見出し画像

冬と春のせめぎあい2024/02/28

朝起きてほぼ閉じた目のまま燃えるゴミを捨てにいく。晴れた朝の太陽を浴びると、今日もちゃんと朝を迎えたことを体が確認。星野源のオールナイトニッポンをradikoのタイムフリーで聴く。いつもラジオをつけながら寝ているけれど、だいたい最初だけ聴いていてすぐ寝てしまうのでタイムフリーはありがたい。

昨日の夜は泣きはらしてしまったので、朝起きて鏡を見ると目が腫れていて絶望する。未来のビジョンをどう考えている?って聞かれて言葉に詰まってしまって悔しかった。未来のことが分からない、だから今わくわくすることに飛び込みたい、そう思えたことが微かな希望だった。社会の早さと自分の早さがちぐはぐしていて、説明することがむずかしい。これはわがままなのか?そうだよな…と思ったり、いやでも…と思ったりぐちゃぐちゃだ。昨日の夜は泣いたり怒ったりして涙になって、しばらく動けなかった。ネガティブとポジティブならネガティブの方が多くを占めているけれど、できるだけポジティブな気持に耳を傾けてあげたい。

大学からの友だちが声を掛けてくれて21_21 DESIGN SIGHTの企画展「もじ イメージ Graphic 展」に行く。その前に、代々木上原のふうらい坊という洋食屋さんで昼食を。メニューが多くて、何にしようか迷っている時間がたのしい。彼女には、心の底の部分を打ち明けることができる。昨日泣いたことも、これからのこともぽつぽつ話す。ほんとうにありがたい。泣いてもおいしいご飯が食べられること、泣いても次の日聞いてくれる人がいること、ぜんぶありがたい。天気も晴れで、とにかくありがたい。

21_21 DESIGN SIGHTを訪れるのは2回目だけれど、低めの平たい建物が珍しくてわくわくする。訪れるひとがみんな、じっと観察している後ろ姿を見るのがすきだ。展示を観ること、美術に触れることは、人生に意味を見いだすことからちょっと離れられる気がする。わからないことをわからないままでいること、答えがないものに救われるときだってある。
そのあと、天気が良かったのでベンチでコーヒーを飲んだ。あたたかくて上着を脱いだけどやっぱり風が冷たくて、冬と春がせめぎあっていた。春、待っているよ。

友だちが急に笑い出して、びっくりした。
「今日目が合う人、みんなにやけているの何で?笑」って言った。目が合う人みんなにやけているらしい。なんか変な格好をしているのか?顔になんか付いている?って焦ったけれどそんなことも無いはず。こうやって笑えるからだいすきだ。安心する。
にやけていた人、みんな今幸せなのかもね。それはそれで良いことだ。


すきなやつ


この記事が参加している募集

今月の振り返り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?