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結婚式備忘録20220401

久々に更新する。

夢のような出会いがあって、一年が過ぎた頃から仕事と学業の両立が難しくなって、先月仕事を辞めた。
やめることを決めたときは、辞めて良いのか、なんてお世話になった方々に挨拶しようか悩んで苦しかったが、今の余裕を思うと、やっぱり辞めてよかったと思う。

先日結婚式を行った。大学の思い出のある場所で、家族だけで執り行った後は、お互いの旧友数人と、大学の研究室の先生方や後輩を呼んで小さな披露宴のようなお茶会を行った。

結婚式とかはやらなくていいよ、めんどくせえし。

と私は思っていたのだが、縁浪くんは違ったようで、「ちゃんとやりたい、綺麗な格好をしてほしい、写真を撮りたい」と要望がはっきりしていた。

縁浪くんがやりたいことなら全力で叶えてあげたいのが私だが、二人とも、式場でお金をかけてやることは趣味に合わなかった。
私はイベント企画の仕事もしていたし、どうやって準備するかは何となくわかっていたので、全部自分たちで準備することにした。

企画書を作り、裏方の全体タイムスケジュールを作り、インビテーションやプレゼントのパッケージをデザインし、プレゼントを一個ずつ詰め…ほとんど二人で手弁当で作った。縁浪くんは修了前、私は退職前の、アホほど忙しい中で、準備をしていった。

ドレスは、昔アメリカで買ったものをやっと活用できて、縁浪くんもシャツだけ良いものを新調して、蝶ネクタイは先生から譲ってもらった。全部自前で用意できたのは僥倖だった。

前日はお互い疲労困憊で喧嘩などもし、寝不足で臨んだ式とパーティーだったが、何とか片付けまで完了することができた。縁浪くんに至っては、終始写真撮影で求められる笑顔と、疲れと、緊張で、後半は記憶がなかったそうだ。予想外のことに耐性がない縁浪くんにしてみれば、大変に頑張ったと思う。

ゲストも写真を見ていると楽しそうで、会費制にしたことで参加しやすくなったのではないかと思ったりして、職業病みたいな感じだが、概ねイベントとしては成功と言えるのではないだろうか。

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こうして、私たちのやったことだけを振り返ると、到底、私たち二人の頭と体の準備では、これだけ上手くことが進まなかったとつくづく思う。

学内で開催できたのは、会場を貸し切ってくださり、飲食物の提供をスムーズに行ってくださったカフェのご協力があったからだ。注文リストに私の記載ミスがあったのだが、それも現場で対応してくださったことには本当に頭が下がる思いだ。

司会も直前に縁浪くんの同期に頼むことになったが、気づかないところまで原稿を作って企画提案までしてもらった。

設営や片付け、受付など、縁浪くんの弟妹たち、義両親の助けがなければ回らなかった。

バリキャリの姉はウェルカムボードのためのアート作品を休日削って描いてくれた。

先輩やお世話になっているお店が、プレゼント用の品々を短いスケジュールで用意していただいた。

これらのことがなければ、無事開催・終了することができなかったと思う。

二人でお世話になっている美容室に、当日のアドバイスやヘアセット、お花の手配をお願いして、そこから良いフォトグラファーも紹介していただいた。朝から晩まで、フォトグラファーの方にはつきっきりで撮影をしてもらい、疲労困憊の縁浪くんまで撮影されていた(笑)

普段なら、仕事ではイベントの裏方で、自分の容姿を気にしたり、写真に写ることはない私だが、自分がどんな風にみんなと接しているかが分かって、存外嬉しかった。記録を綺麗に撮ってもらえるのは嬉しいことなんだな。

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両家の家族全員が都合をつけてくれて、前日から一緒にそれぞれの家に分かれて時間を過ごすことができた。
前日、私の家族はひどく不機嫌だった。当日と、翌日は機嫌は戻っていたが、やっぱり嫁に出すということでみんな緊張していたんじゃないかと今なら思う。
(それでも態度が大概酷かったと思うが。)

あえて、手紙を読むということとか、感謝の気持ちを伝えるという事はしなかった。どうもうちの家族はそういうのは苦手で、家族4人でいなくなることが寂しいみたいだから。

うちの家族らしいといえば家族らしい。

縁浪くんの家族は、久々の家族旅行、家族そろっての外食ということで、みんなで楽しくお酒を飲んだそうだ。一人、未成年の妹がつまらなかったそうだ、可哀想なことをしたなと思う。
今度、家族みんなで楽しめるものを送りたいと思う。

デリカ

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