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【52歳から自分らしく生きるために】向いてない管理職のポジションを手放す

アラフィフ責任世代の皆さん、日曜日はどのように過ごされましたか?

今日もお仕事だった方、大変お疲れ様でした。

月曜日の憂鬱・・・

明日は月曜日、会社員の方は、また一週間の仕事が始まりますね。
月曜日の事を考えると・・・

  • あ~あ、また明日から、時間内はトイレにも行けないほど隙間なく会議の予定を詰め込まれて、自分の仕事は時間外にならないと手を付けられない・・・。

  • 先週も結局、部下が作成した資料のレビューを何件もお願いされて、自分のタスクを全く進められないまま夜も遅くなって棚上げ状態。提出期限も近いのに・・・。

  • そう言えば、他部門からの対応依頼が来てたっけ。部下も皆忙しそうだし、何となく頼みにくいから、仕方ないけど自分で片づけるしかないか。

そんな風に、溜まった仕事が思うように進まないイライラや焦燥感を思い出して、憂鬱になっていませんか?

実はこれ、私が中間管理職だった頃、毎週のように味わっていた感覚です。

他人の評価を恐れ、頼れない

私は忙しくても、誰かに助けを求めることが非常に苦手な性格です。

それは、もし私が同僚や部下にサポートをお願いしたとして、もしそれに対して嫌な顔をされたり、断られたらどうしよう。という不安が頭をよぎり、その気まずい雰囲気に晒される自分を想像してしまうためです。

また、上司から指示が来ると、どんなにタイトな期限であっても、

「できません。」

と言えませんでした。

それは、もし指示を断ったら、上司からどんな風に思われるだろうか?

「あいつは自分の指示を断った。」とか、「この程度の指示にも応えられない程度の能力なのか。」と、悪い評価を受けることを極端に恐れていたためです。

しかし、仕事をお願いしてくる相手は何人もいて、例え彼らが1件ずつの依頼をしてきたとしても、それが10人になれば、10件の依頼を捌かねばならない訳で、同僚や部下に頼みにくい、と言って全て自分だけで処理をするなど、土台無理な話なんですよね。

流石に10件は極端な話としても、やはり自分が管理者であれば、部下には適切な量の業務を指示することを求められますし、仕事を受ける側の部下としても、自分の上司が主要な仕事をやってしまっては、本人の経験蓄積の機会が得られず、むしろ、

「なぜもっと仕事をさせてくれないんだ。」

と不満を抱かれてしまうかもしれません。

私は結局、他人の事を気にして変に気を遣っているつもりでも、気を遣われる側は、

「ピースさんは私が忙しいから気を遣って仕事を肩代わりしてくれてありがたい。」

などとは思っていないかもしれません。

今は冷静になって振り返っているから、このようなもっともらしいことを書いていますが、当時渦中にいた私には、そのような思考をする精神的な余裕もありませんでした。

逆境から、自分に合う環境を得る

この例のように、他人から悪い評価を受けることを極度に恐れる、という事以外に、難しいプロジェクトを任せられた重責に耐えられなかったことや、上司のパワハラなど、複合的な理由で、精神的に追い込まれて管理職から、直属の部下を持たない専門職に職位を変更してもらいました。

私は今でも、もし部下を持つラインの管理職を打診されたとしても、自分の性格上、人に依頼がすることが非常に苦手なため、管理職になることを辞退すると思います。

30代の頃、今とは別の会社に在籍していた頃は、私もまだ若く、人並みに出世欲もあり、同期のライバル達に出世レースで負けたくない!とギラギラしていました。

しかし、52歳の今は、もうあの頃のような、「偉くなりたい!」という考えは持っていません。

私は、「出世を諦めた」、ということよりもむしろ、出世することに魅力を感じなくなったのです。

管理職というポジションを担う人材に、自分は向いていないと思いますし、人を使うよりも、一人で何かに集中して作業をすることが楽しいのです。

幸い、今のポジションでは、自分に適していると思う内容と性質を持つ仕事を出来るようになっているため、当面は(ずっとこの会社に居続ける気はありませんが)遣り甲斐を持って仕事が出来ると考えています。

現在の自分のポジションを得るために、これまで2回、会社を辞める一歩手前まで精神的に追い込まれました。また、過労で腰を患い、手術を受けて2か月間仕事から離れる経験もしました。(腰については、手術後2年近く経過していますが、未だに腰や脚の痛みが出ます)。

今の会社には、決して安くない勉強料を払いましたが、その結果自分が暫定的に在籍するための、以前よりも働きやすい環境を手に入れました。

あなたも、今会社で追い込まれている状況下に置かれているのであれば、私のように不可逆的な身体的ダメージを受ける前に、自分の資質や適性に見合う居場所を得るために、舵を切ることを考えてみるのは如何でしょうか?

あなたの今の辛い状況が一日も早く解消され、心穏やかに毎日を過ごせますように。


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