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かぶ効果

こんにちハピネス🍀美桜(みおう)です

本日もご覧いただきありがとうございます

今日は冬の代表的なお野菜、かぶについてお話しします


かぶの栄養成分について

かぶは実よりも葉の方が栄養豊富だということをご存知ですか?
葉には抗酸化作用の高いβ-カロテンやビタミンCがたっぷり含まれています
また、かぶの実には胃腸に優しい成分も含まれているので、年末年始で食べ過ぎがちな季節にもピッタリな食材です

旬は年に2回あり、3月~5月の「春もの」と10月~12月ごろに旬を迎える「秋もの」があります
春ものはやわらかい肉質が特徴で、春の七草「スズナ」としてもよく知られています
秋ものは甘みが強くなることが特徴です
かぶは実も葉も丸ごと食べることが出来る野菜
実には甘みがあり、生ではシャキッとしたみずみずしい食感で煮るとなめらかな食感になります
実のほとんどは水分でできていますが、ビタミンCやカリウムが含まれています
また、消化酵素のアミラーゼが豊富に含まれているので、胃もたれや胸やけの予防改善に効果があります
実の部分は淡色野菜ですが、葉の部分は緑黄色野菜に分類されます
葉の部分は実よりも栄養が豊富で、β-カロテンやビタミンC、鉄、カルシウムなどのミネラルや食物繊維が豊富です

アミラーゼ

アミラーゼとはでんぷんを分解する消化酵素の総称です
「ジアスターゼ」とも呼ばれます
唾液や膵液に含まれている成分で、ごはんやパンなどのでんぷんの消化・吸収を促す効果があります
かぶの実にはアミラーゼが豊富に含まれているので、胃もたれや胸やけなどの症状を改善する効果があります

イソチオシアネート

イソチオシアネートとはアブラナ科の野菜に含まれている辛み成分です
抗酸化作用があり、免疫力を高める効果や抗ガン作用も期待できます
また、胃腸を刺激して食欲を増進させる効果や解毒作用、殺菌作用もあります

ビタミンA(β-カロテン)

葉に豊富に含まれているβ-カロテンには強い抗酸化作用があり、体内で必用に応じてビタミンAに変換されます
ビタミンAは目の機能、皮膚や粘膜の健康を保つために必要なビタミンで、粘膜のダメージを回復する効果や免疫力を高める効果があります
また、肌荒れ予防にも効果が期待できます
さらに、強い抗酸化作用でアンチエイジングにも効果があると言われています
脂溶性のビタミンなので油と一緒にとることで吸収率がアップします

ビタミンC

かぶの葉には実の約4倍ものビタミンCが含まれています
ビタミンCはコラーゲンの合成にかかわるビタミンで、ストレスから体を守る働きをします
活性酸素を消去する抗酸化作用があり、動脈硬化の予防にも効果があります
また、皮膚のシミやしわを防ぎ、傷や炎症の治りをよくする効果もあります
水溶性のビタミンで熱に弱い性質があるので、生で食べるとより効果的に摂取できます

カルシウム

かぶの葉に豊富に含まれており、骨や歯を作るために欠かせないミネラルです
体内にあるカルシウムの99%は骨と歯に存在しています
また、筋肉を動かしたり、精神の興奮をおさえて安定させるなどの効果もあります
カルシウムは吸収されにくい栄養素のひとつですが、ビタミンDと一緒にとることで吸収率がよくなります

栄養を逃さないために

栄養豊富な葉の食べ方

かぶの葉は実よりも栄養が豊富なので、捨てずに食べたい部分です
食べやすい長さに切って炒めものやお味噌汁に加えていただきましょう
漬物にしたり、さっとゆでてから和え物に加えても美味しいです
また、ゆでてから細かく切ったものを炒めて水分を飛ばし、しょうゆなどで味付けをしてふりかけのようにしても美味しくいただけます
葉の部分はクセもなく食べやすいので、さまざまな料理に活用してムダなくいただきたいですね

小かぶは皮ごと食べる

皮のすぐ下にはビタミンCやカリウム、アミラーゼなど栄養が豊富に含まれています
小かぶは皮がやわらかいので皮ごと食べると栄養をムダなく摂取できます
大きいかぶの皮は繊維質で固いので、皮をむいてから調理しましょう
むいた皮は千切りなどにして浅漬けにしても美味く食べることができます

東洋医学でみるかぶ

主な働き:五臓を補う、消化不良改善、胸や腹部の冷えからくる痛み改善、便秘改善、上がった気を降ろす
合う体質:瘀血

東洋医学の気血水についてはこちら

いかがでしたか?
かぶは捨てる部分が少なく食べることができます
味わって美味しくいただきましょう

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