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仕事はしてもしなくてもしんどい。ストレスを軽減させる認知行動療法をしてみた。

・仕事はしてもしなくてもしんどいもの

職業の欄に、まさか自分が主婦と記入するなんて想像していなかった。
主婦といえるほど、家事もしていないし、育児もしていない。
無職と書くようにした方が良い気がしてきた。

フルタイム社員、短時間社員、パートタイム、そして無職。
経験してみて初めてそれぞれの立場を味わうが、仕事はしてもしなくてもしんどいと思う。

それが、独身だろうと子どもがいてだろうと変わらずしんどい。
「いや、子どもがいた方がしんどいよ!」というお母さんたちから声が聞こえてきそうだけど、独身の時、仕事楽勝!なんて私思ったこと無かったから。
立場変わらず仕事ってそれぞれしんどい。

だからといって、無職の現在もそれはそれでしんどい。
無職の何がしんどいかといえば、金銭的な余裕がなくなることに尽きる。
節約という言葉がこの世で一番嫌いで苦手なのにそれをしないといけない状況が毎日続いている。

仕事にいっそ出たいのだが、またスタートを切ってすぐに子どもに呼び出されたり、家庭に仕事のストレスを持ち込みそうで、足がすくむ。

・キラキラ女子見て、またしんどくなった

そんな状況の中、女性向けオンラインスクールのイベントがあって「いや、世界違うくないか」って思った。SNS見れば、感動したやなんやかんやとキラキラしたものが相次いでいて、会場と家で横になりながらダラダラ見ている者との温度差からか?
別世界っすか?と。

この登壇している人たち、そして、司会をしていたりする人たちのもれなく顔面偏差値の高さ、高学歴、元有名アイドルだったり。キラキラを絵に描いたような人たちが出ては、キラキラしてる現在について語る。
いや、なんも入ってこないっす。
嫉妬もできないほどの圧巻の違い。

「そりゃそうなるっしょ」と思ってまう。
誰でもできる!行動すればできる!みたいな雰囲気づくりが恐ろしく上手な会社だと思って性格の悪い自分がこんにちはー!!してくる。うざい、私。

とか言いながら、スクールに在籍してるとうっかり自分もキラキラできるような気がするんだけどさ、世の中そんなに甘くない。
鏡にうつった自分にびびる。

そして、気づく。
しんどい時によそのキラキラ畑見るのってしんどいと。

・キラキラの後ろ側の世界

とはいえ、実際にこのオンラインスクール卒業してバンバン仕事とってますって方とあまり出会ったことがない。少数派?って思うんだけど違うんか?
「動画1作品100円とかって、実績ないと単価が安いとか」って、コミュニティでは、そんな話が飛び交っている。

キラキラと輝いている人が前面に出てくるけど、その他大勢のたくさんの受講生も後ろに隠れている。
輝いてない、キラキラしてないのは、やはりおばさんの私だけか!!なんて思ったり凹んだりもするけど、多分そんなことない。

・認知行動療法を自分に取り入れてみる

凹んでばっかりいて地獄に落ちそうになってきたところで、子どもたちの療育でペアレント(親子)トレーニングABA認知行動療法をしたのを思い出して、やってみる。
他を見るんじゃなくてその子のできている所に目を向けるって練習するんだけど。

認知行動療法とは・・・「現実の受け取り方」や「ものの見方」を認知といいますが、認知に働きかけて、こころのストレスを軽くしていく治療法を「認知療法・認知行動療法」といいます。
認知には、何かの出来事があったときに瞬間的にうかぶ考えやイメージがあり「自動思考」と呼ばれています。
「自動思考」が生まれるとそれによって、いろいろ気持ちが動いたり行動が起こります。
ストレスに対して強いこころを育てるためには「自動思考」に気づいて、それに働きかけることが役立ちます。

認知療法活用サイトより引用

自分にも、当てはめてやってみたら、いや、私すごいじゃんと勘違い起こすレベルになる。
例えば、2ヶ月無職でなんもしてないのに、まだ、WEB入門しかできてないって思っては凹む通常仕様の私。

認知行動療法視点だと→「Photoshop触れるようになったし、目標だったWEB入門サラサラーっとだけど終わらせたしさ。目標達成できたやーん」て自分を褒めるというちょっとキモいことしてみる。そしたら、まだ、肯定的になれるよね。
という、感じ。

こうやって書き出していくと、考え方のクセが遺伝子レベルのとんだマイナス思考なんだと自分でもびっくりする。
しかーし、話によるとそれは私だけじゃなく、日本人て元々セロトニンという幸せホルモンも少ないらしい。
だから、前を向くにはちょっと見方を変えるという脳みそ変えるくらいの努力いるのね。

ほんで、行き着いた結果。

高嶺の花は見ない方が幸せだ。
あれは、人じゃない、お花だと思うと楽になる。
頑張ろうとか、何者になろうとか、あんな芸能人みたいに綺麗になるとか、より、もっと自分のできてるとこ褒めて過ごす方が平和だ。

仕事も、生き方も、無理に生きがいとか、やりがい探しをするよりも、「仕事で自分が何を得ているか」を考えてみる
要は、現実で起こっているとこに目を向けた方が幸せな時もある。

例えば、業務量に比例した賃金や休日になっているのかを冷静に判断してみるとか。
そして、その得たものをなんに使っているか考えてみる。

考えたら、私の場合、1年前血を見るように働いて貯めたお金で、1週間に1回のペースでマッサージに通って、WEBデザインのオンラインスクールに入会した。それは、自分で働いて貯めたお金と思っていたからできたこと。
今の状態では、洋服を買うのもなんだか少しだけだが、ためらう。

結論

仕事はあってもなくてもしんどい、けれど、そのしんどさが、次の未来の楽しさや生きがいに繋がっている。
そう思うと、しんどいのもそこまで悪くないのかもしれない。


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