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華金はTSUTAYAに通った青春時代

TSUTAYAは私の青春そのものだった。


高校の頃、月曜から金曜日まで毎日部活があった。朝は早く起きて学校に行き、部活をして、帰ってご飯を食べて宿題をしたりする一週間。
そんな中で金曜日は私にとっての華金だった。

私の華金は、TSUTAYAに行き、DVDを何本も借りて、金土日と巣篭もりしてひたすら一人DVD鑑賞会をするための準備日だった。

一時間か二時間、なにを借りようか〜、どれくらい借りようか〜と悩んで居座る時もあった。

おっ、こんなのもあったんだ
とか
新しいの出てる!今度借りようかな
とか
パッケージを見ているだけで楽しかった。

それに伴って私は映画ノートを書いていた。
TSUTAYAで借りた映画だとか、
映画館で見た映画と半券を
ノートに貼ったり書いたり記録して。

今やfilmarks という映画記録アプリがあって
それに記録することで、自分が見た映画だとか
興味があるものだったりとかフォローしている友人達と交流だってできるらしい。

私はちょっとまだそのアプリには手を出せていない。なんだかノートに記録する方が好きで、今でもそんなアナログな方法で記録している。

高校の時と変わったことといえば、TSUTAYAに通わなくなったことだ。通わなくなった代わりに、Netflixやら、Amazonプライムやらにお世話になっている。

通信登録制のストリーミングサービスは、
本当に便利で、
品揃えも多いし、
なんてたって家で見れてしまう。

月額千円くらいで見放題で、
あ、これいいな
とか思った映画は保存だってできるし、
クリック一つで映画の世界に入り込めてしまう。

だけど
便利だけど
楽しいけど
問題もないけど

やっぱりTSUTAYAっていいなあ
と、久しぶりに訪れて思った。

映画は選ぶ時間も楽しかったのだと
気付かされ、
パッケージを見ることでこれはこうゆう映画なのだろうかああゆう映画なのだろうかと
思いを馳せ、
そうやって選ぶ映画をウキウキしながら家に帰って観る。

なくならないで欲しいなあ

たまに行きたくなるから
私の青春が詰まったTSUTAYAがこれから先もなくならないといいなあと願う

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