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「講演会は区切りみたいなものだから」から読み解く講演会の意義



はじめに


先日、ある会社の社長の方の講演会に参加しました。そのときお友達になった参加者の方がこんなことを言っていました。


「講演会は区切りみたいなものだから」


私はこの言葉を一瞬で理解することができなかったため、強く印象に残っています。考え込んでしまった結果、お友達にこの言葉の意味を質問するタイミングを逃してしまいました。。。


後から連絡して聞くこともできるのですが、せっかくなので自分の中で分かりやすい言葉に落としこんでみようと思います。


これまで考えていた講演会の役割


私が今まで考えていた講演会の役割というのは


  • 新たな知識を得ること

  • 講演会で話す有名な方ともしかしたら個人的にお話しできること


でした。特に1つ目の「新たな知識を得ること」が講演会に参加する人の主な目的であると考えていました。


講演会に参加していくうちに感じたこと


私自身も新たな知識を求めて、これまでいくつかの講演会に参加してきましたが、明日から行動に移してみようと思えるような知識を得られる講演会というのは、正直出会ったことがありません。


これは講演会の内容が全く役に立っていないということではありません。その方の人生で経験した細かい内容、例えば「事業をおこすならこの部分を狙ったほうが良い」「会社で経験したこの部分がとても役に立った」などはその方しか経験したことのないものであり、これからの人生で参考にさせていただくことがあるかと思います。


しかし、このような具体的な内容ではなく、様々な方に応用できるような抽象的なこと、例えば「とにかくやってみるのが良い」「自己分析をするべき」などはあらゆる方がおっしゃっています。


それほど大切なことと捉えることもできますが、このようなことはわざわざ講演会に参加せずとも、自己啓発本などを読んでいれば得られる情報です。



ではなぜ、講演会に参加するのか


ここで冒頭で出てきた言葉


「講演会は区切りみたいなものだから」


も踏まえて考えていきたいと思います。


この言葉を言っていた子は、講演会を区切りと捉えている、つまり、すべて均一に作られた仕切りのようなものとして捉えているのではないでしょうか。この子も私と同じく講演会それぞれの個性については特別に意識していないように感じます。


それでも講演会に参加しているということは、均一な仕切りに意味があるのだと考えます。その仕切りは、同じことを思い出させてくれる存在なのではないでしょうか。


「とにかくやってみるのが良い」「自己分析をするべき」というのは、一日や二日でできることではありません。日々続けていくことで成果が出るものです。そのためには、常に自分の中で意識しておく必要があります。


講演会で出会った子は、日々活発に活動しているようです。多くの講演会で言われている大切にすべきこと、それがその子自身も大切にしたいことであり、忙しない日々の中で忘れてしまわないように、講演会を通して自分で自分にリマインドをしているのではないでしょうか。


これが私の中の結論です。新たな講演会の目的を見出すことができたと同時に、私の中でリマインドできる仕組みを作れば、今の時点ではそこまで積極的に講演会に参加しなくてもよいのかなと思いました。


皆さんが講演会に参加する目的もコメントで教えてください!



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