見出し画像

2月度【飲みトーーク】開催報告

皆さんこんにちは!
早いもので、2021年も2ヶ月が過ぎましたね。

1年の1/6が終わったところ。
新年に今年の目標を立てた方は、少し振り返って見直す良い時間になるのではないでしょうか?

2021年より、毎月外部セミナーを開催することになりました。
オンラインセミナーで取り上げることを月のテーマとして、飲みトーークを開催しています。
2月にテーマは、「歩行」

第7回の飲みトーーク(2月12日開催)は、オンラインサロン内のコンテンツ「臨床力UP!!」にて、公開している実際の当事者の動画を用いてトーークを展開しました。

※「臨床力UP!!」・・・PDリハビリ研究所のコンテンツの一つ。当事者の動画を通して、問診評価介入運動継続の4点を話し合っています。

第8回の飲みトーーク(2月26日開催)では、オンラインセミナー参加者を中心にアフタートーク(セミナーを受けてのディスカッション)形式で、開催しました。


▼第7回飲みトーークダイジェスト

まずは、症例動画を皆で確認。
3つのテーマでディスカッションをしました。

① この方に対して何を聞きますか?

・人対人なので、コミュニケーションは非常に大切
・クローズドクエスチョン、オープンクエスチョンを使い分けるとよく聞くが、人によって使い分けする必要がある

などの意見が出ました。働く環境(病院や訪問)によっても、相手との関係性やコミュニケーションの取り方は変わってきます。また、お話が好きな方、あまり話したがらない方、聞いたら答えてくれる方、など様々なタイプの方がいらっしゃします。一人一人にどう対処していくのか、皆さん、経験の中で工夫されていましたね。臨床経験も継続した学びも大切ですが、相手との関係をコミュニケーションを通して築いていくことも臨床上での大切な要素ですね。


② この方に対しどのような検査または評価しますか?

・検査の数字を追うよりも、何を考えるかが評価である
・訪問リハビリだと全ての検査を行うのは難しい
・二重課題与えた場合の歩容の変化があるか
・片足立ちの閉眼開眼でどう変化するかによってアプローチも変わる
・プルテストで支持規定面外すのと外さない場合で、バランス取る戦略どうなっているか確認する
・プルテスト自体を訓練としてしまう

と言った意見が出て盛り上がりました。
この症例の場合、この評価が最適!と思っても、訪問などは環境に制限もあり全て行うのは困難ですよね。そう言った時の皆さんの工夫なども、非常に興味深かったです。


③ この方へのアプローチは何をしますか?

様々な意見が出ましたが、今回は「歩行の回旋を出すための運動介入が必要」というところで一致しました。
人によって介入方法の手数が多くない方もいたようなので、他のセラピストの介入方法をシェアすると学びなる!と言った声がありました。


▼第8回【飲みトーーク】ダイジェスト

2月22日に開催した、オンラインセミナー「パーキンソン病の方に知ってもらいたい運動のはなし ー歩き編ー」に参加いただいた方のアフタートークも兼ねて実施しました。そのため、今回は参加者に当事者の方も多くいらっしゃいました。

※PDリハビリ研究所は、セラピストのオンラインサロンですが、今回は当事者の方も交えたセミナーを開催したため、飲みトーークも特別に当事者の方にもご参加いただきました。

トークテーマは、
①歩行時に困っていることは?
②歩行時に工夫していることは?
でデイスカッションを展開。


①歩行時に困っていることは?

・運動していると歩行に困ることも少ないが、コロナの影響もあり十分に運動ができていない
・すくみ足が出やすく、メトロノーム、色付きのテープを床に貼る、レーザーポインターを使用するなど工夫していたが、時間が経つと慣れからかすくみが出やすくなってしまう
・DBSを受けて調子が良くなっていたが、徐々にすくみ足が出るようになり、特に右足首の膝下が外側に回旋するようになってしまった
・朝起きた時が調子が悪い
・体重がかかると、膝下の筋肉に力が入り過ぎて疲れてしまう
・足底感覚がおかしい(フローリング上を歩いているのに、薄いベニヤ板の上を歩いているようにグラグラとたわむような感覚がある)
・ジストニアが出て動きづらい
・膝の変形や外反母趾が元々あり、パーキンソン病のせいか症状がひどくなっているため、痛くて歩けない
・OFFの時間が徐々に長くなり、活動できる時間が限られている。そのため、時間配分をしているが計画通りにいかづ困っている

②歩行時に工夫していることは?

・ノルディックウォークなどの長い杖など体が起こせるため、歩きやすい
・大股で歩く
・調子がすごく悪くなる前に、整骨院や鍼灸院などを受診しすぐに対処する
・外出時はキャリーバックなどを使用し歩行の補助具としている
・冷えると筋肉が硬くなるため、なるべく湯船につかるなどして温める
・すり足に対しては、かかとから歩くようにしている
・体幹トレーニングですくみ足やジスキネジアが回復に向かっている
・慌てると突進が出やすいので、なるべく慌てないように動く

などの声が上がりました。
セラピストの方も飲みトーークにご参加いただいていたので、ここのお困りごとに対して色々なアドバイスが出ました。

・道具などを使用してすくみ足を予防していた方に対して、
 └テープの色を変える
 └好きな音楽を口ずさみながら歩く
 └クッションフロアの色を白黒にしてみる歩きやすく
・足底感覚の異常がある方に対して、
 └床の揺れるような感覚、自身が揺れているような感覚は実は自分は揺れておらず、バランス感覚や姿勢に問題があることが多いので、リハビリ時にそう言った点にアプローチした内容をやるといいのではないか
 └感覚以上の場合、薬で解決できることもあるので主治医と相談してはどうか
・膝から下が外側に回旋してしまう方に対して、
 └パーキンソン病からくる場合と、脊柱管狭窄症などの腰の問題の場合とあるため、一度精査するために病院を受診することをお勧めする

▼次回予告

●2021年3月26日(金)20時〜22時 @Zoomで開催します!
テーマは「パーキンソン病の非運動症状を検討しよう!」
お申し込みはこちら
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://ptix.at/68fCum


※こちらは、3月20日(土)20時〜21時30分開催のセミナー
「パーキンソン病の非運動症状を東洋医学の視点から考える ー便秘と頻尿についてー」に関連した内容で行う予定です。
セミナーのお申し込みはこちら
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://ptix.at/mDt8z1


花粉症もひどい季節。
また、春は自律神経が乱れる季節です。
ちょっと体調がおかしいなと思ったら、十分に休息をとっていきましょう〜!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?