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12月度【飲みトーーク】開催報告

新年明けましておめでとうございます!
昨年は、皆さんはどんな1年だったでしょうか?

昨年は、PDリハビリ研究所にとってはスタートの年。
試行錯誤の日々ですが、少しづつこのオンラインサロンの活動を知ってくださる人、理解してくださる人が増えているのを実感しています。

12月のは、飲みトーークを2回開催いたしました。
今回は、各会のダイジェスト参加者皆さんの声などをお伝えしていきます!

12月は、4日と18日の20時から2回開催しましたが、いづれもテーマは
「パーキンソン病での臨床の困り事」でした。

第3、4回共に、1、2回で参加いただいた方などお馴染みの顔が沢山。
和やかな雰囲気でスタートしました。


▼第3回【飲みトーーク】ダイジェスト


第3回はパーキンソン病の非運動症状についての話が多く出ました。

便秘など自律神経症状に対するもの、幻覚など精神症状睡眠障害幻臭の話もありました。

便秘は理学療法士の視点からでは、服薬の影響、食事内容の確認、水分量、腹部、腸の運動、生活での活動力などの評価や介入が挙がりました。

便秘そのものを詳しく学ぶことは学校生活では少なかったように思います。
栄養士から腸内環境の視点や、鍼灸師から自律神経へのアプローチについてなど様々な手段が学べると良いなと話がありました。

シンポジウムという名の小川さんと太田さんのフリートークでは、こちらも困りごとに上がったパーキンソン病のサブタイプについてのトークでした。

小川さんが今までたくさんのパーキンソン病当事者さんからみてきたパターン、太田さんの臨床場面+文献としてのサブタイプの特徴、それぞれの介入方法についての話が展開されました。

PDリハビリ研究所の文献記事の一部抜粋を太田さん @o_taned より。

サロン内ではもう一越え深掘り、また臨床力UPコンテンツとして当事者さんの協力のもと、
❶問診
❷評価
❸介入
❹継続
をテーマにアクティブラーニングをしています。

こちらはPD Cafe代表の小川さん @ogawa_junya から。一部抜粋。


▼第4回【飲みトーーク】ダイジェスト

第4回は、当事者の方が2名参加されました!
(第3回では1名と毎回必ず1名はいます。こんなサロン他にはないですね・・・)

PDリハビリ研究所の主催としては、年内最後ということもあり忘年会シーズン(出来ないけど)のお忙しい中での参加で感謝でした。

今回の困り事としては、パーキンソン病の固縮、前回に引き続き便秘が多く上がりました。

便秘について学ぶ機会も作れたらなと思います!

内容としては、目標設定の方法が当事者さんから挙がり、こちらを是非シェアしたいと思います。

「実際問題として自分のからだの状態から出来ないことが増えていくなかで、自分のからだの状態をすごく良くすることを目標にしてしまうとメンタルがやられてしまうことがある。」

「太極拳を先生から習う中で、周りのみんなはカタチをよく出来るが自分では上手くできない。でも、全然が上手くできるじゃなくてここにきて楽しんで、あースッキリした!で良いんですよと。その瞬間に気持ちがスッキリした。」

「理学療法士さんが多いと思いますが、もちろん身体のことを考えることも大事だけど、心理士まではいかなくとも心理面の勉強をすることはとても大事だよ。」

と貴重なお話が聞けました!

できることを目標とすることから、楽しむことを目的とすることは今日からでも工夫が出来ることなので是非やっていきましょう!

最後にもう一つ。

今までの出来事(今回はDBSの手術を例に)を「見える化」することが大事だよ、という意見が挙がりました。

例えば、
DBSの手術前はからだの状態生活はどうだったか
手術後はどうなったか
そして現在まで何をしてどうなったか
今はどうか
なるべく紙に書き出します

そうすることで良くなった部分にしっかり焦点が合います
人間はすぐに忘れてしまいますし、悲観的に捉えがちになります。

数値化や出来事の可視化など、頭の中のものをわざわざ紙に見える化してみましょう!

▼ディスカッション「パーキンソン病での臨床の困り事」

今回も同様に3〜4人のほどのグループに分かれて、ディスカッションをしました。ディスカッションででた一部の内容をご紹介します。

(「・」は困りごと「└」以降は意見を記載しています)

・運動負荷について、頑張りすぎて体調が悪くなる人がいるため、どの程度の負荷量で実施したらいいのか悩んでいる
 └気持ちよい範囲で動く、運動最中や終了後の気分や疲労感をコミュニケーションをとりながら実施する
・転倒への工夫はどうしているのか
 └転んだ後の床からの立ち上がりを練習する
・固縮が強い方への対処に困っている
・目標の決め方について悩んでいる
 └長く歩行できるようになると言った、セラピスト側の自己完結で終わることが多かったが、「遠くに住む友人に会いに行く」、「ゴルフができるようになる」など、外との関わりを置くことでのモチベーション維持になるという意見は、自分にとって発見だった
・幻臭が理由で外に出れない方への対応
 └自臭症の可能性がある、そう言った非運動症状に悩む人多いため、知識をつける必要がある


▼次回予告

1月も2回開催します!

●2021年1月15日(金)20時〜22時 @Zoomで開催します!
テーマは「セラピストの働き方を考えよう!」
この飲みトーークでは、ワークショップ形式で開催いたします。
詳細&ぱーkお申し込みは下記。
http://ptix.at/4he0tz

●2021年1月29日(金)20時〜22時 @Zoomで開催します!
テーマは「姿勢異常を検討しよう!」
※こちらは、1月23日(土)20時〜21時30分開催のセミナー
 「パーキンソン病における姿勢異常の評価と治療」
に関連した内容で行う予定です。
詳細は、今しばらくお待ちください!


2020年も皆さんに大変お世話になりました!
2021年の今年、PDリハビリ研究所は、さらに飛躍していきますよ〜!
どうぞよろしくお願い致します。

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