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【活動記録】関西オープンテニス2019トレーナーサポート

こんにちは。メンタルトレーナー×理学療法士の平山です。
今回、関西オープンテニス2019のトレーナールームに入って、選手のサポートをさせていただきました。大会のオフィシャルのサポートは初めてでした。
今後、同じようにトレーナー活動をしたい方のためにどんなことをしたのか。どんな勉強をしておけば良いのかをまとめておきますね。


【関西オープンテニスとは?】
JTA(日本テニス協会)公認大会で関西テニス協会が主催の大会です。開催している大会の中で最も歴史がある大会とのことです。


【タイムスケジュール】
8:30-:トレーナールーム集合
8:30-:トレーナールームの準備開始
      初日は会場を設営するが二日目からは特になし
9:40-:一試合目がスタートする
   それまでにテーピングやケアを希望される選手は何名かいる
   試合が進行して日程が進むにつれて朝からのサポートが増えます
後は、試合の予定が終了するまでトレーナールームで待機
全ての予定が終了し、ケアを希望する選手が来なくなると終了
大会の日程が終盤に入るとケアを希望される選手も減ってきますが、大会の初日、二日目はかなりの数の選手がテーピングやケアに訪れます。
18:00頃に終了


【具体的にどんな活動をしたのか】
〜実際のサポート内容〜
・アイシング→学生さんが大概対応してくれる
・テーピング→基本トレーナー(足部、膝、大腿部、腰、腹部、肩、頸部など)
・ストレッチ
・ケア(マッサージを含む:疲労によるものが大きい)
・身体の相談
・メディカルタイムアウト(3分間のケアが可能)
・メディカルトリートメント(チェンジコートの90秒間)

【勉強しておくと良いと思う内容】
・熱中症について(症状や対応の仕方)
・WBGTなどの環境的指数
・アイシングについて(効果や時間、アイスパックの作り方や巻き方)
・テーピングについて(ホワイトやキネシオなど痛みも緩和や予防目的など)
・ストレッチについて
・マッサージについて

ストレッチやマッサージは理学療法士などコメディカルであれば普段の現場でもしていると思うので対応できるかと思います。ただ、テーピングやアイシングの知識等については苦手な方が多いのではないでしょうか?


【共通言語を持つという認識】
現場にはアスレチックトレーナーや鍼灸師、理学療法士、柔道整復師など色々な職種が来ます。なので、「共通言語」でコミュニケーションをとるという認識が大事になってきます。例えば、僕らは結構「治療する」と言いがちですがアスレチックトレーナーは治療はできないと。彼らの中での認識は「コンディショニング」。行う行為はマッサージで同じだったとしても「治療」というのか「コンディショニング」と言うのか。細かい部分にはなりますが、受け手からすれば「治療される」のと、「コンディショニングしてくれる」のでは少しニュアンスが変わってきませんか??資格は違いますが「トレーナー」という一括りにされる中では、すべての「トレーナー」が出来る事をしなくてはいけません。
個人で選手をサポートする場合は鍼なども良いと思いますが、大会のオフィシャルとなれば鍼を使うのはあまり良くないようです。


【やっぱりメンタルトレーニングは必要だと思った】
選手のコンディショニングをしている最中含め、選手と会話していると結構メンタルの問題があるな。と感じる行動や発言は多々ありました。
例えば、「練習では何もないのに試合では捻挫しそうな気がする」「ここの会場は相性が悪い」「2回戦の相手は〇〇選手か…」など何気ない会話ですがメンタルの問題が見え隠れしています。これらは「マイナスの設定」「感情のコントロール」などが必要になってきます。過去のマイナスのイメージに引っ張られている。また、「相手」と言うのはこちらでコントロールできませんよね?過去の相手には負けたかもしれませんが今日の相手には勝てるかもしれません?相手も人間です。体調が良い日だってあるし、悪い日だってあります。しかし、多くの選手が過去の対戦結果を意識して過去のイメージに引っ張られてしまっているのです。
このような状態は「メンタルトレーニングで改善できます。


【最後に】
今回は大会のオフィシャルという立場でサポートに入らせていただきました。一人の選手に肩入れすることなく選手全員が最高のパフォーマンスで試合に臨むことができるようにサポートさせていただきました。
これからも大会のトレーナールームで選手のサポートをしっかりしていきたいと思います!

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