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自祝生活徒然*マルベリージャムとカンパーニュ

朝の散歩で見つけた大きな桑の木。
実は、我が家の近所には結構たくさんある。

誰もがアクセスできる場所にある桑の木は枝を広げ、いっぱい実をつけていて、ボトボトと道路に落ちるままになっている。

ん〜〜〜、もったいない。

ということで、容器を手に朝の散歩に出かけ、手を真っ黒にしながら収穫。
こういう時に背が高いのはありがたい^^熟した実を次々と容器に溜めながら時々口に入れる。木に実っている果実をままにいただく内に、野生が目覚めていく。

とはいえ、少し人の目も気にはなっていたのだけど、ここらの人たちはおおらかで、

「何してるの〜?」

「桑の実食べてるんですよ〜」

「あら美味しそうねえ〜。」

「お一つどうぞ✨」

「わ〜美味しい!」

という感じ。昔からこの辺りに住む人は、子供の頃には傘を広げて、枝を叩いてボトボト落としたのをよ〜く食べたわ〜という昔話を聞かせてくれる方も。

この木が生えている施設の従業員の方も、「美味しいかい?」なんて声をかけてくれる。

「これ、ジャムにすると美味しいんですよ。」

「そりゃ、いいね〜。」

あったかいなあ。

これも、自祝期間の恵みかな。桑の実、マルベリーの木が結んでくれる軽やかな繋がり。かつて、わたしはこんなやり取りをご近所の方々とはできなかった。怒られちゃうかも、という内なる声の方がこれまでは大きかった。

朝の散歩を通して、ここに生活する人たちの空気感をより感じ、「おはようございます」と挨拶を交わすようになり、少しずつ心が通うようになって、みると、開いてなかったのはわたしの方だったと気づく。無愛想な人もいるけれど、こちらの状態がオープンであるならば、全く問題ではないということも気づいた。

SNSや日頃の活動の中で、遠く離れた人たちとのコミュニケーションが盛んな中で、自分が住む「ご近所」とのコミュニケーションする機会を随分なおざりにしてきたんだなあ。

自分がいる場所を愛し、共にいる人を愛し、そして行っていることを愛す。

フィンドホーンの創設者、ピーター・キャディの信条。コミュニティに生きるための大切な意識。#stayathomeで向こうからやってきた気づき、それは本当にシンプルなこと。笑顔であいさつ!美味しいものを分かち合うこと 笑

収穫したマルベリーは、宣言通りジャムにして、前の晩から仕込んだカンパーニュも焼き上がり、心も口元もほかほかの週末ブランチに。

暮らしがちょっとスキルアップした。



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