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思い出のミュージシャン

昨日は読書傾向に影響を受けた本を紹介したので、あまり書いていない音楽についてたまには書こうと思います。

物心ついた頃に聞いていたものは主に『みんなのうた』でした。
このあたりは多くの人がそうだったと思うのですがいまは違うのだろうなとも思う点ですね。
『おかあさんといっしょ』と『ポンキッキ』世代なので、小学校低学年くらいまではだいたいその辺りが自分にとってのテレビ番組でした。
なので自然と音楽番組はみんなのうたになるわけで、それらの番組でいろいろな曲を聞きましたが、印象に残っているのは同じ世代では多いもので。

・まっくら森の歌(谷山浩子)
・メトロポリタンミュージアム(大貫妙子)

この2曲は外せませんし、もれなく「こわい曲」として忘れられません。

それ以外に聞いていたのは両親が聞いていたものを車内などで聞いていたことが主だったので、自分の世代では少しずれてオフコース、チューリップ、そして中島みゆきさんはかなり聞き込みました。

この音楽傾向がガラリと変わったのは中学からです。
クラスメイトから「良い曲だから聞いてみて」と勧められたバンドがこれでした。

NIRVANAの『Smells Like Teen Spirit』を聞いた瞬間「なんだこれは!?」と衝撃を受けました。
当時はカート・コバーンは存命で、現役のバンドとして知った世代ですがこれで広くロックと呼ばれるものを聞くようになり同じようなタイミングでB'zが目にとまるようになったりとして音楽傾向がそちらに流れていきました。

存命中だった、ということなので当然カートの訃報もほぼリアルタイムで知りました。
登校してきたCDを勧めてきたクラスメイトが暗い顔で「カートがしんだ」と言ったのはいまだに覚えています。
まあ、覚えているのはそれになにかを言おうとしたのか言ったのかは思い出せませんがそれに対して「あんたになにがわかるの」と言われたことが大きいのですが。

余談ですが「あなたにはわからない」ということを言う人は時折いますが、はっきり言ってしまえば「わかるはずがないでしょう」と返したくなります。
自分以外の人の気持ちや考えは完全にわかるものではない。
その代わりそれをできうる限り理解するように努めることができることの精一杯です。
そのことを薄っすらと初めて感じたのもこのときかもしれません。

話を戻して。

そこをきっかけに気になる音楽はジャンル問わず片っ端からレンタルや購入で買っていったためCDラックは割りとジャンル不明という状態でした。
映画などのサウンドトラックを買うようになるようになるとますますそれに拍車がかかったものでした。

洋楽はエアロスミスやボンジョビなどは通ってきましたし、当時MTVに入っていた影響で買ったアーティストも多いです。

あと、洋楽を知るきっかけのひとつに海外ドラマがありました。
CSIをきっけにThe Whoを知ったのが始まりで、それ以外に多くの曲を知ることになったのがこのドラマでした。

『コールドケース』

タイトルの通り、過去の事件を再び捜査してその真相を見つけることがテーマのドラマで、その事件が起こった年代のヒットソングを作中曲として使用する、というコンセプトだったので年代も様々な曲を知ることができました。

このドラマを見なければジョニー・キャッシュなどはまず聞くことはなかったと思います。そういう出会いを与えてくれたドラマでもあります。

ただ、このドラマは軽々に「見てみてください」とは言い難いです。
CSIシリーズもやりきれないという言葉で足りないエピソードがありますが、コールドケースは自分の中では『トラウマ製造機』です。
良質なドラマであることは確かです。しかし、良質だからこそそこに剥き出しになる事柄は話によっては一度見ただけで耐えきれないようなものが数多くあります。
爽やかに終わる、ということはほぼないです。
それでもこのドラマが『良質のドラマ』だということは保証します。

あとは小劇場の舞台を見に行くとオリジナル曲を作成するところはあまりなく、既存の曲を使用することが多かったのでそのときに「この曲良いな」とあとで探すなどの出会い方もありました。

そんななのでいまは持っていたものはすべてデータ化したのでiTunesに収まっている音楽は文字通りカオス状態です。
そうなったのも「いろいろなものがある」ということに気付いたことと、気になったら迷わず手を出すという性格だったからだとは思っています。

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