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2号館作品メモ 「ペンギンのゆうし」

はじめまして!
このたび福岡2号館においても作品メモという形でnoteを更新していくことになりました。1号館が更新するものとは少し毛色を変えて、メンバーのみなさんが制作した作品のポイントやエピソードなどをライターがまとめてわかりやすくご紹介します。

現在福岡2号館では未来図雑誌に納品する作品を制作しています。
今回ご紹介するのは、その未来図雑誌に掲載されている林道場門下生Fさんの「ペンギンのゆうし」です。
この作品は飛べないペンギンが不可能を可能にするために仲間と協力する姿を描いた作品です。


↑デジタルver
↑アナログver



大人になってから何度も観たアニメ映画に登場するペンギンの姿を参考にしながら、仲間というテーマに沿って助け合うペンギンの姿はとても生き生きとしていて躍動感を感じることができます。
ペンギンの配置には「絵の黄金律」を重視しています。絵の黄金律とは、人間が昔から刷り込まれている本能的に美しいと思える形のことを指し、絵の黄金律の線に沿うような形でペンギンを配置していることが作品のポイントです。
この作品はデジタルと手書きの両方で制作しました。最初はデジタルで仕上げたが、たった1日で完成してしまい、愛が足りないと思って手書きの制作も行うことを思いついたようで、手書きの作品には細かな部分に差異をつけて時間をかけて丁寧に制作した努力の証が作品に表れています。
そのひとつがシャチの描写で、デジタルで描いた絵には落ちてくるペンギンをシャチが狙う描写にしていたが、手書きで描いた絵には緊迫感をより強く表現したい思いから、シャチがペンギンを味見しているような描写にしたということです。

林道場門下生Fさんはとても精力的に活動しているので、次回の作品も上手なものが出来そうです。
次回の作品メモも是非ご覧くださいね。

作者 林道場門下生F
ライター 青色特別快速


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