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心療内科受診3回目

昨日は3回目の心療内科受診日だった。

今回の目的は、8月下旬時点の主治医の所見「9月〇日以降復職可能」が、復職可能日直近でも有効かを最終確認することである。

受診も流石に3回目となると、これまでの経験から、主治医がどのような対応をするかおおよそ見当がついている。

自分としては、精神状態は安定しており、このまま復職に向けた手続きが動き出すとしても気持ちが動揺したり、不安で居ても立っても居られないような状態にはならないと感じている。

診察室に入ると、主治医からは、「その後いかがですか?」と短い質問を受けた。

自分が話さなければ主治医から何か話し出す気配を感じられなかったため、自分が一方的に話しきる感じとなった。

・既に産業医と復職前の2者面談を行った事
・その結果を踏まえて産業医から人事部担当者に状況の共有がなされること
・今後3者による復職後の配属先、担当業務に関する面談が実施されること
・復職辞令が出るまでの間は自宅待機(欠勤状態継続)となること
・復職後1~2か月間は様子を見るため残業禁止措置が取られること

これらを一気に話すと、主治医は「そのような流れで良いと思います。復職後、ピースさんの状況を確認するために受診を希望されますか?」と問われた。

自分からは、復職後、また心のコンディションが悪い方に立ち返ってしまうということも考えられるため、経過観察のための再受診を希望する旨を主治医に伝えた。

今回も、これまで同様、自分が話す時間が9割、主治医は自分が話をした後の予約日時候補の提案をするだけで1割、合計10分以内で終了してしまった。

自分としては正直なところ、移動の時間も含めて、2時間もかけてわずか数分話をして終わり。というのがどうも納得できない気分である。

しかし、ポジティブに捉えれば、自分の今の状態が、ほんの数分の話で済む程度の軽症であり、経験豊富な主治医からすれば、全く深刻な状態ではない。という見立てなのであろう。

確かに、noteで適応障害や鬱と診断された方々の状況を読んでいると、自分よりもはるかに症状が重く、一度は服薬の経験があったり、継続的に服薬せざるを得ない状態の方もいらっしゃるようだ。

そう考えると、自分が服薬も不要であり、更には医師による集中的な治療も必要ない状態にあるというのは、実は幸いなことなのだろう。

復職があと数週間後に迫っているというのに、正直な所、自分がもう一度同じ職場で仕事を再開するという実感が今一つ持てない。

そこはかとない不安はあるものの、だからと言って何かそのための事前準備をしよう、という意気込みも起きず、ただ毎日が過ぎていく。

自分らしい生き方と真逆の今の会社の仕事。
熱量が上がらないのは、他人が実現したいことのための手足になってるだけでなく、他人が動いて欲しいと思う動き方を求められるからだ。

その動きが、「自分がこうあるべき」と考えることと折り合わなければ、どうしたって衝突するし、この組織では、大抵の場合は自分が折れることを強いられる。

会社の健康管理制度面は最先端の考え方を取り入れているのだろうが、その制度を利用する立場の社員は、十分にその恩恵を享受することなく会社を去っていく。

制度面の優秀さを帳消しにしても足りないほどのマイナスを与え続ける会社。それでも、去った人間の数と同じ数だけの新しい人間が即座に入ってくる。

この超有名企業の名前の裏に、救いようもない闇の世界があることを知らずに、また今日も未来の犠牲者が入社する。



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