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2023年〜「失」を超えた先に〜

今年の漢字一字は…

です!

2021年、2022年のはこちら。



2023年ももうすぐ終わろうとしている。

今年は本当にいろんなことがあった、
そう思う一方で、
何もなかったとも思えてしまう1年だった。

今年の一字「失」、
どう考えてもマイナスを表す漢字だが、
このnoteで今年を振り返ることで
来年へ踏み出す一歩としようと思う。

それでは2023年を振り返っていこう。


尚、
ここから先は覚悟を決めた方のみ読んでほしいと思う。

かなり本音をさらけ出しているし
「うそ?」と思うこともあると思うので。

ただ、
本気で自分の想いを知りたい方は読んでほしい。

4000字の超大作であることは先に言っておく。




2023シーズン始動

2022シーズン終盤にかけて
再現性のある面白いサッカーが
できるようになってきたチーム。

新しいメンバーも加わり、
これから始まる新シーズンに
自分自身も期待をしていた。

人生で初となる中盤のポジション、
インサイドハーフに起用されるようになったことで、自分の可能性への期待もあった。


天皇杯(和歌山県予選)

プレシーズンマッチを終え、
いよいよ天皇杯へ挑む。

クラブとしては初の挑戦。

目標は、
関西覇者のアルテリーヴォ和歌山を倒し、
本戦へ進むこと。

しかし、
なんと県予選2回戦(シードだったため初戦)で
同点、PKにより敗退が決まった。

あの試合での自分の力のなさに対する「失望」感は未だ鮮明に残っている。

監督・コーチの解任

天皇杯の結果を一つのきっかけとし、
様々な要素が絡み合って
監督とコーチが解任となった。

監督の熱意に惚れ込んで
クラブ加入を決断した自分にとって
これほど大きな出来事はなかった。

コーチの考え、やり方も自分に合っており
2人のことを心から信頼していた。

解任と聞かされた時は
「このクラブを出ていくかどうか」
というところまで考えていた。

何もやる気にならなかったのを覚えている。

リーグ開幕前での解任、
後任が決まっていない状態での解任、
クラブに対して深く思うことがあった自分の気持ちも分かっていただければと思う。

結局、自分の目標や背負っているものを考え、改めてこのクラブでやっていく決意を固めた。

とはいえ、
シーズン早々に大きなものを「失った」のである。


〈セットスター和歌山〉  全国大会と退団

全国フットサル選手権大会、
その関西大会で下剋上を果たしたセットスターは全国大会へ挑んだ。

相手はY.S.C.C横浜。
F1リーグ所属の完全なるプロ集団。
相手には日本代表もいた。

やはり相手は上手かった。
個人戦術もチーム戦術も洗練されており
これがプロの力かと思わされた。

しかし、
実はやってやれないことはなかった。
すべてにおいて負けていたわけではない。

自分個人としては、
フィジカル面と切り替えの強度では戦えたと思っているし、技術面で通用している仲間もいた。

結局1-4の完敗で終わったが、
1点ビハインドで自分が同点ゴールを決めた時の会場の地鳴りのような歓声は今も脳裏に焼き付いている。

自身初となる全国の舞台は
自分にとってもチームにとっても
大きな財産になったと思う。

しかし心に決めていた。

3月末をもってセットスター和歌山を退団することを。

全国大会が終わり
そのことを監督やコーチに伝えると
他の選手も含めて説得してくれた。

素直にうれしかった。

それでも、
自分の生活や体、
何が一番大事かを考えて
最後は自分のわがままを聞いてもらった。

セットスター和歌山からの退団。

自分で決めたことだったが、
それでも大好きなチームからの退団は
大きな「喪失」感であった。


初の県大会優勝と関西大会

全国社会人サッカー選手権大会、
昨年初戦であっけなく敗戦した大会。

まずは県大会優勝へ向けて
1回戦から順調に勝ちを積み上げて
いよいよ県大会の決勝の舞台へ。

しかし、
この時実は疑問に思ってしまっていた。

自分たち南紀オレンジサンライズFCが
和歌山県大会での優勝を遂げ、
県の代表となるにふさわしいチームかどうかを。

チーム状況はお世辞にもいいとは言えなかったし、選手一人ひとりのピッチ内外での意識、基準のレベルには「ん?」となることも多かった。
(それはずっとそうだが。)

モヤモヤした気持ちはあったが、
やはりピッチに立ち相手が立ちはだかれば
本気になるのが自分。

先制点も叩き込むことができ、
クラブとして初となる“県大会優勝”というタイトルを穫れた。

しかし、
関西大会はそう甘くはなく、
大阪の代表にこてんぱんにやられた。

当然といえば当然の結果だったのかもしれない。

関西で勝っていくほどのチーム力はないし、
そこを目指して本気で努力を続けている選手など数えるほどしかいないのだから。

すべては日頃の行いから。

つまりは、
持っている意識や向上心の面から変わらなければ上のステージを超えることはできない。

あまり気持ちの良い大会ではなかったが
それでも学ぶこと、感じることは多かったといえそうだ。


2部リーグ全勝優勝と1部昇格

先ほどの県大会といい、
このリーグ全勝優勝、来季の1部昇格も
明るいニュースだといえる。

それは確かだ。

しかし、
去年の3部リーグ、
そして特に今年の2部リーグは
ぶっちゃけて本当に楽しくなかった。

これを自分が言うのが適切ではないと
分かったうえで書いている。

楽しくなかったのはなぜか。

それは、
勝利や得点を本気で喜び合えていないからだ。

スコア的にも内容的にも
苦戦した試合はいくつもあったが、
それでもどこかで「勝てるやろう」という気持ちが個人としても、チームとしてもあった。

だからこそ、
勝って当たり前、点取って当たり前…

逆に言えば、
ミスが起きたら文句言ったり、やる気なくしたり…

そんなチームでは、
勝ったとしても点が入ったとしても、
ファインプレーが起きたとしても、
それを心から全員で喜び合うなんてできない。

だから楽しくないし、気持ち良くない。

これでは強くなれないし、
間違いなく良いチームとはいえない。

今年はこう思うことが本当に多かった。

そして比べてしまっていた。

セットスター和歌山となぜこうも違うのかと。

セットスター和歌山は
みんな仕事を第一としている集団。

南紀みたいにサッカー(フットサル)中心の生活をしているのは自分だけ。

それでも、
勝負への執念はかなり強い。

全員が同じゴールに目を向けて闘っている。

だから全員で喜び合える。

これが南紀には足りない。

これから上を目指すうえで必要不可欠なことだ。

全員が同じゴールを目指すということは。

やり方や考え方は違っていい。
ただ、見るべき確かな一点は全員同じでないといけない。

それが本当に良い組織、強い組織だ。

来季の県1部リーグ、
そしてその先の関西リーグ昇格戦、
勝ち進んでいくために一番重要なことである。

退団していく仲間たち

今年チームから離れる選手がかなり多かった。

理由は人それぞれ。

それを止めることはやはりできない。

その選手が自分の目標に向かって
新天地でがんばることは尊重したいものだ。

それでもやはり、
ずっと一緒に闘いたいと思う仲間の退団はかなり辛かった。

自分が自分の目標を達成するときに
そいつとは一緒にピッチに立っていたい、
一緒に喜びを共有したいと思っていた選手が
複数退団に至ってしまった。

これが自分にとっては大きな「失」だったといえるのかもしれない。

ただ、
去年退団した信頼できる選手とは
いまだに連絡を取り合うし、
お互いに刺激し合っている。

だから、
今年退団した信頼できる選手たちも
離れはしても切磋琢磨し合えるのだと思う。

超えていくしかない。

自分がもっともっと強くなって。




すべての「失」が
自分にとって大きな痛みであることには違いない。

失ったものとその喪失感、
自分や他者への失望。

当然マイナスのことである。

しかし、
だからこそこの「失」を超えた先には
新たなステージが待っているように思う。

いや、
そのステージを創り出すために超えていかなければならないのだ。

大丈夫、
今年起きた嫌なこと全部、
未来の自分の糧になっているから。

いつか2023年を思い出して笑ってやろう。

そうすれば、
やっぱり人生に「失敗」で終わる道なんてないんだと再確認できるから。

2024年、
自分の目標へより近付けるように、
あらゆるものを乗り越えていってやる。




2023年について、
すべてのことを振り返れたわけではないが
大きなことはここに記した通り。

今年の漢字一字「失」、
これは自分自身で納得できる結論。

上には書かなかったが、
祖母が亡くなってしまったこと、
心から応援してくれているサポーターの方が外的要因(人)により表向きで応援できなくなったこと(まだ解決する可能性はあるが)

そんなこともあった。

しかし、
マイナスなことばかりでは当然なかった。

むしろ、
人格はまた少し洗練されたと感じるし、
周りにいる人たちがいかに温かいかを感じることもできた。


大きな出来事でいうと、
◯セットスター和歌山への復帰
◯三敬福祉会での短時間正社員雇用
◯あなたと竹川を結ぶ会

などであろうか。



どれもが、
自分を必要としてくれていたり、
自分を支えようとしてくれていることの結晶のような出来事。

自分ほど生かされている人はいない。

自分ほど幸せ者もいない。

信頼できる周りの人たちのおかげでそう思える。

負の出来事が多く、
なかなかに厳しい1年ではあったが、
その中でも“光”を見続けることができた。

そうでなければ、
最後に前向きな言葉など残せない。

来年どんな年になるかなど分からないが、
自分は自分らしく必死で生きて、
高みを目指していくだけである。

さぁ、今年の「失」を超えていこう。



あ、そういえば、
「失恋」したのも今年のことであった。

あれはただただ笑える恋愛。

何年ぶりか分からない恋愛。

これを知っているのは本当にごくわずかの人。

最後にこんな内容で締めようと思う。

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