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東京は雨。手には、雨にも風にも負けず、常に身近にあり、美しい写真が撮れるiPhone。インスタントに写欲を処理できるありがたい存在。


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東京は午後から雨が降る。そう伝えられていた。だから、α7IIは持っていかない。

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僕のα7IIはめっぽう雨に弱い。防滴防塵など、無粋なことは施していない、お上品な存在。

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雪の中で使うと、海辺で使うと、そして、雨の中で使うと、海外から賞賛されている日本の公共交通機関ほどの正確さで、壊れる。

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そんな、神話 (現実)がSONYのαにはある。

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臆病は僕は、久しぶりの東京で写真を撮りたくて仕方がないのに、持ってこなかった。

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ときにはあきらめが生きるためには必要と、気分を変えて歩いた。思いのほか空が明るい。降っていない。

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こんなことなら持ってくればよかった。それは、後の祭り。

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冴え渡った東京の風景に目を奪われて、気持ちが鳴る。iPhoneを握り、見上げて空を撮る、鋭く立ち尽くすビルと撮る。

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雨にも風にも負けず、こうして常に身近にいて、美しい写真を撮ることができるiPhoneは、インスタントに写欲を処理できるありがたい存在。あらためて思う。

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