【オフライン遊び】リアル人狼ゲーム

−−−−こんにちは、皆様。お集まりいただきありがとうございます。
私はこのコテージの管理人です。
早速ですが、皆様をここに集めさせていただいた理由についてお話しさせて頂きます−−−−

リアル人狼ゲームって何？

「リアル人狼ゲームってなんだろう？」そう思いませんでしたか？リアル人狼ゲームとは、現実の時間とゲームの進行が連動している体験型デス・ゲームです！昼の時間では仲間同士で仲良く議論したり、一緒にご飯を食べたり、誰かを処刑したり、こっそり作戦会議をしたり...そして夜は、自分の部屋で明日を迎えられるよう祈りながら眠る。そんな素敵な日々を素敵な仲間たちと共に過ごすことのできる魅力的なゲームなのです！

このゲームの魅力について

このゲームは他のゲームにはない素敵な特性があるのです！時に皆様、人狼ゲームをした経験はありますか？例えば自身が黒だと疑われた時、例えば誰かを陥れる時、その頭を絞り、口を必死に動かし、なんとかその場を乗り切ったという経験はありませんか？

このゲームは疑われている状態が長期的に続きます。自身の潔白を証明するため、もしくは周りの人間を欺くための時間は幸いにも余るほどあるでしょう。他の生存者との積極的な交渉や他愛のない日常会話など、明日を迎えたい生存者同士会話が弾むというものです。
このため、このご時世で人との交流が少なく悩んでいた方や、そもそも人間に苦手意識を持つ方でもこのゲームを遊べば様々な人と会話を行えるようになるのです！
行わざるを得ないとも言いますが。

ルールの説明

サスペンスやホラーが大好物の皆様にはここまでの紹介で眉唾物でしょうが、そう、こんなフィクションのようなを状況を作り出すには様々なルールが必要です。細かいものまで取り上げるとあまりにも量が多いので市民陣営の主要なルールを箇条書きで4つほどご紹介させていただきます。なお、基本的なルール・役職はリアル人狼ゲームと銘打ってある以上、本家と大差はないので割愛させていただきます。

・昼のターンは朝の7時から夜の10時まで

・一日に三回議論の時間があり、それ以外の昼の時間は基本的に自由時間

・夜のターンは自室から出てはならない

・票数が同数の場合は当事者以外から一人投票権を剥奪する生存者を決めて再投票する

・報酬の獲得条件は役職、陣営に関わらず生き残っていること

特筆すべきルールは以上になります。

そして、このゲームにはバックストーリーが存在し、謎を解き明かすのも皆様の目的のひとつです。このコテージで何が起きたか、皆様の聡明な頭脳を使い一体どうしてこのようなことに巻き込まれたのか、コテージに散らばる様々な疑問や違和感をヒントに解き明かすことを期待しております。

プロローグ

実は昨夜、ここのキッチンにこんな置き手紙があったのです。

「このコテージ脱出口は全て塞ぎました。このコテージいる人間は完全に外から隔離されています。出て行きたければ以下の指示に従ってください。

1・通信機器と金品、危険物をロビーにまとめて置いて、誰も近づくことのないようにしてください。

2・20時から7時までの時間は個室で過ごし、絶対に部屋の外へ出ないでください。

以上のことを厳守してください。もしルール違反者が出た場合その人間を殺します。」

この手紙を発見したときには誰かの悪戯だと考えていましたが、今朝コテージの扉を開けに行こうとした際、鍵がかかっており、確認したところコテージのマスターキーが何者かに盗まれておりました。皆様、一先ずはこの何者かからの指示に従うのが無難かと思われます。皆様の中に犯人が紛れているという可能性がある以上、下手は打てません。皆様、部屋から自分の荷物を持ってきてください。
私が代表して確認と回収をさせていただきます。

皆様、全員でここから脱出するためにも決してルールを破らぬよう、私から強くお願いさせていただきます。必ず皆様揃ってここから生還しましょう。

翌日、管理人が無残な姿で発見された。
死体には、刺突の痕が胸に二箇所、後頭部に打撲痕が一箇所あり、キッチンにあった包丁が一本なくなっていた。

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