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Podcast「LINEの横道さんに聞いてみよう!」

はじめに

みなさんこんにちは!クライス&カンパニーの田中です。

本日はPodcastシリーズの告知をさせてください。
早くも第六弾の人気シリーズ「〇〇さんに聞いてみよう」についてお届けしたいと思います!

人気シリーズ「〇〇さんに聞いてみよう」第六弾

今回もゲストとして、LINE株式会社(以下、LINE)の横道稔さんにご参加いただきました!
・横道さんTwitterはコチラ
・横道さんのnoteはコチラ

日本を代表するプロダクトを扱う企業のPM組織について、普段はなかなか知る由もないあれやこれやを存分にお伺いしました!
PMの組織作りに悩ましいシニアPMの方だけでなく、これからミドル~シニアを目指すジュニアPMの方にも是非聞いていただきたい内容になっています。

▼公開は3月2日より毎週×4回の配信となります!

第1回:「LINE社の全社横断的なPMの組織づくりにせまる」

・LINEにはPMサクセスチームという、PM活躍を応援する専門組織が存在
・200名のPMがサクセスすることが目的。人事部門とクロスファンクションで機能する
・PMサクセスチームの組織そのものがLINEのプロダクトという発想
・PMラボが社内コミュニティを活性化し、相互に刺激を与え、知的好奇心をくすぐる
・PMの意欲とポテンシャルを解き放ち、eNPSを最大化する

第一回 index

配信の1つ目は、PMの組織作りを全社横断的にどのように仕組化されているのか?について伺いました。

LINEには200名(!)ものPMが活躍されているがゆえに、人事部門に頼り切るのではなく、「PMサクセスチーム」という専門部隊を設置してイネーブルメントしているとのこと。
これは現場の理解ないままコーポレート目線で関わるのではなく、PMを採用~育成のエンドツーエンドで捉えて、PM目線でPMのコンディションを整えていくという考え方ということでした。

社内のコミュニティを活性化させるために、これまで100以上のテーマで勉強会を開催したり、知的好奇心をくすぐる仕組作りをとても大事にされていて、その根底には「知的好奇心の高いモンスターを制限するのはもったいない、解き放ちたい!」という想いがありました。

サクセスチームそのものをプロダクトと見立てて運用されているのも流石!という感じで初っ端から気づきと驚きの連続の回でした。

第2回:「PMの配属やアサイン・育成について」

・配属やアサインのためにコミュニケーションを丁寧に重ね、Willと志向性を把握する
・入社後の流動性は人事、PMサクセスチーム、タレントサクセスチームが連携して配属を検討
・志向性の根っこを理解するために原体験や、コンディションを徹底的にヒアリングする
・PM自身が関わる「プロダクトNPS」を調査し、モチベーションも図れる
・組織規模が大きくなればなるほどPMイネーブルメント組織は不可欠

第二回 index

PMの採用に苦戦している企業は多いと思いますが、PMを採用した後の入社後のアサインや育成の仕組みをしっかり作り込めている企業はまだまだ少ないかも知れません。
第二回では、PM組織の規模が大きいLINEさんならではの、組織コンディションを整えるための工夫や試行錯誤など、惜しむことなく教えていただきました!

特に驚きだったのは、大学を出る前の学生時代からじっくり掘り下げてヒアリングするなど、個々のPMメンバーの根っこでありWILLをとっても大事に扱われていること。
「プロダクトNPS(自分のプロダクトをどれくらいお勧めしますか?)」という概念を取り入れていたり、先駆的な取り組みにチャレンジしているのはもちろん、ベースにある「個々のPMのために」という想いの乗った仕組みを試行錯誤の上で実装されていることも伺え、目から鱗が落ちる話が満載でした。

この第2回は、PM組織をグッと大きくしていくフェーズのマネジメントPMの方だけでなく、これから組織作りされるPMの方にとっても、とても参考になる内容になっていると思います!

第3回:「プロダクトづくりに関する手触り感と、ユーザー価値の関係」

・プロダクトの規模・組織が大きいと調整コストは必然的に大きくなる
・調整コストは悪ではない。調整スキルもPMのスキルとも言えるし、普遍的なスキルでもある
・プロダクトづくりの手触り感は、組織は課題ドリブンか、工程ドリブンかで変わってくる
・PMの仕事をユーザーインパクトで考えると、提供価値の手応えは変わる
・組織規模の大小だけで判断せず、一緒に働く人や、企業文化、仕事内容をしっかり見極めよう

第三回 index

転職を考えるPMの方々に日々お会いしている身からすると、「PM組織が大きいこと」はポジティブな面もあれば、不安に感じたり不透明だなと感じることも色々ある…と感じていらっしゃる方が多いように思います。

少し田中の意訳も入ってますが、
・調整コストって悪じゃないし、PMこそ磨くべきスキル
・課題ベースでの仕事に向き合える環境だと組織の大きさに関係なく自己効力感が高まる
・機能の先にあるユーザーインパクトを想像することで手応えが変わる
など、ハッとさせられる言葉が多く、大手だから、スタートアップだから、といった単純化はよくないなと感じたインタビューでした!

自分に合う組織を相談したい!という方、お気軽にお声がけください▼

第4回:「横道さんのPM啓蒙にかける熱い想い」

・PMは「ユーザー価値」提供のアンカーになる職業である
・経済合理性よりユーザー価値。PMComfも、PMサクセスチームもその意義を感じてもらうためのコミュニティ
・社内外のコミュニティづくりは「無形のプロダクトづくり」に近い感覚
・誰しもがPM業にアクセスできて、みんながプロダクトマネジメントの考えを実践できるようにしたい
・PMのスキルセットは普遍的。別の職種や役割に派生していける

第四回 index

ここまでの配信内容からもめちゃくちゃにじみ出ている、横道さんのPMに対する熱い想いにフォーカスして色々と伺っています。

聞き手である山本からの「横道さんの手にかかると何もかもがプロダクト化されますね…!」というコメントが分かり易いですが、横道さんはプロダクトだけでなく組織もコミュニティもプロダクトとして捉えていて、プロダクトマネジメントの考え方で向き合っているという気づきと感嘆のインタビューでした。
前述のサクセスチームは社内コミュニティであり、主催されているPMcomfは社外コミュニティで、かつ両者は密接につながっている、という話など、横道さんの社内外での活動をお聞きしてきた中で、点と点がつながった感覚がありました。

ユーザー価値を中心に考えるプロダクトマネジメントという考え方が日本に広まっていって欲しい、という純粋な気持ちが横道さんの原動力にあるように聞こえました。
PMという職種の可能性だけでなく、プロダクトマネジメントという考え方の可能性を強く感じたインタビューでした!

おわりに

いかがでしたでしょうか。
これまでのゲスト回の中でも、とくにPM組織のイネーブルメントに軸足をおいた回でしたが、なかなか聞くことのできない貴重な内容だったと思います。

今回の配信が少しでもみなさまにお役にたてれば幸いです!
お読みいただきありがとうございました。


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