PowerCMS X 佐藤聖

PowerCMS X の情報を発信しています!

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HTTPレスポンスヘッダのセキュリティを高める

ブラウザの開発者ツールでレスポンスヘッダーを確認しました。 思いっきりOSとPHPのバージョンが表示されていました。 消し込む手順をお伝えします。 まず mod_headers モジュールが有効か確認をします。 httpd -M | grep headers結果headers_module (shared) ← 表示されたらOK httpd.conf を開きます。 sudo vi /etc/httpd/conf/httpd.conf ファイルの末尾に以下の行を追

    • 画像に枠線を付けるプログラムをマックで作る

      note の不満は画像に枠線を付けられないことです。CSS なら border: 1px solid っていう感じです。 マックなら、Homebrew、Xcode、ImageMagick、AppleScript でドロップレットが作成できます。 画像ファイルをアプリにドロップしたら自動的に枠線が付くプログラムです。 作成手順Homebrew が未インストールの場合は参考サイトを見ながらインストールしてください。確認コマンドは以下です。 brew --version 既

      • PowerCMS X のバージョン 2 系と 3 系の違いは(ほぼ)プラグインだけ

        あまり知られていませんが、2 系と3 系の違いは(ほぼ)プラグインだけです。 ファイル比較2 系と3 系のアプリケーションパッケージをダウンロードして、ファイル差分を比較する diff コマンドを実行しました。 2系は「2.7610」、3系は「3.6100」が最新版ですので、その比較です。 diff -r 2.7610/ 3.6100/ 結果は以下です。 diff -r 2.7610/powercmsx/class.Prototype.php 3.6100/power

        • PowerCMS X でカンマ区切りのテキストを配列にする

          例えば以下のカンマ区切りテキストがあるとします。 下記のように変数へセットしてもテキストとして扱われます。 <mt:SetVarBlock name="license_type">Single,Multi,Unlimited</mt:SetVarBlock> このように1行増やすとうまくいきます。 <mt:SetVarBlock name="license_type">Single,Multi,Unlimited</mt:SetVarBlock><mt:var nam

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        • PowerCMS X 運用
          10本
        • PowerCMS X 構築
          20本
        • PowerCMS X 導入
          9本
        • 会員限定サイト(Membersプラグイン)
          4本
        • RESTful API
          2本

        記事

          PowerCMS X で PHP のメモリを増やす

          ウェブサイトのページが途中までしか表示されない、HTMLソースも途中までしか表示されない事象が稀に起こります。 これは動的サイトで起こる事象で原因はメモリ不足です。 サーバーの物理メモリもそうですが、PHPのメモリが足りないことも原因です。 説明PowerCMS X はアプリケーションディレクトリ直下に info.php ファイルが存在しますので、ブラウザからアクセスして現状の設定値を確認します。 設定項目は「memory_limit」です。 上記の例だと Local

          PowerCMS X で PHP のメモリを増やす

          PowerCMS X ver.3.61 で PHP8.3に対応 / 新機能の紹介

          少し前になりますが、PowerCMS X は 3.61 がリリースされました。 重要なポイントは以下ですね。 PHPのサポート期限です。 ver3.61の新機能についてリリースノートには新機能を紹介するページにリンクが貼られていないので、この場で紹介します。 プラグイン「TableOfContents」見出しを自動で作る機能ですね。紹介ページはこちらです。 目次はJavaScriptで作ることもできますが、PowerCMS X でもできますよ、という感じですね。ドキ

          PowerCMS X ver.3.61 で PHP8.3に対応 / 新機能の紹介

          Rocky Linux 9 の PHP8.0 を 8.2 にアップグレード

          PHPのバージョンアップは極力やりたくない。でも、8.0 はセキュリティサポートが終わっているので実施しました。 PHPのバージョンが 8.0 であることを確認します。 php -v EPELリポジトリの確認をします。 sudo dnf repolist このコマンドを実行すると、有効になっているリポジトリの一覧が表示されます。remiという名前が含まれていれば、Remiリポジトリがインストールされていることを確認できます。確認できなければインストールします。 R

          Rocky Linux 9 の PHP8.0 を 8.2 にアップグレード

          PowerCMS X の環境変数が設定できない

          PowerCMS X は環境変数という仕組みがあります。リファレンスもあります。 1例として「image_quality」は画像アップロード時の画質をデフォルトが60の所を100(最高画質)まで設定ができます。(※低画質の設定も可能) PowerCMS X の設定画面は画面右上にあるスパナアイコンからアクセスできますが、設定できる項目は少ないですよね。 そのため、環境変数で設定していく方針です。 AppProperties プラグインを有効化すると、PowerCMS

          PowerCMS X の環境変数が設定できない

          PowerCMS X で連続した改行や行頭・行末のスペースをキレイにする

          PowerCMS X に限らず、CMSから出力したHTMLは不要な改行が多いですよね。行の先頭に無意味なスペースが連続で入ることもあると思います。それらをキレイにする方法です。 以下のように先頭行と最終行にコードを入れるだけです。 <mt:for trim_space="3">ここにコードを記述</mt:for> mt:for は1回だけ処理を実行するタグになります。そこに trim_space="3" を記述します。以下は公式のドキュメントです。 1 を指定すると

          PowerCMS X で連続した改行や行頭・行末のスペースをキレイにする

          PowerCMS X で四則計算(足し算、引き算、掛け算、割り算)、四捨五入

          PowerCMS X で四則計算する場合は op モディファイアを利用するのが一般的です。 ただし、公式ドキュメントにサンプルコードがないので分かりにくいですよね。 以下のコードをコピペして動作を見てください。 足し算<mt:var name="num_a" value="1"><mt:var name="num_b" value="2"><mt:var name="num_a" op="+" value="$num_b"><mt:var name="num_a">結果3

          PowerCMS X で四則計算(足し算、引き算、掛け算、割り算)、四捨五入

          PowerCMS X OGP(og:image)の自動生成機能

          本記事に掲載されている wkhtmltopdf(wkhtmltoimage) は開発が終了しています。自己責任で行ってください。 下記のページに「ふりがな付き文字画像の OGP(og:image)の自動生成機能」の紹介があります。 これは「Text2OgImage」プラグインを使用します。 最近はマシュマロというサイトでOGP(og:image)をテキストから自動生成しているようで、PowerCMS X の機能を試してみました。 最終的に以下のマシュマロのようなOGP

          PowerCMS X OGP(og:image)の自動生成機能

          PowerCMS X のCSVインポートで連動している情報分類モデルへインポートした時の注意点

          PowerCMS X はCSVデータのインポートができます。 インポート対象のモデルが仮に記事モデルだとして、記事モデルのリレーションカラムに情報分類モデルを紐づけた時に、記事モデルと情報分類モデルの両方にインポートができてしまう便利な機能があります。 ただし注意点があります。 CSVは以下のように準備をすると思います。 左の列が記事タイトルで、右がリレーションカラムの情報分類です。 entry_title,entry_taxonomies"記事A","a,b" 上記の

          PowerCMS X のCSVインポートで連動している情報分類モデルへインポートした時の注意点

          PowerCMS X のカラム(フィールド)設計書をモデルのCSVエクスポートで作る

          サイト構築をしているとデータベース設計書、フィールド定義書を求められるケースは多いと思います。 モデルの設定画面にアクセスしますと画面の下部に「CSVエクスポート」ボタンがあります。このボタンはモデルの設計書を作成支援するための機能です。 CSVを開くとモデルのカラム情報が記載されています。内容は以下の項目です。 カラム ラベル タイプ NULL インデックス 初期値 その他 プライマリ 説明 ヒント 一覧表示 編集表示 追加したカラム 今まで

          PowerCMS X のカラム(フィールド)設計書をモデルのCSVエクスポートで作る

          PowerCMS X のフォームのビューを解析する

          フォームのビューはとても難解です。 ビューの先頭に以下のコードを入れると、現在の画面のヒントになると思います。 <mt:unless name="request.__mode" eq="submit"><mt:unless name="error"><mt:unless name="confirm_ok">入力画面</mt:unless></mt:unless></mt:unless><mt:if name="confirm_ok">確認画面</mt:if><mt:unle

          PowerCMS X のフォームのビューを解析する

          PowerCMS X が動作保証する PHP のバージョン

          PowerCMS X のインスール要件は以下のページに記載があります。 「PHPバージョン7.1以降」と記載がありますが、PHP 8.x が対応可能か書いていません。 製品サポートに問い合わせてもよいのですが、リリースノートから地道に探すことができます。 重要なので、だいたい1行目に記載があります。 2024年4月19日現在は PHP 8.2 までが動作保証となり、8.3 はまだ未対応のようです。8.2 はセキュリティサポートが 2025-12-08 まであるので、しば

          PowerCMS X が動作保証する PHP のバージョン

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          PowerCMS X の会員機能を利用して会員登録すると、個人情報がデータベースに保存されます。その情報は以下のMTタグで取得できます。 <mt:membercontext>id : <mt:memberid escape>nickname : <mt:membernickname escape>email : <mt:memberemail escape>photo : <mt:memberphotourl>language : <mt:memberlanguage es

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