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【53歳から自分らしく生きるために】会社の中に悩みを相談できる相手がいない場合の対処法5選

アラフィフ責任世代のあなたへ

今日は土曜日、私の会社は休日です。
あなたの会社はどうですか?

もし今日もお仕事でしたら、本当にお疲れ様です。

  • 職場の人間関係が辛く、誰かに愚痴を聞いて欲しい。

  • 責任の重い仕事を任せられたり、処理しきれないほどの業務量で精神的に参っている。

  • でも、会社に誰も相談できる人がいない。

あなたは日々、そんな悩みを抱えていませんか?
頭の中に悩みが渦巻いて、悶々とした状態で毎日仕事をするのは辛いですよね。

今日は、そんなあなたのために、職場の人間関係や仕事に関する悩みを相談する方法を5つご紹介したいと思います。


職場の人間関係や仕事に関する悩みを相談する方法5選

1.家族や友人に相談する

職場の悩みを会社の人に相談出来ない場合、まずはあなたの性格や考え方の癖などを良く知っている、最も身近な家族(パートナーや両親)や、心を開いて話が出来る友人がいれば、そのような人達に相談する方法があります。

家族や友人は、あなたの会社での仕事や人間関係について具体的な状況を知っている訳ではないですが、心の内を吐露出来る信頼関係があれば、親身になって話を聴いてくれたり、共感してくれると思います。

2.上司に相談する

「会社の中で相談できる人がいないというのに、何故上司に相談するの?」

と思うかもしれません。でも、ちょっと待ってください。これまでも、何度も上司には相談したけれど、全く取り合ってくれなかった、というなら話は別ですが、もしあなたが、普段上司に相談したことがないのに、自分の中だけで、

「どうせ上司になんか話しても無駄!」

と諦めているのなら、それはあなたの単なる思い込みかもしれません。

私も上司の立場を経験したことがあるのですが、例え部下の様子が気になっていても、上司自身も日々の業務に追われていて、常にその人の事だけを見てはいられないこともあります。

ですが、部下であるあなたから相談を持ちかけられれば、「今何か悩んでいるんだな。」と上司も認識できますし、話を聴いた上で対処方法を一緒に考えてくれるかもしれません。

3.心理カウンセラーや産業医に相談する

あなたの会社に健康管理室や、心理カウンセラーによるカウンセリングを受けられる福利厚生制度がある場合、心理カウンセラーや産業医に相談する方法があります。

このようなシステムは会社の労務・人事部門とも連携しています。

職場での悩みを抱えて精神的に追い詰められている場合は、まず心理カウンセラーによるカウンセリングを受ける方法があります。

そこでは悩みをしっかり聞いて貰った上でアドバイスをもらえたり、安全衛生上より踏み込んだ措置を取る必要がある場合には、産業医との面談を勧めてくれることもあります。

産業医との面談の結果、社外の心療内科の受診や就労面の配慮が必要となる場合は、労務・人事部門に産業医から拘束力のある指示が下されることもあります。

4.愚痴聴きサービスを利用する

会社に産業医や心理カウンセラーのシステムがない場合、一般的なサービスとして、愚痴聴きサービスを利用する方法があります。

このサービスは、対面で悩みを傾聴してくれたり、電話相談、メール、チャットなど、様々な方法で愚痴を聞いてくれるものです。

価格についてはサービスを提供する会社や個人によって様々ですが、例えば「知識・スキル・経験」といった得意を売り買いできるスキルマーケットとしてCMなどでも有名なココナラでは、1分100円~といったお手頃なサービスを提要している個人の方もいます。

兎に角、だれでもいいから愚痴を聞いて欲しい!という場合には、お財布にも優しいので試してみるのも良いかもしれません。

一方、専門家によるカウンセリングまで実施するサービスですと、1回50分5,000円など、やや高額の料金設定のものもあります。

5.自分の悩みを言語化する

この方法は、前述の4つの方法とは異なり、相談する相手が見つからない場合に自分一人でも出来る対処法です。

言語化とは、頭の中だけで考えていたことを、紙に書いてみる、またはパソコンで文字にして視覚的に見える化する、ということです。

悩みを兎に角、恰好や体裁などお構いなしに、感情のまま書き出してみると、それを自分の目が視覚的に捉え、自分が何を考えているのかを、もう一人の自分が俯瞰することが出来ます。

すると、頭の中でもやもやしていたものを整理することができます。

自分がどんな問題で悩んでいるのかが明らかになれば、それを解決するための方法をインターネットで検索したり、その問題について取り扱っている本を読む、といったアクションを自ら選択することができます。

悩んでいる時って、どうしても頭の中だけで物事を考えてしまい、それが堂々巡りして余計に不安が大きくなったり、問題を難しくしてしまうものですよね。

私の経験談

私もかつてはまさに職場の人間関係や仕事の悩みを抱え、適用障害と診断され2022年7月から9月まで2か月の長期欠勤、その後、降格、減給、配置転換を経て今に至ります。

その間、家族(妻、両親)にも悩みを打ち明けたり、愚痴を聞いて貰いました。ただ、毎日のように会社や上司の文句を妻に吐き出していると、次第に妻の方も先々のことに不安を覚えるようになったため、無制限に心の内を解き放つことは難しかったのが実情です。

上司への相談については、前の上司がそもそも私の悩みの根源で、その人物からのパワハラが原因で心が壊れてしまったので、相談は出来ませんでした。しかし、配置転換となった後の今の上司は、幸いなことに、何か問題があればいつでも相談に乗って頂ける方です。

心理カウンセラー、産業医については、実は私の実体験に基づき書いたものです。私が適応障害と診断され、人事的措置を経て今の会社に居続けられているのは、会社の福利厚生制度として、心理カウンセラーによるカウンセリング制度が整っていたためです。

そこでのカウンセリングによって、私の心の状態が放置できないところまで来ていると判断され、産業医への面談をアドバイスされました。

産業医との面談では、当時の職場で自分が置かれた状況と、心の状態を包み隠さず話すことで気持ちが楽になったこと、産業医からは、「一刻も早く休みを取って仕事から離れること、心療内科を受診し、診断書を受領すること」などを指示されました。

愚痴聴きサービスについて、私はまだお金を払って一般のサービスを受けたことはないのですが、是非体験したいと思っているものです。身近な人だからこそ、なかなか話せない悩みってありますよね。それが第三者であれば、むしろしがらみがないために話せる、ということもあると思います。

そして最後に、自分の悩みを言語化する。というもの。
これはまさに私がこれまでnoteでやってきたことです。
noteを始めたのは、それこそ私が適応障害と診断され、長期欠勤中の頃。

当時は人のために何か自分が出来ることがないか、などと考える余裕はなく、ただただ、日々自分の苦しみを吐き出す毎日でした。

本当に、ネガティブな内容で、こんなものを他人の目に晒してもいいのか?と思うほどでした。

更にはnoteの記事にもならないような、自分だけしか見ない、会社や上司、同僚に対する怒りや不満、将来のことに対する不安など、思いつくとノートに書きなぐっていました。

それが、今気が付くと、前向きなことを書けるようになっている自分が居ました。1年3か月前の自分には想像もできないことです。

今は、将来こうしたい、という目標と期限を紙に書き、机の横の壁に貼って毎日見て、その目標を達成するために今何をしなければならないかが頭の中で湧いてくるので、またそれを紙に書いてみる・・・

本を読んで、心に響く言葉を見つけたら、すぐに紙に書いて壁に張って毎日目に入るようにする。

言語化は自分だけで行っても十分効用があると思いますが、それを発信すると、より効果が上がると思います。それは、公に宣言することで、自分に対してプレッシャーをかけると、モチベーションが上がる、と言われているからです。

今日は、会社の中に悩みを相談できる相手がいない場合の対処法を5つご紹介しました。

何かの参考になれば幸いです。

【参考(もし興味があれば読んでみてください)】

何故頭の中だけで物事を考えていると、いつまでたってもモヤモヤが解消しないのか?これは、人間の短期記憶の容量の限界にも起因しているようです。

ミズーリ大学の心理学者、ネルソン・コーワン氏が2001年に発表した「マジカルナンバー4」という論文によると、人間の短期記憶の容量限界は「3〜5個のチャンク」である、とのことです。

※チャンクとは、大きな塊、ぶつ切り、大量(の)、などの意味を持つ英単語で、IT分野では、大きなデータを分割して制御情報を付加したひとまとまりの断片などのことを指します。(出典:IT用語辞典 e-Words)

Miller (1956) は、人は短期記憶 (STM) タスクで約 7 つのチャンクを記憶できるという証拠を要約しました。 ただし、この数値は実際の容量制限というよりも、大まかな見積もりや修辞的な手段として意味されています。 その後、より正確な容量制限があるが、それはわずか 3 ~ 5 チャンクであると示唆する人もいます。
(原文)
Miller (1956) summarized evidence that people can remember about seven chunks in short-term memory (STM) tasks. However, that number was meant more as a rough estimate and a rhetorical device than as a real capacity limit. Others have since suggested that there is a more precise capacity limit, but that it is only three to five chunks.

(中略)
平均約 4 チャンクに及ぶ単一の中心的な容量制限が、他の容量制限のないソースとともに関係しています。
(原文)
A single, central capacity limit averaging about four chunks is implicated along with other, noncapacity-limited sources.

Nelson Cowan (2001), 
The magical number 4 in short-term memory: A reconsideration of mental storage capacity

簡単に言えば、人は頭の中だけで物事を考えようとしても、一度に4つ程度のことしか扱えないので、考えがまとまらない。ということですね。


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