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カナダにオーロラ見に行く③昼のイエローナイフ

大興奮のオーロラ観測1日目から一夜。
オーロラ観測が主体のツアーですが、昼は昼で観光をします。せっかく来たからね。

①ブランチ

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深夜~明け方に眠りにつくスケジュールだったので、さすがに朝は遅めのスタート。

徹夜のテンションも終わってかなり深刻な疲労感が来ていました。
この疲れ具合はもうダメかもしれない…昼間の観光やめて休憩した方がいいのでは…ぐらい悲観的になっていたのですが、まずは添乗員さんがブランチを食べるレストランへ連れて行ってくれました。

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SUSHI NORTH

えっ?寿司?ここで寿司?

ペルーで日本食弁当が出てきた時は大喜びでしたけど、今日まだ2日目なんですが…日本食恋しさが芽生えてないんですけど寿司?

いや別に寿司好きだしいいんですけど、マヨネーズ塗れのカリフォルニアロールみたいなのが出てきたらどうしよう…(マヨネーズ嫌い)

疲れてるせいかどんどん悪い方へ想像する私でしたが、

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🤦‍♀️🤦‍♀️🤦‍♀️

うっ…

美味い!!!!!!

いや、今まで食べた寿司の中で一番じゃない?(熱い掌返し)
日本食恋しさとか関係なかった。
疲労に一番効くのは故郷の味。間違いない。心情爆上がりする。

カリフォルニアロールマヨ塗れじゃないし、魚も美味しいけど、とりわけ味噌汁の威力はすごい。味噌汁に★5000億個くらいつけたい。

酢飯がちょっと固いんですが、アメリカで寿司屋してた伯父が「シャリをフワッと握ると、欧米人は強く掴んでしまって崩れて不評だから、ガチガチに握る」って言ってたな…と思い出しつつ、食べきれるのか心配してたのに気がついたら完食。

オーロラビレッジに日本人スタッフが多い話はしましたが、そもそもイエローナイフ自体に日本人が多く、SUSHI NORTHも日本人スタッフがいて日本語でオーダーできます。安心。

テイクアウトもやっているそうで、お昼時だったので周辺で働いているのであろう労働者の皆さんが列を成していました。いいなあ、会社の近くにあったら嬉しい店だな。

もうめちゃくちゃ元気が出た。今ならMOTHER2の好物寿司と味噌汁にする。

友人にも「見るからに元気が出ているな」とコメントされつつ、一日の気力が捻出できたので、早速イエローナイフ市内観光に向かっていきます。

②ダウンタウン

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合流した現地ガイドさんが歩きながら、街の解説をしてくれます。

まずイエローナイフはカナダのノースウェスト準州の州都です。
時差は日本-16時間。つまり日本が昼12時だったらイエローナイフは前日の20時…?今までで一番時差が大きいな…
(※この時は9月なのでサマータイム中。-15時間です)

んで、ダウンタウンとは「中心街」を指しますが、イエローナイフの中心街で信号がある大通りは一本だけ。
あとは信号がない通りが格子状に数列あるのみで、すごくコンパクトです。

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(※蛍光緑で塗ってあるのが信号がある大通り)

都会っぽい所に旅行してばかりだったので逆に新鮮…!

これは迷子にならなさそうで安心(迷子にならないとは言ってない)
徒歩30分くらいでぐるっと1周できるぐらいの狭さ。

街がコンパクトすぎて自由行動が割とあるので、その時のためにお土産を買うのに最適なYKセンター(ショッピングモール)、スーパー、オーロラビレッジのお土産屋、あとはカナダにおけるモスくらいの位置づけのファーストフード店「A&W Canada」とかを紹介されます。

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ノースウェスト準州の車のナンバープレートがシロクマでかわいい。
前には装着義務がないのか、後ろにだけついてる車が多かったです。

③ノースウェスト準州立法議事堂

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はい。イエローナイフは州都なので、立法議事堂があります。

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なんかモヤってますがノースウェスト準州の旗
ふーん州に旗があるんだなあ~と思ってたけど、日本にも都道府県旗一応ありましたね…。全然意識したことなかったけど…。

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大粒のダイヤモンドがあしらわれたメイス(職杖)。
議会がある時に議長が持って登場するらしいです。かっこいい。
これは3代目の杖で、昔の杖も展示してありました。

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だいぶ昔すぎて覚えてないんですけど(…)
これは民族衣装だな!?

立法議事堂なので年5回ほど議会が開かれるそうです。ノースウェスト準州は人口の半分が先住民で、色んな民族が集まって11もの言語でやりとりをするんだとか。

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アメリカバイソンの頭の剥製。でっけー!
もこもこの長毛をしているウシ科のやつらです。

これの肉を食べるのが北米では普通のことらしく、このツアーでも後々食べることになります。

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議会開催中ではなかったので、議会場にも入らせてもらえました。
シロクマの敷物がある…この手の敷物リアルで初めて見た…シロクマ氏どんな気持ち…?

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建物の上の方や天井はガラス張り。
冬は2時間くらいしか昼間というのが無いそうで、少しでも陽の光を入れる工夫らしい。

2時間ってヤバいな…日本の冬の陽の短さですら物悲しくなるのに、2時間しか明るくないとかそれは窓だらけにしたいわ…防寒的にどうなのかはわかりませんが…

④プリンス・オブ・ウェールズ・ノーザン・ヘリテージセンター

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何故か外観の写真を撮り損ねているのですが、いわゆる博物館です。
狩人の装備↑や民族の歴史、様々な動物の剥製や変遷が展示されています。

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シロクマ剥製。千切られた獲物がリアルだ。。

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比較的小さい生き物の剥製も。
ヘラジカ迫力あるなあ!

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マンモスの歯(左) マストドンの歯(真ん中) ビーバーの頭(右)。
化石の類も展示してあります。
マンモスって歯1本でビーバーの頭くらいあるのか…怖…

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樹齢500年の年輪と出来事の解説。
英語なのでサラリと読めないんですけど、かなり密度のある内容です。

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犬ぞりの模型。
冬季は犬ぞり体験のオプショナルツアーがあるそうです。
そっちはそっちで興味あるな~マイナス30~40℃に耐える覚悟が必要だけど働くイッヌと触れ合いたいわね…

どの写真を載せようか迷うくらい見応えがありました。
解説は英語だけですが、いくつもの展示品がわかりやすく体系立てられて並べられているので、短い観光時間でもこの土地ってこういう所なんだな~と感覚的に理解できます。

⑤オールドタウン

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ダウンタウンから20分くらい歩くとオールドタウンです。
ショッピングモールみたいな大きい店はありませんが、個性的な商店がチラホラあります。

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ツアーなので、まずはツアー的見どころに連れて行かれます。
「パイロットモニュメント」です。

イエローナイフはゴールドラッシュの時期に人が増えて、金を探すためにプロペラ機で飛び立ったのですが、地図すらない時代にイエローナイフを見つける目印として建てられたそうです。

サイズ感のわかる写真ないけど意外と小さい印象だったんですが、これでわかるのかパイロット…!

それどころか当時は滑走路もなかったので、パイロット達はみんな技術と勇気の塊として尊敬されていたそうです。うん。現代人からしてもよくそれで空飛んだな!?ってなる。尊敬できる。

パイロットモニュメント、割と小さいけど高台に建っているので、このあたりは展望台になっています。

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グレートスレーブ湖が見渡せる!
いや、総面積的に全景見えるわけないし、海のようにも見えますが湖です!

で、これを見て気になるのは湖に家が浮いてる!
(だいぶ前のことすぎて忘れてましたが)

これはボートハウスというやつで、文字通りボートの上に家を建てています。税金を払いたくないから水の上に住み始めたのが始まりだそうで…
なんかそういう話チチカカ湖でも聞きましたね…世界各地で税金逃れのために水上に人が住んでいるのかもしれない…

まあそれはともかく、今は民宿のように泊まれるボートハウスもあるそうです。
冬になって湖が凍ると歩いて行けるようになるらしい。面白い。

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遠いですが、水上飛行機が颯爽と現れた現場。
水上飛行機がそこそこ頻繁に離着陸してるのが見られて楽しい。

ボートで街の光が届かない所まで行って、水上でオーロラ鑑賞するツアーもあるようです。それも楽しそうだな~~思い出せば思い出すほどまた行きたい街だ…

⑥夕食

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ダウンタウンに戻って、ショッピングセンター近くのレストランで夕食。
前菜のスープとメインディッシュの魚。今回もしっかり美味しい!

ツアー客の年配の夫婦がパピヨンを飼っているというので、同じくパピヨンを飼ってる者としてパピヨントークをしました。
夫婦のパピヨン体重3kgに対しうちのパピヨンは7kgを超えており(デブではない)、うちのパピヨンデカすぎ…?本当にパピヨンか?と訝しんだりしました(どうでもいい思い出)

※本当にどうでもいいけどパピヨンは個体差が大きいので、3kgも7kgも正常範囲

夕飯を食べ終わってホテルに帰ろうとする時点で20時過ぎくらいだったのですが、その時間でオレンジ色の夕日が眩しいという空模様をしており、嘘!?20時!?と驚いた覚えがあります。

そうか、冬は昼間が2時間しかないけど、夏は白夜に近づいて恐ろしく陽が長くなるのか…!

高緯度帯の不思議を味わいつつ、完全に陽が落ちるのを待って2回目のオーロラ観測です。

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