれた湿原地帯と細く長く続く遊歩道
たんぽぽが作る黄色と白のモザイク
木造の無人駅
電車のこない線路
 
なんだか異世界のような幻想的な風景だった。

湿原地帯
原生花園駅の傍の線路


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