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高配当や魅力的な株主優待など……3月決算の日本株12銘柄

 3月は決算を行う企業が多く、配当金や株主優待等の権利が確定する銘柄が一番多い月です。
 今回はPayPay証券の取扱銘柄の中から、高配当銘柄や株主への利益還元率(配当性向)の高い銘柄、魅力的な株主優待を実施している銘柄を見ていきます。

 なお、3月末日が決算の銘柄は、権利確定日が3月31日(金)です。権利付最終日の3月29日(水)までに株を買い、同日の引けまで保有していれば権利を取得できます。 権利落ち日である3月30日(木)以降に売却しても権利は取得できます。

【2023年3月】いつまでに株を買えば権利が取得できる?

権利付最終日までに購入を!
権利付最終日:3月29日(水)

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株主優待を受けるには

INDEX

2023年3月8日時点

オリエンタルランド | 4661
株主優待:「東京ディズニーランド」または「東京ディズニーシー」で利用可能な1デーパスポート(1枚~)
年間配当予想:36円
株価:21,920円
予想配当利回り:0.16%
コマツ | 6301
年間配当予想:128円
株価:3,460円
予想配当利回り:3.69%
京セラ | 6971
年間配当予想:200円
株価:6,906円
予想配当利回り:2.89%
住友商事 | 8053
年間配当予想:115円
株価:2,475.5円
予想配当利回り:4.64%
三菱商事 | 8058
年間配当予想:180円
株価:5,066円
予想配当利回り:3.55%
オリックス | 8591
株主優待:オリックスグループ各種サービス割引(「株主カード」)及び「ふるさと優待(カタログギフト)」<2024年3月で株主優待は廃止>
年間配当予想:85.6円
株価:2,443円
予想配当利回り:3.50%
東日本旅客鉄道 | 9020
年間配当予想:100円
株価:7,213円
予想配当利回り:1.38%
日本郵船 | 9101
株主優待:「飛鳥クルーズ」に使える優待割引券(10%割引、3枚~)
年間配当予想:510円
株価:3,571円
予想配当利回り:14.28%
日本電信電話 | 9432
年間配当予想:120円
株価:4,016円
予想配当利回り:2.98%
KDDI | 9433
年間配当予想:135円
株価:4,111円
予想配当利回り:3.28%
ヤマダホールディングス | 9831
株主優待:「ヤマダ電機」のほかグループ店舗で使えるお買い物優待券(500円~)
年間配当予想:18円(前年度実績より)
株価:490円
予想配当利回り:3.67%(前年度実績で計算)
ニトリホールディングス | 9843
年間配当予想:147円
株価:15,605円
予想配当利回り:0.94%

注)予想配当利回りは直近配当から年間配当回数を基に年換算し、2023年3月8日の終値で割った数値です。

オリエンタルランド | 4661

 オリエンタルランドの株主優待は、「東京ディズニーランド」または「東京ディズニーシー」どちらかのパークで利用可能な1デーパスポート(1枚~)で人気があります。期末の配当予想は1株あたり18円で、前年度(2022年3月期)の期末配当から3円の増配となる見込みです。年間配当予想は36円です。

年間配当予想:36円
株価:21,920円
予想配当利回り:0.16%

コマツ | 6301

 建機大手のコマツの2023年3月期末の配当予想は1株あたり64円です。前期末の56円と比べて8円の増配になります。中間配当を64円実施しており、年間配当は128円になる予想で、前期の96円から32円の増配になります。コマツは配当金について、連結配当性向を40%以上とする方針を掲げています。

年間配当予想:128円
株価:3,460円
予想配当利回り:3.69%

京セラ | 6971

 電子部品大手京セラの2023年3月期期末の配当予想は1株あたり100円です。前期末の90円と比べて10円の増配になります。中間配当を100円実施しており、年間配当は200円になる予想で、前期の180円から20円の増配になります。京セラは原則、連結配当性向を50%程度の水準で維持する配当方針をとっています。

年間配当予想:200円
株価:6,906円
予想配当利回り:2.89%

住友商事 | 8053

 住友商事は2月、取得株式総数3300万株、取得総額500億円を上限とする自社株買いを4月28日まで実施することを発表しました。住友商事は高配当銘柄として人気もあり、今月6日には上場来高値を更新しています。2023年3月期の期末配当予想は1株あたり57.5円年間配当は115円になる予想で、この配当予想が実現すると年間配当は2年連続の増配となります。

年間配当予想:115円
株価:2,475.5円
予想配当利回り:4.64%

三菱商事 | 8058

 三菱商事は2月3日に2023年3月期の期末配当予想を従来の1株あたり78円から103円に引き上げました。これにより、前期末の79円と比べて24円の増配になります。中間配当を77円実施しており、年間配当は180円になる予想で、前期の150円から30円の増配になります。三菱商事は、配当に関して、原則減配せず、配当維持または増配を実施する累進配当を基本方針にしています。

年間配当予想:180円
株価:5,066円
予想配当利回り:3.55%

オリックス | 8591

 オリックスの株主優待は、オリックスグループの各種サービスが割引となる「株主カード」と取引先の取り扱い商品等が掲載された「ふるさと優待(カタログギフト)」で、株主優待を実施している企業の中でもトップクラスの人気を誇っています。
 この株主優待は2024年3月末の実施分を最後に廃止される予定ですが、オリックスは高配当株としても人気があり、2023年3月期の期末配当予想は1株あたり42.8円もしくは配当性向33%のいずれか高い方とされています。年間配当は85.6円になる予想です。

年間配当予想:85.6円
株価:2,443円
予想配当利回り:3.50%

東日本旅客鉄道 | 9020

 東日本旅客鉄道の株主優待は、運賃・料金の割引券(4割引き、1枚~)とJR東日本グループの施設等で利用できる株主サービス券などです。
 割引券は新幹線にも使用可能なため、関東・信越・東北エリアへの旅行を考えている方に魅力があります。2023年3月期の期末配当予想は株あたり50円で、年間配当は100円になる予定です。

年間配当予想:100円
株価:7,213円
予想配当利回り:1.38%

日本郵船 | 9101

 日本郵船の株主優待は、「飛鳥クルーズ」に使える優待割引券(10%割引、3枚~)です。クルーズ旅行は高額になりやすく、10%でも優待券があればかなりの節約ができます。
 2023年3月期の期末配当予想は1株あたり160円年間配当金は1株あたり510円になる見込みで、年間配当金は2018年度と比較すると約73倍になることになります。

年間配当予想:510円
株価:3,571円
予想配当利回り:14.28%

日本電信電話 | 9432

 日本電信電話は、高配当・連続増配株として人気があります。連続増配をしている企業は、業績の成長が持続している企業ともいえます。
 日本電信電話の2023年3月期の期末配当予想は1株あたり60円で、年間配当金は1株あたり120円になる見込みです。この配当予想が実現すると12年連続の増配となり、年間配当金は2003年度と比較すると10倍近く成長することになります。

年間配当予想:120円
株価:4,016円
予想配当利回り:2.98%

KDDI | 9433

 通信サービス大手のKDDIは2023年3月期の期末配当予想は70円です。前期末の65円と比べて5円の増配になります。中間配当を65円実施しており、年間配当は135円になる予想で、前期の125円から10円の増配になります。KDDIは持続的な増配を目指しており、2023年3月期は21期連続の増配になる予想です。

年間配当予想:135円
株価:4,111円
予想配当利回り:3.28%

ヤマダホールディングス | 9831

 ヤマダホールディングスの株主優待は、「ヤマダ電機」のほかグループ店舗で使えるお買い物優待券(500円~)です。47都道府県すべてで店舗を展開しているため、家電などの購入を予定している人には魅力があります。2023年3月期の期末配当予想は未発表ですが、前年度(2022年3月期)と前々年度(2021年3月期)の期末配当は1株あたり18円となっています。

年間配当予想:18円(前年度実績より)
株価:490円
予想配当利回り:3.67%(前年度実績で計算)

ニトリホールディングス | 9843

 ニトリホールディングスは2023年3月期の期末配当予想は74円です。前期末の70円と比べて4円の増配になります。中間配当を73円実施しており、年間配当は147円になる予想で、前期の140円から7円の増配になります。ニトリホールディングスは将来にわたり安定的な配当を実施することを経営の重要政策と考えており、2023年3月期は19期連続の増配になる予想です。

年間配当予想:147円
株価:15,605円
予想配当利回り:0.94%

記事作成日:2023年3月8日

 本資料のご利用にあたり、お客様にご確認いただきたい事項を、以下に記載いたしました。
ライター:佐藤 隆司(プロフィールはこちら

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