あなたが自然に動き出せる_仕組み_

やりたいことを我慢しない、我がままに生きるためのからくりとは?

思いついたことにすぐ取り組める!
なりたい自分へ、確実に近づいていく。
目標を着実に達成していく。
日々の家事がスムーズになる。
同じことの繰り返しの毎日が、少しずつよくなっていくと実感できる。
解決のカギは、PDCAにありました。

よく聞くPDCAで本当にそんなことできるの?
実際に仕事でPDCAを回せ!って上司に言われるけど、回して意味ある?

そんなあなたに読んでほしい。

今回はPDCAについて、解説します。

前回も引用していますが、WikipediaにはPDCAについてこう記載されています。

PDCAサイクル(PDCA cycle、plan-do-check-act cycle)は、生産技術における品質管理などの継続的改善手法。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する。PDCAサイクルは、主に日本で使われ[注 1]、Aのみが名詞のActionといわれる[1]。
出典:Wikipedia/PDCAサイクル

生産技術の品質管理についてのテクニックなのに、いつからかビジネスの研修に行くと頻出の単語となってしまいました。
会社の研修で、学んだことを最大限に吸収しようとしている人は1%ほどだと思います。
多くの人は、時間をこなすだけ。
そんな人を対象にした研修は、なんとなく横文字で、なんとなく良さそうに聞こえるキーワードとしてPDCAを選んだのかもしれません。
そしてなんとなく聞き覚えのあるPDCAを、部下に「回せ!」と言っておけば、なんとなくデキる上司っぽい。
主に日本で使われている、というのも意外じゃないですか?
ぺらぺらのPDCAが世に蔓延っていると感じます。

画像1

事実、私も会社の研修で何回かお目にかかったことがありました。
でもその時は知っただけで、理解していなかったので、全く魅力的に映らなかったのです。
このページを読んでいるあなたが、以前の私のように「知っただけ」にならないように、なるべくわかりやすく説明するつもりです。
それでもわからなければ、Twitterでもいいので質問してください。
せっかくここにたどり着いたあなたに、PDCAを理解してもらえるならば、私は全力を尽くします。

なんでかって?
人生における質の管理さえも継続的に改善できる、と確信している手法だからです。
私はPDCAを知って、充実した人生のサイクルが回り始めました。
他の人が知ったからと言って、私が損することは全くない。
だったらみんなのサイクルを良くしていきたい。
私がどん底を経験したことで気づいたけれど、
今どん底にいる人へ手を差し伸べられるかもしれない、
どん底へ向かっている途中の人を呼び止めて
いい方向へのスパイラルへ巻き込めるかもしれない。
みんなでいい方向に行けたら、社会も良くなって、日本も良くなっていくと信じて、全力であなたに理解してもらえるように、私は頑張るのです。
もう、このページを開いて、読み進めているあなたのサイクルは、
少しずついい方向に回り始めていますよ。

まずは、ざっくりと全貌をつかもう。

誤解されがちなのは、PDCAをPから語り始めるせいではないかと思う。
まず、知ってほしい概念がある。
歯車を想像してほしい。

画像2

ご存じのとおり、歯車は、大きい歯車と小さい歯車をしっかりと嚙合わせることで、最小限の力で大きな歯車を回していくことができる仕組みだ。
私は、PDCAとは歯車であると理解している。
一番大きな人生のゴールという歯車を回すために、中小様々な歯車をはめ込み、日々の小さなチカラで歯車を回していき、最終的には人生のゴールの歯車を動かす。
一番大きな歯車を、突然回そうとしてもまったく動くことはないだろう。
しかし、小さい歯車の単位で何かを始めたときは、手ごたえを感じると一番大きな歯車が1メモリ動いた感覚がある。
時には歯車がうまくかみ合わず、メンテナンスをしたり、取り換えたりもする。
小さくした歯車は、他の人に回してもらうこともあるかもしれない。
間違って逆回転しているときもあるだろう。
どうしても大きな歯車を回したいという熱意をもって、日々小さな歯車を改善していく。
小さな歯車をひたすらぐるぐる回して、中くらいの歯車が数回やっと回って、大きな歯車がひとつガコンと動く。
これが私の中のPDCAのイメージです。
ここをしっかりとイメージできていれば、小さな日々の行動が、人生の目標に繋がっていることを意識でき、俗にモチベーションと言われるものを維持していくのが容易くなります。
少し脱線しますが、モチベーションアップの書籍やツールがたくさん出ていますが、個人的に手を出す必要はないと感じます。
なぜなら、無理やり上げたテンションを張りっぱなしにするのは困難だと思うからです。
やる気を上げる必要はなく、大きな歯車(人生のゴール)をしっかり想像し、中小の歯車を具体的にはめていくと、手元の小さい歯車を見て、回さずにはいられなくなるのです。
この小さい歯車を回せはゴールへ確実に近づいていくと実感できるから。

これ以降、もっと詳しくPDCAについて解説を進めますが、すべての解説にはこの”歯車の例え”が出てきます。
わかりやすいようにまとめておきますね。

大きい歯車=人生の最終目標
中くらいの歯車=最終目標に必要なスキル・資格・実績
小さい歯車=中くらいの歯車を達成するための日々の行動

Planとは何か

それでは、PDCAの「P」を解説していきます。
Planと言われ、「計画」と訳されがちです。
この「P」。一番最初に出てくる癖に、落とし穴がたくさんあるんです。
まず、先ほどの例に例えると、Pはどれにあたると思いますか?

大歯車=
中歯車=
小歯車=

正解は、すべてPです。
もっと正確に言うと、歯車の噛み合わせ方もPだし、ギザギザの数も、中小の配置の仕方もP。
大きな目標を達成するのに、Pはひとつじゃ足りないんです。
たくさんのPが上手く回っていくことで、あなたの最終目標が近づきます。
目標をどーん!と立てて、がんばってみるけど挫折しがちなのは、現在地から目標までの細かいPが足りていないと感じることが多くあります。

あなたは、どうですか?
突然、大きい壁を張り付きながら登るよりも、ハシゴや階段があったらそっちを登りませんか?
Pは、ゴールに近づくためのすべての「ハシゴや階段」を考えていくことが必要なのです。
近道なのかまわり道なのかは、たどり着いたときにしかわかりません。
それでも、先にゴールがあるとわかれば、一歩でも一段でも、登ってみたくなりませんか?

そして、次のDに進んでしまうと忘れがちなのですが、Pは絶対ではないということ。
あくまでも「計画」であり、仮説なのです。
あなたのPは、まだ正しいPなのか証明できません。
他の人ができたP(歯車)を持ってきたとしても、その人がやったときと時代も、環境も、その人とあなたという人間も違います。
そんなに違う条件で、同じPが機能するでしょうか?
あくまでも、自分の歯車に合うのかどうか「検証」するということになります。
計画した段階では覚えているのですが、実行し始めると「これしかない」「これさえ達成すればうまくいく」と思い込んでしまいます。
今考えている「P」は、仮説なんです。
失敗しても、経験になる。
うまくいかないときは、他の仮説を検証する。
成功したら、もっと良くするにはどうしたらいいのか考える。

そんなときに、予備の歯車をたくさん持っていたらどうでしょうか?
中小の歯車を、検証して合わなければどんどん変えていく。
自分に合った歯車で、ストレスも少なく大きな歯車を回していける。
そのために、「P」ってたくさん必要なんです。

画像3

では、実際に「P」を考えていきましょう!

①大きな歯車を具体的にする(ゴールの設定)

あなたは最終的にどうなっていたら理想の自分、理想の生活でしょうか?
お金、家族、ステイタス、人間関係、自分自身、などなど。
具体的に写真などを検索してもいいですし、文字で書いてもOKです。
どの項目を一番重視するのか、最優先は何なのかも考えてみましょう。
しっかり想像が膨らんだら、ひとつだけ必ず設定してほしいものがあります。
「数字」です。
お金なら「資産〇〇円」、自分自身の「体重〇〇Kg」、ステイタスなら「○○賞の受賞3回」など。
「〇年〇月〇日までにこの状態になっている」と期日も忘れずに。
イメージの脇に必ず添えてくださいね。
もちろん、仮説ですので、今後変わっていっても大丈夫です。
今のあなたが、考える理想の未来をのびのびと描きましょう。
そして、本当にその姿になりたい、と強く想ってください。
毎日、その姿に向かって努力と経験を積み重ねて行くのです。
簡単な覚悟ではありません。
でも、あなたの理想の姿を絶対に実現させましょう!!

②現状とのギャップを書き出します。
この文面、よく意識高い系の雑誌や書籍でみかけます。
なんでやるのかはどこにも書いてません。
説明すると長いからなのか、そう書いておけばそれっぽいからなのか。。。
今日はちゃんと説明します。

これは、中歯車です。

この一言で分かってもらうために、ここまでたくさん歯車の例えを出してきました。
あなたにちゃんと理解してほしいのですが、「しっくり」きましたか?
もしも、微妙だったり、わかりにくかったら、TwitterにリプでもDMでもご意見をお待ちしています。
あなたにわかってほしいので、あなたの声で、どんどんこのnoteも改良していきます。

この中歯車をまずしっかり洗い出します。
自分の最終目標をすでに達成している人がいるなら、話を聞きにいきます。
書籍で説明しているなら読みます。
Google先生にも、Wikipedia教授にも聞いてください。
たくさんギャップを並べてください。
そして、先ほどもお伝えしましたが、このギャップはあくまでも「仮説」です。
どんどん取り換えていく予定ですので、忘れずに。

次に、ギャップの優先順位を決めます。

例えば、弁護士になりたいと思って、先に事務所を借りても資格がないと仕事ができませんよね?
ギャップを埋めていく順番を今の自分なりに考えます。

・必要な資格や経験などがあれば、具体的にメモ
・資格:毎年〇月の上旬、合格率は〇%、受験資格、勉強期間、独学or講座
・プライベートと仕事のバランス、優先度
・無理のない時間配分
・緊急なのか
・楽しく取り組めるのか
・効果はしっかり出そうなのか
・いつ損切りするのか、どうなったら撤退するのか
・一人でできるのか、協力を依頼するのか
・資金がかかるのか

あなたの最優先はなんですか?
何かあったときの犠牲は?
どこにしわ寄せしたらいいのか?
決まっていると、トラブルに対し、優先順位に沿ってサクッと決断できます。

そのときに気づいてほしいのが、「埋めなくてもいいギャップ」もあるということ。
さきほど、素直に思いつく限りのギャップを書いていただいたと思います。
理想の自分にだって欠点はある。
そんな愛される欠点は残してもいい。
自分はイヤだけど、褒められることってないですか?

私は、黒髪ロングのストレートです。
ミルクティー色でゆるふわパーマにとても憧れていました。
しかし、美容師さんに「ストレートというくせ毛」と言われるくらいパーマがかかりません。
ちなみに寝ぐせもクシでとかすとなくなります(笑)
デジタルパーマでしっかりかけても次の日には、こんにちはストレート。
しかも、色も抜けづらい。
ショートカットもパーマが効かないからペシャンコになっちゃうので、ずっとロングへア。
でも、安いシャンプーとコンディショナーしか使っていないのに、熱いドライヤーもガンガンかけるのに、会う人会う人に、「髪の毛、さらさらだね」と褒められるのです。
そうか、世の中には、さらさらストレートに憧れてお金を使う人もいる。
ないものねだりするよりも、自分のいいところを活用しよう。と気づきました。
それ以来、手間もかからないさらさらストレートをエンジョイして、たくさんの人から褒めてもらってニヤニヤしています。
理想との違いを必ず実現しようと思わなくても、今の自分を伸ばしてもいい。
ギャップというと、理想⇒自分になりがちなので、この整理する段階で、自分⇒理想を見直して、今あるいいところを伸ばしていく(埋めないギャップもある)ということも意識してみてください。

最後に、大きい歯車の期日から逆算して達成期限を決めていきましょう。
○年○月でもいいですし、○日○時まで決めてもOKです。
Googleカレンダーにおめでとう!の登録をしてしまってもいいかもしれません。
スヌーズはなしでお願いします。

③日々の行動に落とし込む。

とうとう、小さい歯車です。
一般的にToDoと呼ばれる項目を考えていきます。
②であぶりだした中歯車を、「まずやってみる」ための「計画」です。
いきなり幾つもの歯車を回すのは大変なので、②の中から、優先順位が高くて、今興味が強いものをひとつ選びます。
緊急度の高いものは選ばないでくださいね!
それは、杜撰な計画だったとしても急いで実行されると思うので。

その中歯車を回すための、行動を考えていきます。

例えば、中歯車に「健康でいる/入歯ゼロ」なら
・歯医者に定期健診の予約をする
・いい歯医者を探す
・噛み合わせなどを調べる(本・ネット)
…などもっとたくさん出てくると思いますが、例なのでこの辺で。

掃除の例で下記のページにも紹介していますので、ご参考まで。

具体的に実行する日時を決めてください。
また、所要時間がどのくらい必要なのかも予測します。
○月〇日の何時~何時で決めたらスマホのカレンダーに登録します。
通知は1週間前にメール、一時間前にアラームがおすすめです。
併せて予備日も決めておくと確実にこなせます。

1回で完結しないToDoも出てくると思います。
毎日行っていく歯車は、ルーチンと呼びます。
(1回完結のToDoはタスクと呼びます)
ルーチンはうまく日常に組み込んでいくのがおすすめです。
「歯を磨きながら、スクワット」など、いつもしている動作と結びつけることで忘れずに毎日こなしていけます。
14日続けられれば習慣になるといわれています。
個人差はあると思いますので、ご自身にあった習慣化を探していきましょう。

さいごに。

少し書き足りなかったことろもありますが、「P」について、ご理解いただけましたでしょうか?
あなたの声、いただいた感想によってどんどん追記していきたいと思います。

一番最初にPを考察するときは、ここまで読んでいただいてわかると思いますが、とても時間がかかります。
あなたの人生を見つめる時間ですので、勿体がらずに時間を確保してください。

忙しくてどうしても時間が取れないならば、①を今日から1週間、お風呂タイムに「どんな自分が理想なのか?」考えてみてください。
具体的になったら②を通勤時間に「なにが今と比べてたりないのか?」思いつく限り考えてください。
③は昼休みに…と隙間時間を活用してみてください。
問いかけると自然に人間は無意識で考え続けます。

もし、今すぐに「理想の自分」が思いつかなかったとしても、問い続けていれば「あぁ、こうなりたかったのか」とひらめきます。
ぜひ、忙しい方は、無意識も利用していきましょう。

画像4

ここまで読んだあなたの歯車は、軋みながら回りだしました。
しかし、まだ歯車同士が定まっていません。
大きな歯車もはっきりしていません。
この小さな回転から、あなたの大きな歯車が音を立てて回り始めますように。
私は、全力で応援していきます。

では、次のDです!と、行きたかったのですが…Pでだいぶ長くなってしまったので、ここで一旦休憩にしますね。

あなたの大きな歯車を見るのが楽しみでなりません。
そして小さな歯車を少しずつ回し始めるあなたの成長が楽しみでなりません。
ぜひ、取り組んでみてくださいね。
また、あなたのフォロワーさんたちも、いいサイクルに巻き込んであげてほしい。
良かったら、コメントをつけてツイートしていただけると嬉しいです。
ツイートしたことを教えていただければ、挑戦中のあなたを、私のフォロワーさんたちにも紹介させてください!

次回のnoteではここまでのおさらいと、
あなたからの質問に回答する予定です。
DMでもリプでも構いませんので、
ご意見・ご感想をいただけると嬉しいです!
そしていよいよ残りのD、C、Aと進んでいきます。
継続的改善のために、もう少しお付き合いくださいね。

よりよい記事にしていくために、日々勉強を続けています。サポートしていただけると、勉強の選択肢が増え、よりお役に立てる内容をお届けできます。あなたのお気持ち、お待ちしています♡