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スポーツ分野に携わりたいと思っているコメディカルの方へ

こんばんは。理学療法士×メンタルトレーナー の平山です。
自己紹介はこちら→「自己紹介
今回は「スポーツ分野に携わりたいと思っているコメディカルの方へ」というタイトルでお伝えさせていただきます。主に理学療法士になりますかね?
今は病院に勤めているけど、ゆくゆくはスポーツ現場に出たいって思っている人。
僕もそんな感じでしたが、今はスポーツの現場に出ることが出来ています。
初めは結構不安とかもあったので、今日はその辺りをシェアできればと思います。
同じような思いの方の不安が少しでも軽減すれば!
では早速!!


【スポーツする人をみるに当たって僕が不安だったこと】
*〇〇理論(トレーニング系の)を知っていないといけないという漠然な不安
*動作分析がめっちゃ難しそうという先入観
*治療で狙っている効果が出るのか、満足してもらえないとすぐにさよなら?
*提供するトレーニングでパフォーマンスを落としたらどうしようという恐怖心

など色々勝手に考えていました。
まあ、結論いうと「思い込みはダメ」ってこと。
また、今まで学んできたことを総動員せよ!ってことです。
それでもダメなら、勉強しましょってことです。



【〇〇理論(トレーニング系の)を知っていないといけないという漠然な不安】
巷で流行り廃りがあるトレーニング理論、でも本質は「選手のパフォーマンスを上げるため」にトレーニングを行いますよね??
ここを見失ってしまっては「何のため」にトレーニングしているのか、わからなくなってしまいます。

選手のパフォーマンスを上げたい→どのような動きが必要か考える→その動きには身体のどのような要素が必要か分析する→必要な要素を細分化して動きや筋力があるかチェックしていく

といった形で普段から僕らが行なっている評価→アプローチ→再評価の流れと変わりない。リハビリと一緒で「運動学習」に対する知識と理解は必要になってきます。僕らが自転車に乗れるようになるのにも練習が必要だったけど、簡単に乗れるようになるでしょ??あんなイメージです。

ただ、選手とかって自分で調べたりしてる人も多いので〇〇トレーニングってどうなんですか?と聞かれた時に軽く答えることができるようにアンテナは張っておいたほうがいいと思います。その理論が選手に必要なら使用すればいいし、その選手が求めるものにあっていないときは、違う方法を提示してあげればいいです。
選手とかって意外と内容はそこまで知らないけど、有名な選手がやってるから自分もってなりがちです。そこはプロとしてきちんと、説明して必要なのかどうか。を提示してあげる必要があります。



【動作分析がめっちゃ難しそうという先入観】
スポーツ分野に携わりたいけど、動作分析とか難しいですよね??
って聞かれますが、高齢者もスポーツ選手も分析において簡単・難しいはないと答えています。スポーツ選手だから、高齢者だから特別なことをしないといけないのか?そんなことありません。僕らがするのは分析して、評価して、アプローチして、再評価しての繰り返しです。その中でスポーツの競技特性は知っておくに越したことはないと思いますが基本、「解剖学」「運動学」「生理学」をしっかり勉強していれば大丈夫です。

僕も実際、スポーツ分野に携わる前はずっと高齢者のリハビリしかしたことがなかったので正直不安でした。「スポーツ選手の動作分析」と自分の中でハードルを上げてしまっていました。同じように感じている方もいると思いますが…

大丈夫。

しっかり、選手の訴えに耳を傾けて、選手に確認しながら、一緒に考えていくスタンスでもいいと思います。スポーツ分野だからって気負わず、今まで学んできたことを十分に活かしてください。足りない部分があると思うなら勉強しましょう。


【治療で狙っている効果が出るのか、満足してもらえないとすぐにさよなら?】
これに関しては病院でも、訪問でも同じことだと思います。
しっかり結果を出す。これは信頼関係にも影響が出るのでメディカルで携わりたいなら日頃から自分の治療結果にはこだわりましょう。高齢者だから…プラトーだからとかは、ただの逃げでしかないですよ!
ただ、僕の感覚からですが「高齢者よりは反応が出やすい」です。
普通に考えると、高齢者より感覚器も反応がいいですよね?だから、変化は出やすい。あとは、うまくフィードバックしてあげる。
治療に関しては日頃から十分勉強できることだと思うので、意識を持って、自分と向き合いましょう。口で逃げようとしたら、いくらでも言い訳できる世界ですが、あなたはそれで満足ですか??相手のことを第一に考えると満足なんてできるはずないですよね?だったら、勉強しましょ!!練習しましょ!!!



【提供するトレーニングでパフォーマンスを落としたらどうしようという恐怖心】
正直、ここは一番僕の中で怖かった部分でもあります。
自分が提供したトレーニングで選手の感覚が変わってパフォーマンスが良い方に上がればいいですが、逆のパターンだってありますよね?
かといって、低負荷でやってても何も変わらない。これは意味がない。

なので、日頃からきちんと狙ったところにしっかり刺激を入れることができているか。運動処方を適切に意識して行なっているか。病院でお尻あげ理由もなく10回で終わっていませんか??自分の中で根拠を持って回数設定していますか??

選手も同じです。評価して、狙った部分に刺激を入れて、負荷をきちんと設定すればパフォーマンスは上がってきます。
僕が担当しているテニスの実業団選手は、学生時代に学生トレーナーにトレーニングしてもらっていたけどパフォーマンスは全然上がらなかった。正直、トレーニングがパフォーマンスに結び付くと思っていなかった。といっていました。笑

でも、こんな体験している選手はたくさんいると思います。
トレーニングはトレーニング。って分けては意味がない。トレーニングしたことがパフォーマンスに生かされないと。ここを結びつけるのも僕らの役目です。



【最後に】
あなたはスポーツのどの分野で関わりたいですか?
スポーツ分野でも「ストレングス」「メンタル」「メディカル」「パフォーマンス」どの分野で関わりたいかで学ぶ内容も変わってくると思うので、まずは「トレーナー」とざっくりしたものではなく、どの分野のトレーナーになりたいのか自分に問いただしてみてもいいかもしれません。

ただ、今の日本の現状としてはまだまだ「トレーナー」と一括りにされているのでまずは、そこの認識を広めていくことも大事と僕は考えています。

ということで本日はこの辺りで失礼します!!


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