ネット興亡記
恒例の年末年始読書を物色しに書店に行って出会った新書版。
連載もそれを書籍化したことも、テレビ番組したこともうっすら知っていていたが敢えて触れてなかった。
大体知ってるし。というのは表向き。 本音は嫉妬ですかね。
100年に一度のビッグウェーブを見事に乗り切った面々。まさに同年代の方々の魑魅魍魎ですからね。一言で言うと、「俺もその真ん中に居たかった」ですね。
私は1996年入社組なのだが、小学校のときに父親から「PC-6001
」「PC-8801MKⅡSR」を買い与えられ、かなりギーク近いところまで行った。しかし、高校になった瞬間にスポーツ(ラグビー)に目覚め、キーボートは高校大学とノータッチ。就職活動のときにバイト先の先輩にIBMの方がいて、生意気にもその先輩に対して「パソコンって機種によって言語がちがっていて使い勝手が悪すぎるんですよね」と曰う始末。その先輩から「アホかおまえ、いまWINDOWSというOSがあるんだぞ」と。。 新卒で就職した会社で営業に配属され、毎日秋葉原に営業に行く業務につくと、中古パソコン屋さんで3.1をつんでいるThink Padを買って95をインストールし、超久しぶりにキーボードに向かった。場所的にも人間関係的にもごく近くで勃興していなこの畝りに全く向き合えていなかった自分。悔いても仕方ない。それが私の人生であり、あとは未来に向けて頑張り楽しむしかない。
96年入社組は氷河期で相当苦労したはずだ。私も例外ではなく、そして舐めていたこともありスタートを切るのが他の同期と比べてかなり遅かった。レガシーな有名企業に就職することが勝者であり、スタートアップという言葉さえなかった。ベンチャーや起業するなどという選択肢はあり得なかった。フジテレビ、電通、三井物産に皆憧れていたものだ。
そのような環境の中でインターネットというビッグウェーブに起業家として乗り込んだ彼らは本当に尊敬すべき存在。当時そんな意思決定をすること自体が偉大だ。
ホリエモンもよくおっしゃっているが、行動が全て。思っている、知っていると行動するはとんでもない巨大なGAPがある。失敗なんて想定内。とにかく脊髄反応でチャレンジしてみるという気概は本当に貴重だ。
ところで、若さはやはり武器だ。
この本の中で、起業に最適な年齢を20代半ばとし、その理由を以下のように説明している件がある。「25歳はスタミナ、貧乏、根無草、同僚、無知といった起業に必要なあらゆる利点を備えている」
なるほど。年々背負うものも増えてくるしね。たしかに。
私の学友で戦略コンサル出身のD氏が、若手20代と話ができる環境にあることは非常に大事であると言っていたことを思い出した。
2読むのが楽しみ。
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