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ペルー旅行記①成田~リマ到着

2015年秋のペルー旅行。
一緒に行った友人達とも話したのですが、驚くほど内容を覚えていない…

下手したら2014年のイタリア旅行より記憶が曖昧かもしれない…

何でそんなことになってしまっているのかと言うと、旅がハードすぎて、倒れないようについていく事で各自精一杯だったから…
もう本当に全く推奨レベルに届いてなかったな…(遠い目)

いやまあ誰かが完全に行動不能な状況にはなってないんですよ…旅行者レベルの差を埋めようとしていなかったら、おそらく誰か倒れていましたね…準備は無駄ではなかったのだ…

というわけで記憶の曖昧さがイタリア以上なのですが、写真を見ながら精一杯思い出して頑張ろうと思います。

①成田空港

イタリア旅行から1年ぶりの成田です。
去年と同じく添乗員付きの団体ツアーなので、チェックイン前に旅行会社のカウンターに集合し、荷物にタグをつけたり添乗員さんから説明を頂いたり、今回の旅の仲間と対面したりします。

この時点でわかる。
周りの旅行者レベルが高い。

イタリアとは全然顔ぶれが違う。修羅場を潜り抜けて来た者たちじゃん…
我々はもやしオタクだけど…()

ハネムーンの方も確か少しいましたが、見た目からして強そう。
他の方も凄い旅慣れオーラが出ていました。

めちゃくちゃそわそわしつつも手筈通りチェックインを終え、搭乗まで自由時間になります。

イタリアの時、片道12時間の飛行機で完全に体力を消耗した私ですが、
ペルーの移動時間はその比ではありません。
なんと片道20時間。

正確には成田⇒アトランタ(12時間35分)、アトランタ⇒リマ(6時間40分)。復路は気流の仕業によりもう少し長くなります。
どちらにしろ乗り継ぎの時間まで含めるとほぼ1日中移動しているというとんでもない事態になります。

地球の自転によって起きる気流で往路と復路で所要時間が変わるの、これだけ長いこと乗らない限り気づかないし面白いですよね。
とか今は思いますけど、当時の我々には長距離飛行機は強敵です。

勿論ここでも我々なりの万全装備で挑みました。

飛行機乗る時の格好

・ゆるゆるだけど暖かい服
狭いエコノミークラスで長時間動かないので、体を圧迫する要素がゼロの服を用意しました。具体的にはブラトップ、ガウチョパンツ、パーカーの全身ユニクロコーディネートです。ガウチョはワンピースでもいい。ユニクロはすごい。
飛行機は席によっては寒いかもしれないので、ガウチョの中にレギンス的なものを履くと安心です。上半身が寒い時用に、準備編で買ったウルトラライトダウンを手荷物に用意。
ユニクロはすごい。(2回目)
スニーカーが窮屈な場合はスリッパもあるといいぞ。

・様々なエアクッション
まずネックピローはマスト。絶対要る。
あとは座席のクオリティ次第ですが、腰や尻に敷くクッションがあると安心できます。ヨックションだ。ヨックションを買うんだ。
使わない時に小さくできる空気を吹き込むやつが良いと思う。
長い国際線、離陸前みんな何か膨らましてて笑う。

・マスク
絶対に要る(大声)
いわゆるぬれマスクが良いと思います。10時間マスク内に湿度を供給してくれるやつ。なぜなら日本人は蛙民族なので湿度がないと生きていけません。
夏の蒸し暑さが嫌いな日本人は多いと思いますが、その環境で生まれ育ったので湿度がないと鼻も喉も目も乾いてあっという間に風邪をひきます。
特に乾燥肌ではない場合でも粘膜はどうにもできないのです。

なんか主語がクソデカになってきたな。我こそは乾燥に強い日本人である!という方もいると思いますが、私は蛙民族だと思っているということでここはひとつ穏便に…。
まあ皆、乾燥して寒い冬にコロナの感染拡大がヤバイ!っていう事態を今味わっている最中だと思うので、言われなくてもわかっとるわい感はありそうですが…。

飛行機の中は劇的に乾燥しますが、行き先の国が日本より乾燥している場合は宿泊数分のマスクを用意しても良いと思います。

ペルー(9~10月)は乾季の終わりあたりでそこまで雨が降らないはずなので、日本より乾燥しているとみて私は宿泊数分のマスクを用意しました。ぬれマスクは飛行機の長さ分だけですけど。

マスクについて熱く語ってしまった。

とにかくそんな装備で片道20時間に挑みました。

②いざ飛行機

今回はデルタ航空での移動でした。
まず搭乗しての朗報は、デルタ航空の座席はアリタリアよりかなり良い。
変な所に出っ張りないし、比較的リッチな座り心地。

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機内食。
長いフライトなので数回ありましたが、肉or魚、鳥or牛とか選べるし、野菜も多くていい感じです。フルーツも出てくる。

日本発なので機内で見れる映画も日本語字幕や邦画が充実していて、るろうに剣心の実写3部作とかを見ながら過ごしました。

国際線が故か、邦画を見ても英語の字幕がついてきて微妙に英語の勉強になったりもしてなかなか興味深いんですが、
るろうに剣心で泣きながら「畜生!畜生!!」って叫ぶシーンの字幕が
「animals!animals!!」だったのは笑いそうになった。

確かに畜生はanimalだけどさ…!!!?
飛行機内ではみんな寝たり静かに映画見たりしているので、この可笑しさを伝えられなくてモヤモヤしていました。

あれから5年経ったけど、あの変な字幕直ったのだろうか……

最初の数時間はそんな感じで余裕がありましたが、そろそろ寝とこうかな~と寝付く準備をし始めたら思ったように寝れなくて、つらい気持ちになってきました。

いや…うん。アリタリアよりいい座席だけど、この悪環境で長時間熟睡できる人って体力があるわ…
眠るのって体力がいる………

寝て起きた時、6時間くらい経っててほしいのに2時間しか経ってなかった時の絶望感はすごい。

あとこう、トイレ行く時くらいしか歩かないので、普段運動しない引きこもりデスクワーカーでも歩行への渇望が生まれてくる。
トイレ待ちの間のストレッチでこんなに幸せな気分になれるのは長時間飛行機だけ!!!!

そうして心身がボソボソになってきた頃、アトランタ(アメリカ)に到着。乗り継ぎとは言え一時的に入国するので、添乗員さんから聞いた通り入国のあれそれを済ませます。

これからまだ6時間飛行機乗るのか…という疲労が押し寄せていましたが、疲労に対して無自覚だったイタリアより覚悟ができているのでマシかもしれません。私覚悟して来てる人ですから…(ヨボヨボ)

乗り継ぎの待ち時間にストレッチなどをし、今度はアトランタ⇒リマです。
リマはペルーの首都です。これさえ越えればペルーだ…!!!

今度はアメリカ発の飛行機だからか吹き替えも日本語字幕もない映画ばっかりというラインナップだったので、悲しくなりながら寝ようとしましたが寝れず、6時間無になって過ごしました。

人間、やれば心頭滅却できるんだね!!!

暇つぶし用の文庫本とか持ってたけど、気力が充実してないと活字は読めませんでした。

③リマ(ホルヘ・チャベス国際空港)到着

ようやくリマに到着です。
ペルーの首都のリマは暑くも寒くもない比較的過ごしやすい気候の大都市ですが、リマ観光はツアーの終盤に組まれていて、今日はとりあえず泊まるだけ。

到着したのが現地時間の真夜中12時ぐらい。
めっちゃ暗い中、空港で皆で観光バスを待っていたらなんか野良犬がいたような覚えがある。なんか野良犬がいるような国多いので他の国の記憶の可能性もある。

やがてちょっと見たことないくらいいかつい観光バスが到着し、続々と乗車。明日はナスカの地上絵観光ですが、もう既に現地ガイドさんが合流していました。

そしてホテルに向かう最中、ガイドさんからペルーの基礎知識の話と
添乗員さんからスケジュールの説明があります。

「明日は朝4時に出発してピスコ空港に向かいます。ホテルで仮眠くらいの時間は取れるかな~と思います。飛行機が遅れて全く寝れない回もあるので、皆さんラッキーですよ!」

のっけからペルーの洗礼が!!!!

Very Hardじゃん……これラッキーな回なの…ウッソォ…
さすがペルー……

いや深夜到着で食べてる暇ない時あるからカロリーメイトとか持ち込むといいですよ、と旅行会社の冊子に書いてあったので覚悟はしてたんですが、飛行機で疲れてるのにきちんと休めないのつら~~~!!!

そうは言ってもそういうスケジュールなので仕方ありません。
飛行機装備のおかげで鼻の血管切れてないし喉もやられてないし、体が痛いとかの不具合がないのがまだ救いだろうか…

流石にホテル探検してる場合じゃないので、1秒でも長く休息時間を得るためにテキパキと風呂入って準備して寝ました。

ちなみにペルーとの時差は-14。ペルーの真夜中は日本の14時です。
もう睡眠不足だし時差ボケだし端から自律神経がメチャクチャになりそうだけど、これがペルーなのだ!

旅はまだ始まったばかりです。ナスカの地上絵編に続く。

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