見出し画像

健康に生きるには活動習慣が必要なわけ

こんにちは。理学療法士のsouです。
皆さんは日々身体を動かしていますか?

健康のために運動をしたいけど仕事が忙しかったり、運動が苦手だったり、
何をして良いかわからない人もいると思います。

今日は身体を動かすことの重要性についてまとめてみました。
すでに知っている人はこれを機に私と一緒に振り返りましょう。
ぜひ最後までご覧ください。

全て言い切るかたちで文章を書いていますが、私の考えです。
参考程度にしてください。




1.なぜ活動が必要なの?

結論から言うと、活動習慣が死亡リスクと関連しているためです。

まず、このグラフを見てください。
日本人の死因の割合を示した図です。

令和4年(2022) 人口動態統計月報年計(概数)の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai22/dl/gaikyouR4.pdf

日本人の死因上位4つのうち
①悪性新生物(腫瘍)
②心疾患
④脳血管疾患
の3つは生活習慣病と言われています。

かつては成人病と言われていましたが、近年では未成年にもなり得る可能性があるため生活習慣病と名前が変わったようです。


2.生活習慣病とは?

日本人の死因の約45%を占める生活習慣病とは

生活習慣病とは、「食習慣・運動習慣・休養・喫煙・飲酒等の生活習慣が、その発症や進行に関与する疾患」とされています。


生活習慣病とは、どういう病気ですか。
https://www.pref.chiba.lg.jp/kenshidou/faq/505.html#:~:text=生活習慣病とは、「食習慣・運動習慣,進行していきます%E3%80%82

と定義されています。

上記の3つ以外にも
・高血圧
・歯周病
・糖尿病
・脂質異常症

等さまざまなものがあります。


3.生活習慣病を予防するには

さて、これまで紹介してきた生活習慣病を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか。
それは単純に、生活習慣の見直し・改善です。

生活習慣とは皆さんもイメージできると思いますが、
・活動
・食事
・飲酒
・喫煙
・休養

などが挙げられます。
生活の中でこれらの項目を健康的にしていくことが生活習慣病の予防や改善につながります。

言うのは簡単なんですけどね、、、😅
これがまた難しいんですよね


4.どんな活動をするべきか

やっと今回の本題。生活習慣病を防ぐための健康的な活動の習慣についてです。

4-a.活動量について。メッツってなに?

まず、
生活活動量(身体作り等が目的でなく、日常生活の中での活動量)の目安が以下になります。

<18~64 歳の身体活動(生活活動・運動)の基準>
強度が 3 メッツ以上の身体活動を 23 メッツ・時/週 行う。具体的には、歩行又 はそれと同等以上の強度の身体活動を毎日 60 分行う。

運動基準・運動指針の改定に関する検討会 報告書

平成 25 年 3 月
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002xple-att/2r9852000002xpqt.pdf

メッツとは運動強度を示す指標で
1メッツは楽に座っている状態でのエネルギー消費量です。
その3倍のエネルギー消費量である3メッツの活動は犬の散歩や、立っての台所仕事や子どもの世話が該当します。

3メッツの活動を1時間行うことで
3(メッツ)×1(時間)=3メッツ・時  と言う計算ができます。
この活動を1週間続けると
3メッツ・時×7(日)=21メッツ・時/週   となります。

上記のガイドラインを参考にすると
21メッツ・時/週は求められる運動量よりも低いことがわかります。

つまり、

4-b.毎日1時間の立っての家事だけでは健康的な活動量には満たない

と言うことです。

そのため
①風呂掃除や荷物運び等 活動の強度を上げる 
②家事などの活動の時間を延長する
といった対応が必要になります。

それぞれの家事が何メッツなのかはネットに情報がたくさんあるので検索してみてください。 例「家事 メッツ」など

参考に画像を貼っておきます

生活活動のメッツ表
https://e-kennet.mhlw.go.jp/wp/wp-content/themes/targis_mhlw/pdf/mets.pdf

4-c.運動時間にも注意


ここで注意していただきたいのは基準にあるメッツ・時は

活動の強度(メッツ)×活動時間(時)で算出されるため1時間行った場合の値になります。

そのため、たとえば雪かき(6メッツ)を30分行った場合は
6(メッツ)×0.5(時間)で3メッツ・時と半分になるため注意が必要です。

1日4メッツ・時を目安に皆さんの日々の活動の見直しや、計画に活用してみてください!


最後に

長くなりすみません。活動習慣の重要性を少しでも理解いただけたら幸いです。
このメッツの考え方で、どのような活動をどのくらい行えばよいか、分かりやすくなったと思います。

ちなみに
ボディメイクやダイエットなど健康維持よりも目標が高い人は必然的に23メッツ・時よりも高い活動・運動が求められます。

本当の最後に

*個人的な考え
言い訳をして活動・運動をサボっても最終的に被害を被るのは自分です。
身体は食べたものと運動で作られます!
皆さん一緒に運動していきましょう!!

長くなってしまいましたがお付き合いありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?