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プレゼン6、あと、久しぶりに冷たいそばとヨーグルト

昨日の食事はさっぱり系。つまり体調があんまよくなかったんだなあと、今ならわかる。昨夜は帰るなり気絶。途中で化粧落としてまたぶっ倒れて寝て、起きたら8時。プレゼンべた貼りでお茶を濁す毎日。

で、面接行った話からですね。行ったら医療職の資格を持っている人材が欲しかったって、二次面接が役員面接で即採用。後から考えると、クライアントへのアピールに使いたかったんだろうなと。でも、当然ながら検査技師として採用されたわけじゃないです。あくまでシステムエンジニア。入社して二か月間はプログラミング言語を仕込まれて、6月になったらすぐ「出張行ってくれ」って、いきなり関西、和歌山に飛ばされました。ホテルあてがわれて、近くの病院まで毎朝歩いて出勤。病院のサーバー室に待機して、電子カルテのシステムが動かないとかトラブルがあった時にかけつけてどうにかするのが仕事。一番多いのは電源ケーブルが抜けたってやつでね、床に這いつくばってコンセント探して差し込むわけです。スーツですよ勿論。一回医者にケツ撫でられた時は叫びましたけど、私の方が怒られましたよ、患者さんいるんだから騒ぐなって。
毎日毎日ずーっと病院とホテルの往復。病院の裏に小さなスーパーがあって、そこで鯖寿司買ってホテルで食べる毎日。後半は自棄になってホテルの部屋で自炊してました。コーヒーサーバーでお湯沸かせるんで、ゆでたまご作ったり、じゃがいもゆでたり。休みは日曜だけで、それもホテルに待機で、病院から呼ばれたら駆けつけなくちゃならない。一度だけ待機なしの日があって、電車乗ってクジラ食べに行きました。で、二か月缶詰で、帰れるかと思ったら「今度は奈良」って。和歌山はまだ海のそばのリゾートっぽいホテルだったんですけど、奈良はなんか古いビジネスホテルで、妙な虫は出るし仕事は相変わらず、「立ち上げられない」「止まった」「理想通り動かない」って医者に怒られること。一応奈良の方が都会でスーパーには行けましたけど、さすがに精神的に疲れてきて、自炊する気にはならなかったです。一度どうしてもお寿司が食べたくて回転ずし屋に入ってサーモンを頼んだら、オニオンスライスとマヨネーズがこってりかかってきてあれは泣きました。以降、海のない県の寿司屋には行かないことにしています。滋賀でも一度も行ったことはないですが、今は流通がもっとよくなったのでマシでしょうかね。
で、奈良にも二か月、「次は大阪行ってくれ」いい加減嫌になって、とにかく一度札幌に戻りたいって言ったら戻してもらえましたけど、今度は2000年問題対策の仕事に回されました。2000年問題って知ってますか? 幾つかあるんですが、ものすごくざっくり説明すると、コンピュータで日付を表す時に、西暦の下2けたを使って00年ってやると、2000年と1900年の区別がつかないですよね。それで2000年になったらコンピュータが誤作動するんじゃないかと世の中がちょっとしたパニックになった問題です。詳しくは、お父さんお母さんお知り合いがSEやっているという方に聞いてください。ちょうど私が入社したあたりはその2000年問題のせいで、猫も杓子も、文学部で源氏物語やってましたとか、理学部でカビの研究してましたとか、全然コンピュータの勉強なんかしていない学生も大量にSEとして採用されたわけです。
私だって卒論のテーマは「セロトニン」ですからね。詳しく話すと苦手な人がいるんでボカしますが、ラットに抗精神病薬を投与して、脳内の物質の分泌をHPLC、高速液体クロマトグラフィーってやつで測定してました。
(続)

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