見出し画像

デジタルは人と人をつなぐ

先日、包括連携協定を締結した福井県あわら市でDX推進をミッションにしたICTアドバイザーに末吉さんが着任しました。

■プレスリリース
福井県あわら市初となる「地域活性化起業人」の協定を締結

末吉さんはエンジニアでもなければ、デジタルに強い訳でもない。

でも、大手外食チェーンでの店舗マネジメントや人事というキャリアを活かしたコミュニケーション能力は圧倒的に優れている方です。フィールドワークで2泊3日程度、地域で活動すれば10人くらい顔見知りの人ができていて、「地元の人ですか?」と言われてしまうくらい人とのお付き合いが大好きな方です。

そんな末吉さんにDX推進ができるのか?という疑問が生じると思うのですが、実はここがポイントなのです。

台湾のデジタル大臣のオードリータン氏は次のようなことをと様々なメディアで話をしています。

------------------------------------------
「IT」は機械と機械をつなぐ、「デジタル」は人と人をつなぐ

DXを推進する立場の皆さんの仕事は、「声を出せなかった人々に声を与え、参画を促し、多方面の人々を巻き込んでいくこと
------------------------------------------

どんなに技術に詳しい人が地方のDX推進役に着任しても、オードリータン氏が言うようなアプローチができなければ、本当にデジタルが必要な人には届かないと思います。現にそのような地域をたくさん見ています。

今回、着任する末吉さんのように「声を出せなかった人々がいる場所に自ら赴き、関係を作りにいくことができる人」が地方には圧倒的に必要なんだなと実感しています。それは行政職員にもですし、地域住民のみなさんに対してもです。

さらに、Modisには8,000人を超えるエンジニアが在籍しています。末吉さんが関係を構築したあわら市の職員、住民のみなさんとエンジニアが関わることで、地域のみなさんが実現したいことや解決したい課題に対してのアドバイスや実装の手伝いができるという点に可能性を感じます。

多様な経験やスキルを持つ方々が連携していかなればDXは推進できません。
その一つの好事例になるのではと感じます。

あわら市のみなさま、関係者のみなさま、これからどうぞよろしくお願いします!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?