今日はあの山へ #10|紅葉スポット 評議原ハイキングと牡龍籠山・草戸山登山(神奈川県/東京都)
※本記事は過去(2021年11月26日)の記録になります。今年(2022年)以降の紅葉の参考になればと思いアップします。
神奈川県相模原市緑区・城山湖の近くに評議原(ひょうぎっぱら)というモミジ林の小さな広場があります。小松ハイキングコースという50分ほどのゆるやかなトレイルの途中にある評議原は、11月下旬頃になると木々が色鮮やかに紅葉し、訪れる人を魅了します。
評議原の近くには龍籠山(たつごやま)展望台があり、天気が良ければ橋本や横浜などの街並みを見渡せます。
今回の行程
今回は円林寺前バス停から小松ハイキングコースに入り評議原(神奈川県相模原市)へ。その後は龍籠山展望台を経由して牡龍籠山(おたつごやま 345m)へ行き、城山湖の縁を通って草戸山(東京都町田市)へ登り、高尾山口駅(東京都八王子市)に降りるコースです。
相原駅〜円林寺前バス停〜小松ハイキングコース入口
JR横浜線・相原駅西口から神奈中バスに乗り円林寺前バス停で下車。徒歩10分ほどで小松ハイキングコースの入口に到着です。詳しい道順は写真をご覧ください。
小松ハイキングコース入口〜寄り道(小松城跡)〜評議原
小松ハイキングコースはとてもゆるやかで歩きやすい道です。途中に小松城跡への分岐があったので寄り道してみると、城跡には小さな祠が立っていました。30分ほど歩いて鮮やかに色付いた木々が目に飛び込んできたら、評議原はすぐそこです。
鮮やかな紅葉広がる評議原
評議原一帯は赤・黄・橙の鮮やかな色に包まれていました。規模こそ小さいものの見事な紅葉です。あまりの美しさに到着した人は皆「うわぁ〜!」と歓声をあげて喜んでいました。
評議原という名前は「戦国時代に豊臣秀吉勢に攻められた小松城・津久井城・片倉城の武士がこの地で降伏するかどうかを話し合い(=評議)したこと」が由来とされています。こんなに鮮やかな紅葉を見ながら落城について話し合っていたら悲しすぎる……と思いましたが、話し合いが行われたのは初夏だったそうです。
評議原〜龍籠山展望台〜牡龍籠山(おたつごやま)
評議原を後にして5分ほど進むと一旦車道に出ます。その先の急な階段を登ると金刀比羅宮があり、さらに階段を登ると龍籠山展望台です。この日はモヤっとした空気でしたが、それでも橋本の高層ビルがよく見えました。
展望台の先へ進むと鳥居があるので奥へ進み、少し登ると航空神社がありました。太平洋戦争中、このあたりに戦闘機が墜落した事から祠ができたそうです。
さらに奥へ進むとフェンスのある場所に出ます。木の上を見ると、牡龍籠山の標識がくくられていました。どうやらここが山頂のようです。フェンスの向こうを覗くと、高尾山や景信山がよく見えました。
龍籠山展望台〜城山湖〜草戸山
龍籠山展望台下の金刀比羅宮まで戻り城山湖へ。城山湖に沿って歩き進めると階段が出てきます。これを登ると10分ほどで「はなさき休憩所」というあずまやが出てきます。さらに10分ほど登れば草戸山に到着です。
草戸山〜高尾山口駅
帰りは「草戸峠・高尾駅」方面に下山します。なだらかで歩きやすかった小松ハイキングコースと違い、ここから先は"登山道"。木の根が張り出している所も多くあり、小さなアップダウンを繰り返します。10分ほどで草戸峠に到着。これを「四辻・高尾駅」方面へ進みます。北西の方向に目をやると、高尾山がよく見えました。
草戸峠から1時間5分(山と高原地図コースタイム)ほど登山道を下ると高尾駅と高尾山口駅の分岐が出てきます。これを高尾山口駅方面に進むと、ほどなくして民家の脇に出ます。あとは道標に従って3〜4分歩けば高尾山口駅に到着です。
今回かかったお金
※交通費はIC利用の場合で、新宿を起点として計算しています
行き
・新宿駅〜橋本駅(京王線):¥387
・橋本駅〜相原駅(JR横浜線):¥136
・相原駅西口バス停〜円林寺前バス停(神奈中バス):¥189
帰り
・高尾山口駅〜新宿駅(京王線):¥388
計:¥1,100
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