見出し画像

「『ケーキ、食べちゃったの?ひどい!』などと怒り、睨みつけてはいけない。『食べたかったなぁ。残念だなぁ』と伝えるのだ」

ショックでもなじらない

ケーキに限ったことではありません。

今日は仕事で滅茶苦茶頑張ったから、帰ったら自分へのご褒美に、冷蔵庫でキンキンに冷えているビールで乾杯しよう!と思って、楽しみに帰ったら家族に飲まれれていて。1本もビールがなかったらショックですよね。

ここで怒りに任せて、家族をなじっても何も解決しません。
確かに、勝手に飲んでしまった家族にも問題があったかもしれません。

でも、少し冷静になって、これから取ろうとしている行動が、自分や家族にどのような影響を与えるのか考えてみることも必要です。

意地悪でビールを飲んではいないでしょう

冷蔵庫の中のものは、名前が書いていない限り誰のものか分かりませんよね。

ビールを飲んじゃった家族も、同じようにとても大変な仕事を仕上げて、同じく自分へのご褒美のために飲んだのかもしれません。

そこに「なんでビール飲んじゃったのさ、ひどいよ!」という言葉を浴びせられたら、ひどいよ!の前には「あなた」がかかっているので、「あなたはひどいよ!」というユーメッセージになり、明らかな勇気くじきにななってしまいます。

こんな時もアイメッセージを使う

なじられた方は「悪い事しちゃったなぁ」とか「たかがビール1本くらいで大騒ぎしすぎ」とマイナスの気持ちが生まれると思います。

そんな時は「そっかぁ、『私は』ビールのみたかったなぁ。『私は』残念だなぁ」このようにアイメッセージで伝えれば、相手をなじる勇気くじきをせずに、和やかに伝えることが可能になるのです。

このように、アイメッセージで伝えれば、直接非難されていないので、飲んでしまった家族も「ゴメンゴメン、今からコンビニで買ってくるわ」とすぐに問題可決の行動を取りやすいですよね。

アンガーマネジメントを習得しよう

アンガーマネジメントを習得し、実践できるようになると、良好な人間関係が築きやすくなります。

「怒り」を発生させないようにコントロールするのではなく、発生した「怒り」をどのようにコントロールするかが、アンガーマネジメントです。

そもそも「怒り」は二次感情です。
本来は一時感情である「さみしさ」や「悔しさ」「悲しさ」が先にあり、それが相手に理解してもらえない時に「怒り」へと変わっていくのです。

「(あなたは)ひどいよ!」という二次感情で伝えるのをやめて、「(私は)飲みたかったなぁ」という一時感情でアイメッセージを伝えれば、それが勇気づけにつながるのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?