飲食店で言われた「あの派手マスクのテーブル」

2021年とある12月の夜。

「この料理どこのテーブル？」
「あの派手マスクのテーブル」

ん？何処のテーブルですか？
え、あれ、私のテーブルですか？？
私のテーブルにお料理が置かれていました。
派手マスクって誰ですか？
自分のマスクは、とっても可愛いお花柄。
あぁ〜〜私かぁ〜。私のようです。

まぁ、実際「あの派手マスクのテーブル」って私が聞こえた訳じゃないんですが、、、
友人がお手洗いに行って戻ってくる際に、たまたま聞こえたと教えてくれました。
「あの店員さんに派手マスクって言われてたで」と。

ウン。派手マスク。。。
………。
いや、いいじゃないですか、派手マスクでも、、、
マスクまで気を遣ってお洒落してるんです。
粋な女なんです。私は。
（寝坊してお化粧してないなんて事は口が裂けても言えないけど）

その時、初めて自分のマスクが派手なんだと気付きました。
上品な小さいお花が散りばめられているって派手なのか。。。
ほ〜〜〜ん。

こんなご時世。マスクをつけなければ反社会的ですし、有無も言わずにマスクをつけていまふ。……マッフ。
マスクつける事を楽しむために派手で何が悪い。
今日はベージュのセーターだからぁ〜♪
今日のマスクは〜〜、えっと〜どれにしようかな〜♪
と、毎朝考えて何が悪い。
いや、派手マスクが悪いと言われたわけじゃないんですけどね。

まぁ、冒頭でも言いましたが、
「あの派手マスクのテーブル」
と、店員さんに言われていましたよね。
そうです。覚えられていたんです。店員さんに。
マスクが派手だから。



最近、お気に入りの喫茶店を見つけました。
ジャズレコードが爆音で流れていて、雰囲気が良くて、、、
1人で居座るのに最高なお店。
なんとしてでも、常連になりたいと強く思ってしまったお店でした。お店の人に私の存在を覚えてもらいたいと思っちゃったし。

ねぇ、聞いてくださいよ。
そんなちょっとした夢が叶っちゃったんです。
あの ″派手マスク″ のお陰で。

その瞬間は、4回目に訪れた時のこと。
お会計の時に、お店の方に
「いつも可愛いマスクつけていますね」
と、言っていただきました。

いつも、、、

いつもだって。いつから私の事知ってたの。
もっと早く言ってよ。
「寒いから気をつけて」と最後は手を振ってくれました。

いやぁ、良いですね。派手マスクって。
悪いところがないや。
覚えてもらえるし、つけてるだけでテンション上がるし。

派手マスク。着けた方がいいですよ。強くお勧めします。