35mmフィルムスキャナを自作してみた。

動機

2023年現在、フィルム写真を撮ろうとすると、フィルム1本1000円、フィルムを写真屋に出して現像してもらうと、現像代が1000円、ネガのデータ化が500円で3つ合わせて2500円にもなってしまう。
20〜30枚の写真を撮るのに2500円は高すぎる。
(データ化しない場合でも2000円以上かかる)
フィルムは期限切れの安物を使えばいい、現像は自分ですればいい。
データ化も自分でしよう。
データ化を店に頼まない場合、スキャナを買うか、レンズにつける専用のアダプタを買う必要がある。
(データ化せず、プリントするときは引き伸ばし機が必要)
できるだけ安く済ませるため、フィルムスキャナを自作しようと思う。

材料

・白いプラスチック板(厚さは3mm程度)
・厚紙
・両面テープ
・セロハンテープ
・黒い紙

作り方

プラスチック板を36mm✕24mm(フィルム1コマ分)以上の大きさにに切る。

今回は、プラスチック板をCDケースで代用した。
手を切らないよう気をつけて。

厚紙に36mm✕24mmの穴をあける。

三角定規を使うときれいな長方形にできます。

厚紙でフィルムが通る隙間をつくり、両面テープで固定する。

反対の面に、黒い紙を貼り付ける。
黒いビニールテープを貼っても良い。

コピー機の蓋を全開にして印刷することで、真っ黒な紙をつくった。

このままだと横から光が入るので、覆いをつける。
デジカメのレンズの鏡筒に合わせて厚紙で筒を作る。
(この筒は、黒くなくても良い)
そして、セロハンテープで固定する。

これで完成。

使い方

フィルムを厚紙とプラスチック板の間に入れる。
デジカメのレンズに被せ、手で持って、光に向ける。

こんなかんじに写ってる。

画面いっぱいになるよう調整し、マクロモードで撮る。

これくらいで撮る。

写真をパソコンに取り込み、余分な部分を切り取り、色反転、コントラストを強く、モノクロの場合は彩度を最低にする。

完成!

比べてみる

まず、写真屋でデータ化してもらった写真。
スキャナは、SP-2000

次に、自分でデータ化した写真。
カメラは、Fujifilm FinePix S2500HD

少し薄くなった。

カメラは、Panasonic Lumix DMC-FZ20

どうにかして濃ゆくできないものだろうか。

結果

小学生の工作レベルのモノだけど、自分的には満足できる結果になった。

参考

http://kamomestudio.com/kanamo-home-project/world-cheapest-35mm-film-scanner/

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