HSPさんにオススメ!みたいなコーナーが欲しい(映画・本)
自分がHSS型HSPなのでは、と気付くきっかけとなったnote。
つい最近知ったばかりの言葉なので、今は他の方の体験に基づくアドバイスを楽しく読み漁っているところです。
「そんなの血液型診断と一緒で、多かれ少なかれ誰にでも当てはまることをそれらしくラベリングしただけでしょ?」と言われましたが、例えそうだとしても同じ考え方をして、同じ悩みを抱いている人がいる事実に、自分は救われました。
そして、そんな情報を開示しているクリエイターの皆様に、感謝と勝手な親近感を感じているところです。
さて、本題に入りたいと思います。
HSS型は置いといて、HSPタイプの方にお聞きしたいことがあります。
本や映画を選ぶときって苦労しませんか?
自分はフィクションが大好きです。
基本的に寝るとき以外は頭の中でずっと何かを考えているので、妄想や空想の類が幼いころから好き。
だから、それらを具現化してくれているような物語の世界が大好きだったんです。
子供の頃は親の教育もあって、学習漫画から小説、偉人伝に図鑑まで満遍なく様々なジャンルの本を与えられて読みました。
子供が読んでも問題のないものばかりで、今思うと随分守られていたんですね。たまにロシア文学とか混じってたけど。
学校の図書室も同様。課題図書として「戦争の悲惨さを伝える」系の本を読むこともありましたが、基本的には青少年の心の成長を阻害しない本で構成されています。
でも、それもせいぜい小学生まで。
ある程度大きくなっていざ自分で本を選んで買おうとなると。当然ながら失敗することもあります。そしてその失敗経験が心をえぐるものとなることも。
本屋さんのオススメ!や話題作!の文字に釣られて、経験値の低かった自分はエグい少女監禁殺人事件をモチーフにした本を選んでしまったことがあります。
本屋に行くことが怖くなりました。
中学生だった当時、一度読み始めたものを途中で止めることもできず(何となく作者に失礼な気がして最後まで読むべきと思い込んでいた)、吐きそうになりながらそれでも読み切って。
どうしようもないほど嫌な気分になって一カ月以上鬱々とした気持ちを引き摺りました。
タイトルからホラー(というか残虐事件)であることは分からず、当時の本屋さんのPOPにも「オススメ話題作!」とはありましたが「衝撃作」や「恐怖」と言った文字はひとつもありませんでした。
何より小説の冒頭部分は穏やかにスタートするので、最初の数ページを読んでみて「アメリカの田舎を舞台に、少年少女の交流とか恋愛を描いているのかな」と判断してしまった。『スタンド・バイ・ミー』的な。
とんでもなかった。
おっと。間違ってもHSPさんの興味を引くことがないように、この本についての話はここでおしまいにします。
何を言いたいのかというと、フィクションに過剰なくらい感情移入してしまうタイプの人間にとって、地雷を避けることはものすごく重要なのに、タイトルや導入部分だけでその作品を判断するのは難しいということ。
読後感が大切なことはもちろん、作中に自分にとっての地雷がないことが何より重要なのに、それは見てみるまではわからない。
今の時代は本でも映画でも、レビューが簡単に検索できますが、当時は本当に地雷が怖くて、自分の心を守るために絶対大丈夫なジャンル以外は冒険しなくなりました。
ちなみにこの地雷、名作であってもお構いなしに発動します。
例えば『ショーシャンクの空に』。
名作なのはわかっています。批判する気も全くありません。オススメにこの映画を挙げる人が多いことからも、心に残る普遍的な名作なのだろうと思います。
ただ、後味が爽やかなのはわかりますがそこに行き着くまでが自分には辛すぎた。
自分の心を守るために、優しい世界で生きていきたい。
我儘で甘ったれた考えですが、これとても大切。
なので、本屋さんには是非「HSPさんにオススメ!優しい世界」コーナーを作って欲しい。
ミステリーも"いやミス"はちゃんと明示してほしい。
あと本屋さん関係ないけど、ネット広告で過剰な虐め(に復讐する)漫画とか流さないでほしい。
そんなわけで。
次回、HSPさんでも安心なオススメ映画5選!
みたいな感じでHSP向けオススメの本や映画の話題が増えるといいなぁ。
長々とお付き合いいただきありがとうございました!
次、ちゃんとオススメ映画選んできます笑
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