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復職後4日目の会議で気が付いたこと

昨日までは、アメリカMBA留学について2回連続でお話しました。

この話はまだまだ先があるのですが、今日は別の話題についてお話したいので、留学の話の続きは明日以降に改めてお話しますね。

先週は、9月20日(火)に、約2か月半の長期欠勤期間を終えて新しい部署への異動と共に復職したことをお話しました。

今日は復職後2週目の初日、そして今週は、金曜日まで5日間連続勤務となります。(ただ、金曜日はプレミアムフライデーであることと、その日の夕方に歯医者の予約が入っているため、通常の終業時刻より2時間ほど早く業務を切り上げる予定です。)

先週は3日間の勤務日がありましたが、まだ正式な担当業務も決まっておらず、正直なところほとんど仕事らしい仕事をしていません。

先週3連休の前日に、部門責任者から、今日の午後に部門の週次定例会議へ出席するよう指示があり、それに引き続き担当業務について部長を交えたミーティングが設定されました。

1.週次定例会議に出席しての驚き

午後の比較的早い時間に、毎週行っている部門の定例会議に初めてオンラインで出席しました。(今日も在宅勤務です。)

すると、この部門の会議の議事進行は、部門責任者自らが行い、アジェンダ一つ一つについて、出席者全員が分かり易いように、内容をかみ砕いて説明をしてから、必要がある場合、出席している部下たちの意見を聴いていました。

「そんなの、ごく普通の会議の進め方ではないのですか?」
「この光景の何が驚きなの?」

と思われた方。
私から見たら、あなたはとても幸運な方です!

私がこの会議に参加して部門責任者と若手社員達の意見のやり取りを聴いていて、

「この部門は何と恵まれているのだろう。この会社に、こんなに平和な部署があったのか!」

と、新鮮な驚きと共に、

「まだ我が社にも誠実な人柄の上長と部下が、変な遠慮をすることなく、自由闊達に意見を言い合える場があったのだ。」

という安堵を感じました。

2.前所属部門の定例会議の雰囲気

私一人が勝手に驚き、感慨に浸っていたなど、以前私が所属していた部門の会議に参加したことのない社員達にはつゆほども想像できなかったでしょう。

前所属部門でも、週次の定例会議がありました。
こちらの部門では、司会進行を親会社から出向している入社3年目の若手社員が毎回務め、資料の投影はアシスタントが行っています。

報告は部門傘下にある各部の部長が冒頭に全体像を説明した後、各プロジェクト毎にプロジェクトマネージャーが前週からの進捗状況を順番に説明していきます。

部門長は何をしているか、というと、各説明者の説明が終わると、
・ぶっきら棒な口調で細かな突っ込みの質問を入れたり
・説明者のちょっとした言い間違いに目ざとく反応し、その矛盾点をこれ見よがしに論破したり
・前週からの進捗が思わしくないプロジェクトについて、「計画通りの工期に間に合わなかったらどうするのだ!」と、厳しく追及したり
(担当者たちは、そんなことを言われなくてもちゃんと状況を把握して、次の手は打っているのですが、それを説明する前に、自分が最初にその問題に気が付いたかのように、先回りして発言するのです。)

非常にピリピリと緊張した雰囲気を醸し出しています。

このため、発表者たちは何か指摘されると、「〇〇さんの仰る通りです。」と部門責任者の顔色ばかり窺っていて、苦痛の時間から一刻も早く解放されようという雰囲気が見て取れます。

今年7月までは、コロナ禍の影響もあり、この定例会議への参加はオンラインで良かったのですが、8月以降は会議での発表者はわざわざオフィスに出社し、対面で会議に参加するよう、部門長が提案しました。

理由は、在宅勤務の長期化でコミュニケーション不足になっているため。

とのことでした。

私は欠勤期間中、会社から貸与されたスマホでメールを見た時、この理屈を見て失笑しました。

というのも、コロナ禍になる以前、まだこの定例会議が対面形式で行われていた頃でも、この部門長がオフィス内で部下たちに気さくに話しかけることなどなく、こと私に関しては、この会社に入社し、初出勤の日ですら、直属の上長であったこの人物と対面で会ってもいませんし、同じ部署の同僚達へ紹介すらしてもらえませんでした。

そんな人間が、「コミュニケーション不足を解消しよう!」
などと自信たっぷりに「メールに書いている」のを見て、この人は、一生部下とのコミュニケーションの何たるかなど分かるはずがない。

と、見ていて哀れに思いました。

そして、この部門責任者こそが、私が適応障害になり長期欠勤となる直接的な原因となったパワハラ上司そのものです。

この人物は、私以外にもこれまでに多くの部下達に対してパワハラ行為を働き、その結果として管理職となった中途入社の社員達が何人も退職して行きました。

そんな重罪を犯しながらも、会社はこの人物の責任を問うどころか、逆に役員に昇進させてしまいました。

私は、そんな人間が高く評価される会社に失望したのでした。

ところが、今回の人事異動により配属となった部署では、前述のような健全な上司部下の関係、良好なコミュニケーションの場があったのです。

このことから、この会社の経営トップの人間達に対しては決して良い印象を持っていないものの、まだこの会社にも尊敬すべき人物が存在する。

ということをこの目で見ることができたのです。

部門責任者2人を比較すれば、どちらの人物が部下の協力を得られ、組織としてより高い目標を達成できるか。というのは言わずもがなですね。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。




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