見出し画像

凡庸雑記「天才」

前にも書いたのだけど、創作品の良し悪しはなかなか難しい問題だ。

みんなが好きだと言っていたとしても、どうにも受け入れられない人もいる。

いつも楽しんでいる「葬送のフリーレン」にしても、評価する人は数多くいるが、(僕の範囲では褒める声が多い)その作品を漫画に比べて、物語のいい部分が削られていて、観る必要はあまりないと語っている人がいる。

漫画の方は読んでいないので、彼の意見にどうのこうのは言えないけれど、十分おもろいのにと、少し残念に思う。

そう言えば、個人的には大絶賛だった「チェンソーマン」も、おなじことをいわれていたなあ。漫画のテンポや内容がアニメでは違った喪になっていて、いけない。と、これはかなり聞いた。(読んだ)

完全に100%。誰にもかれにも褒められて撫でられてなんてことは、絶望的願望に違いない。

何かを、人生の何かを賭けて、多少の自信や自尊を添えて、日々、創作物を作り上げている人は、褒め言葉とけなし声を交互に聞きながら、生きてゆかねばならぬとは、頭が下がる。

世界一器の小さい、天才として、自他とも認めている(自分はだけど、他はないか)我が身としては、人目に触れたい思いがあれど、世界の片隅で、一欠片の人々に愛されながら、好きなことを好きなように、こそこそ創っていければ、それこそ万々歳だと、思うのだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?