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HSPと発達障害と…

敏感?繊細?人一倍敏感なひと?

半年前、NHKの「バリバラ」で、人一倍敏感・繊細な人(HSP)について取り上げられていた。それは必ずしも発達障害である、という訳ではないが発達障害に感覚などの過敏性がある特徴を持つタイプがあるため、発達障害と混用されてしまうことがある。
敏感なのは決して悪いイメージだけではなく、もはやプラスに活用できている人もいる。

私はその逆の特徴もある

私は、「広汎性発達障害 重度自閉スペクトラム アスペルガー症候群タイプ」の診断を受けており、敏感・繊細なだけではなく人一倍鈍感・大雑把である、というステレオタイプ二極化が激しいというタイプでもある。アスペルガー症候群タイプは主治医の先生によるとその「二極化」が典型的な特徴であるそうで、私は「得意と苦手」のみならず「敏感と鈍感」も二極化している。主治医の先生にHSPについての悩みをぶちあけたとき、「発達障害アスペルガー型は、HSPだけでなく鈍感で大雑把でもあるんです」という概要の説明をしてくださった。つまり「人一倍敏感」であり「人一倍鈍感」でもあるタイプの発達障害の特徴がある。人一倍鈍感な事を、私はHSPをもじってLSP(Low Sensitive Person)と呼んでいる。
その両極端な特徴が、今までの人生で色んな軋轢や葛藤を引き起こしたし、引き起こさせたと思う。自分が許せるのに他人が許せなかったり、その逆も多いという例が挙げられる。
私の場合の敏感と鈍感の二極化の図はこんな感じで、もともとは発達障害の特徴としてあらわした図なので得意と苦手の二極化の図も入っている。

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バリバラでは、HSPの憂鬱しか取り上げなかったが、鈍感なものの中でも敏感と同じような憂鬱はあり、耽美感や肉欲に関するものはジェンダーに関する問題とも繋がり得るものでよくぎくしゃくが起こりやすく存在を否定された(最近は、《存在がハラスメント》と言われたことがある)経験がありそれがトラウマになってしまっている。味覚に関するものでは濃い味しかわからなかったり、旨いと不味いのボーダーが低いなどで食事の場で共感性がないと言われたり(実際、激酸っぱ飲み物の罰ゲームが自分には効かなかった)する。これはそうでなくても健康面の問題もあり濃い味ばかり食べるのは不衛生ともされるようである。

これから後は、個人的な感覚をまとめています。

敏感・繊細(HSP)

敏感な人は、五感が鋭く少しの音や変化などにすぐ気付いたり、処理能力が早いという特徴があり、その利点を生かしてアーティストやエンジニアなどに活用している例がある。そして、多人数の生徒をまとめて教育して個々の対処が機敏であるという教師にも、それがあらわれている現象であると思い利点になっているといえる。
HSPの利点
1.処理能力が高い
2.感受性が高い
3.反応が早い
4.雰囲気を読みやすい
HSPの欠点
1.許せる範囲が狭い、ハラスメントと感じる範囲が広すぎる
2.気が散りやすい
3.ストレスがたまりやすい
4.臆病になってしまう

鈍感・大雑把(LSP)

鈍感な人は、敏感な人とは逆の特徴でいうと周りの干渉に惑わされず集中力が高かったり、「ざっくり言う」がすぐできたり、忖度をしないで正直なことをぶちあけることができる、冷静であるなどが挙げられる。HSPにはほとんどできないような表現があるアーティストの中にもいるし、これは鈍感であることを逆に自分の感受性に任せ誇張の表現を用いて独創的なものが作り出されるという利点が働いたものだと思う。この点だとわりと会議や地方議会、論壇番組でもどこかにその特徴を持つ人がいて、雄弁に場をすすめてくる人がいるのもこの特徴では、という感じがする。
LSPの利点
1.自己アピールが強い
2.集中力が高い
3.器が広く、許せる範囲も広い
4.慌ただしい時の対処が冷静
LSPの欠点
1.想像力がうまく働かない
2.雰囲気を読みにくい
3.素早い対応が難しい
4.共感性を失いやすい

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