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国の統治者目線になっていないか?

季節のイベントが開催されたり、連休になったりすると、各地で様々なトラブルも起こります。
そして、一度ニュースなどで放送されると、「こんな時に行くのが悪い」、「こんなイベントは無駄だ」といった言葉で、非難する人たちが現れます。

さて、そうやって非難する人たちの言葉を見渡すと、社会の中で起きた問題を、『国を統治する側の視点』で語っているように思えます。

トラブルがなく平穏な状態がよい。
無駄なことにお金を使うべきではない。
他人に迷惑をかけてはならない。
などなど。

国民の一人であるはずなのに、国家の視点に立っているわけです。
そして、国を統治する目線で、周囲の人間の行動を判断しているのです。
そうした視点が悪いということではありません。むしろ必要なことでしょう。

とは言え、『会いたい人に、会いに行く』、『仲間と夜通し遊ぶ』といったことは、人間として持っていて当然の感情だとも思います。
国があるから私たちは暮らせていますが、国に全てを捧げ、国のために生きているわけではありません。
大切なのは、そのバランス感覚だと思います

社会の問題を考える時、自分が国家視点だけで考えていないか?、そうであるならば、国家視点を離れて人間の感情視点で考えてもみたいのです。
逆もまた然りです。
最悪なのは片方に振り切った極論です。
両者のバランスをとって、柔軟な思考をもっていきたいですね。


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