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【平和ビジネスへの道】#21 さわる時計 Bradley

こんばんは!かほりです。

私は母親の作る卵納豆ご飯が大好きです。母親はそこまで料理が得意な方ではないのですが、とにかく腕力が半端ないためこの世で一番ふわふわの卵納豆を作ることができます。そのふわふわの状態でいるのは2-3分の間なので、ほかほかのご飯にかけて急いでかきこむのが至福です。

さて、今日はさわる時計Bradleyについてご紹介します。


■抱えている問題

視覚障害者は時間を、腕時計の針を触ること、もしくは聴くことによって確かめる。

しかし、会議・授業中は音声で時間を確かめることができなかったり、針を直接何度も触ることによって時間が徐々にずれてしまったりするという問題があった。(こんな形↓)

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■着眼点

見える人も見えない人も同様につけたくなるような、かっこいいデザインの時計を作れないか?


■解決策

従来の針をなくし、時針と秒針をボールで表す時計を作った。

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この時計は、内側にあるボールが時針、外側にあるボールが秒針の役割をしています。ボールは中の磁石と連動しており、たとえ触ることでズレたとしても、磁力に引き寄せられ正確な時間に戻ります。

スタイリッシュでおしゃれな見た目なので、見える人からの注文も多く、私も夫にプレゼントしました。

最近時計離れという言葉もありますが、おしゃれ且つ触って時間を知るという新しい価値はちょっとワクワクさせてくれるプロダクトです。

おしゃれなだけじゃない。見える人にもメリットが

これの何がいいって、長い打ち合わせや会議中、時間が気になるけど、あからさまに時計を見るのも感じが悪いかな…なんてことを気にしがちな人には、テーブル・机の下で触って時間が確認できます。

暗いところでも同様に、視覚に頼らずとも触覚で時間がわかります。さわって時間がわかるというのは、意外とメリットが多いのですね。

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この商品の良いところは、視覚障害者用に限定せずに、触って時間を知るという価値をすべての人に享受してもらえるようにおしゃれにデザインされているところです。

これこそインクルーシブデザインだなぁと思います。ユニバーサルデザインって使いやすいけれど、どことなくダサいものが多い気がします。

見える人も見えない人も両方が使いやすいデザインだと、生産ロットも増えますし、お互いへの理解がどんどん深まりそう。


それでは、今日はこの辺で!

Peace!

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